【現代思想とジャーナリスト精神】

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【しんぶん赤旗】2023年8月20日(日)

2023-08-20 09:37:53 | 転載・政治社会と思想報道
汚染水放出強行するな
日本共産党福島県議団 知事に申し入れ


(写真)県の伊藤課長(右端)に申し入れ書を手渡す(左へ)神山悦子、宮本しづえ、宮川えみ子、吉田英策、大橋沙織の5県議=18日、福島県庁

 東京電力福島第1原発から出る汚染水(ALPS処理水)を国と東電が今月下旬から来月初めにも海洋放出する意向と報じられる中、日本共産党福島県議団は18日、県として放出強行を許さない取り組みをするよう、内堀雅雄知事に申し入れました。

 申し入れたのは、神山悦子、宮川えみ子、宮本しづえ、吉田英策、大橋沙織の5県議。県から伊藤繁・原子力安全対策課長が応対しました。

 内容は、▽福島県漁連との「関係者の理解なしには、いかなる処分も行わない」との約束(2015年)を国と東電が守り、▽漁業者はじめ県民の理解が得られていない処理水の海洋放出を国が強行しないよう求める―ことです。

 さらに、▽東電として処理に関する実施計画を策定し、専門家も参加する県廃炉安全監視協議会や技術委員会に説明して意見を聴く機会を設け、▽国と東電に(前記の協議会や委員会など)各協議機関での議論を尊重し、強引な処理を行わないよう求める―ことを強調しています。

 伊藤課長は、知事に伝えると発言。神山県議らの再度の問いに、「(実施計画は)作成準備中だと聞く。(放出前に)専門委員や市町村の意見を確認できるような流れを持ちたい」と話しました。


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