【現代思想とジャーナリスト精神】

価値判断の基軸は自らが判断し思考し実践することの主体であるか否かであると考えております。

【孫崎享のつぶやき】2023-08-10 06:45

2023-08-10 12:03:29 | 転載・政治社会と思想報道
多くの人は日本は研究で世界のトップにいると思っている。だが違う。科学論文上位10%の順位。中国、米国、英、独、伊、印、豪、加、仏、韓、スペイン、イラン、日。 日本の上に他のG7+中国、インド、韓国、西、イラン。しかも日本は本年順位落とす


A:日本の注目論文、イランに抜かれ過去最低の13位に転落…1位中国の7%どまり(読売)


文部科学省の科学技術・学術政策研究所は8日、各国の2019~21年の平均論文発表数などを分析した「科学技術指標2023」を公表した。注目度が高い科学論文の数で、日本はイランに抜かれて前回調査時の12位から過去最低の13位に転落した。研究開発費が十分でないことや、博士号取得者数の伸びが低迷していることが背景にある。
 同研究所が、他の論文に引用された回数が各分野で上位10%に入る論文の数(トップ10%論文数)などを調べた。1位は中国で5万4405本。日本は3767本で中国の約7%にとどまり、順位は12位のイランに続く13位。日本は20年前は4位だったが、それ以降は順位が下がり続けている。
 また引用数が極めて多い「トップ1%論文数」でも、日本は前回の10位から12位に落ちた。
 同研究所は、日本の低迷の主な要因として研究開発費を挙げる。最新のデータで、年間の研究開発費は米国が82・5兆円、中国が48・5兆円に上るのに対し、日本は18・1兆円で、米中に遠く及ばない。
 研究者数も伸び悩んでいる。年間の博士号取得者は米国が9・4万人、中国は7・1万人で増加傾向の一方で、日本は1・6万人と、10年代半ばから横ばいで推移している。

B 科学論文の数上位10%の論文数連キング(産経報道)順位23年度版 ( )内は22年度版  国名       論文数 

1       (1)        中国       5万4405
2       (2)        米国       3万6208
3       (3)        英          8878
4       (4)        ドイツ        7234
5       (5)        イタリア       6723
6       (7)        インド        6031
7       (6)        オーストラリア    5186
8       (8)        カナダ        4632
9       (9)        フランス       4210
10     (11)        韓国         4100
11     (10)        スペイン       3987
12     (13)        イラン        3770
13     (12)        日本         3767


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