【孫崎享のつぶやき】
目次紹介:平和を創る道の探求:-ウクライナ危機の糾弾制裁を超えて、第一章露のウクライナ攻撃は新冷戦の序曲か、第二章 新世界秩序の形成、第三章 台湾問題は米中軍事衝突をもたらすか、第四章 軍事的手段では日本は時事国の安全は確保できない
2022-05-28 06:444
はじめに
第一章 ロシアのウクライナ攻撃は新たな冷戦の序曲か
1:ロシア軍がウクライナ侵攻を行うに至るまでの背景
2:戦争の経緯
3:追い込まれたロシア軍とプーチン政権
4:今後の見通し
5:西側諸国の支援態勢―「糾弾」と「制裁」を超えて
第二章 新しい世界秩序の形成
1:ウクライナ問題は、米国対ロシアが対決する{新冷戦}になるのか
2:世界の経済バランス
3:「冷戦」→「米国一極支配」→「新秩序」の流れ
第三章 台湾問題は米中軍事衝突をもたらすか
1:台湾周辺で米中が戦ったらどちらが勝つのか
2:台湾問題の複雑さはどこに存在するか
-「台湾は中国の一部」という国際約束と、台湾国民の独立志向の調整
第四章 軍事的手段では日本は時事国の安全は確保できない
1:ウクライナと日本では安全保障環境が全く異なります
-対戦車ミサイルや対ヘリコプターミサイルでは防衛できません
2:ミサイル防衛は極めて限られた場合にのみ機能します
-それは敵国が自国のミサイル発射装置に攻撃をかけてくる時です
3:「敵基地攻撃論」の馬鹿馬鹿しさ
4:尖閣諸島周辺で日中が武力紛争を起こした時、米軍は出てきません
5:「核の傘」はありません
第五章 平和の道の探求:「戦争放棄」の国から「戦争参加」の国へ
1:平和憲法の成立と幣原喜重郎の役割―全てマッカーサーが決めたことなのか
2:ダレスの考え:「われわれ(米国)が望むだけの軍隊を、望む場所に、望む期
間だけ駐留させる権利を確保する」ことを目指した日米安保条約が結ばれます
3:多くの人は知りませんが、日本は朝鮮戦争に公的に参加しています
―朝鮮戦争を契機に日本は「戦争しない国」から「戦争に参加する国」になっ
たのです
4:「お金の貢献では駄目だ。人(自衛隊)も出せ」という認識が、湾岸戦争時、
米国の圧力の下、虚偽の報道を交えて展開され、この認識が今日まで続きます
5:日本国民はほとんど気づきませんでしたが、2005年、自衛隊を米国戦略
のために海外展開することが日米間で合意されます
6:憲法改正を求める動き
第六章 平和を創る道
1:「日本の安全は軍事力では確保できない」ことの認識が「平和を創る道」の模
索の出発点です
2:和平の道―対面するだけではありません。自分の意見を100%通そうとす
るのではなく、どこまで互いに譲り合い、折り合いをつけるかです。何故10
0%実現ではダメなのでしょう
3:譲歩の最大のメリットは「譲歩」で譲ったものと、譲歩しない時に新たな展
開で失うものと比較した場合、後者が比較にならない位大きいのです
第七章 北朝鮮の脅威に如何に対応するか
1:北朝鮮は何故核開発を行うのか
2:北朝鮮の核兵器の脅威にどの様に対応したらいいでしょうか
3:キシンジャーが提言する「無条件降伏を求めないことを明らかにし、どんな
紛争も国家の生存の問題を含まない枠を作ることが米国外交の仕事である」が
追求されたでしょうか
4:「イラン、イラク、北朝鮮を敵と位置付ける」、これが冷戦後の米国戦略のか
なめになり、今日まで継続しています
5:日本はどうしたらいいでしょう。「国家の生存の問題を含まない枠」(キッシ
ンジャー)を作ればいいのです
第八章 尖閣諸島問題
1:尖閣諸島の帰属は、日本、中国、台湾のいずれにも属していない状況です
2:領有権問題が未決着で、管轄を日本としてそれを維持することは、日本に有
利のはずです
3:日中漁業協定の意味
第九章 平和への道への助言
1:第二次大戦後のフランス・ドイツの知恵
2:ASEAN(東南アジア諸国連合)の知恵
3: ―域内の多様にもかかわらず協力体制構築
4:私の提言:尖閣諸島、その周辺海域を国際自然保護区にしたらどうですか
目次紹介:平和を創る道の探求:-ウクライナ危機の糾弾制裁を超えて、第一章露のウクライナ攻撃は新冷戦の序曲か、第二章 新世界秩序の形成、第三章 台湾問題は米中軍事衝突をもたらすか、第四章 軍事的手段では日本は時事国の安全は確保できない
2022-05-28 06:444
はじめに
第一章 ロシアのウクライナ攻撃は新たな冷戦の序曲か
1:ロシア軍がウクライナ侵攻を行うに至るまでの背景
2:戦争の経緯
3:追い込まれたロシア軍とプーチン政権
4:今後の見通し
5:西側諸国の支援態勢―「糾弾」と「制裁」を超えて
第二章 新しい世界秩序の形成
1:ウクライナ問題は、米国対ロシアが対決する{新冷戦}になるのか
2:世界の経済バランス
3:「冷戦」→「米国一極支配」→「新秩序」の流れ
第三章 台湾問題は米中軍事衝突をもたらすか
1:台湾周辺で米中が戦ったらどちらが勝つのか
2:台湾問題の複雑さはどこに存在するか
-「台湾は中国の一部」という国際約束と、台湾国民の独立志向の調整
第四章 軍事的手段では日本は時事国の安全は確保できない
1:ウクライナと日本では安全保障環境が全く異なります
-対戦車ミサイルや対ヘリコプターミサイルでは防衛できません
2:ミサイル防衛は極めて限られた場合にのみ機能します
-それは敵国が自国のミサイル発射装置に攻撃をかけてくる時です
3:「敵基地攻撃論」の馬鹿馬鹿しさ
4:尖閣諸島周辺で日中が武力紛争を起こした時、米軍は出てきません
5:「核の傘」はありません
第五章 平和の道の探求:「戦争放棄」の国から「戦争参加」の国へ
1:平和憲法の成立と幣原喜重郎の役割―全てマッカーサーが決めたことなのか
2:ダレスの考え:「われわれ(米国)が望むだけの軍隊を、望む場所に、望む期
間だけ駐留させる権利を確保する」ことを目指した日米安保条約が結ばれます
3:多くの人は知りませんが、日本は朝鮮戦争に公的に参加しています
―朝鮮戦争を契機に日本は「戦争しない国」から「戦争に参加する国」になっ
たのです
4:「お金の貢献では駄目だ。人(自衛隊)も出せ」という認識が、湾岸戦争時、
米国の圧力の下、虚偽の報道を交えて展開され、この認識が今日まで続きます
5:日本国民はほとんど気づきませんでしたが、2005年、自衛隊を米国戦略
のために海外展開することが日米間で合意されます
6:憲法改正を求める動き
第六章 平和を創る道
1:「日本の安全は軍事力では確保できない」ことの認識が「平和を創る道」の模
索の出発点です
2:和平の道―対面するだけではありません。自分の意見を100%通そうとす
るのではなく、どこまで互いに譲り合い、折り合いをつけるかです。何故10
0%実現ではダメなのでしょう
3:譲歩の最大のメリットは「譲歩」で譲ったものと、譲歩しない時に新たな展
開で失うものと比較した場合、後者が比較にならない位大きいのです
第七章 北朝鮮の脅威に如何に対応するか
1:北朝鮮は何故核開発を行うのか
2:北朝鮮の核兵器の脅威にどの様に対応したらいいでしょうか
3:キシンジャーが提言する「無条件降伏を求めないことを明らかにし、どんな
紛争も国家の生存の問題を含まない枠を作ることが米国外交の仕事である」が
追求されたでしょうか
4:「イラン、イラク、北朝鮮を敵と位置付ける」、これが冷戦後の米国戦略のか
なめになり、今日まで継続しています
5:日本はどうしたらいいでしょう。「国家の生存の問題を含まない枠」(キッシ
ンジャー)を作ればいいのです
第八章 尖閣諸島問題
1:尖閣諸島の帰属は、日本、中国、台湾のいずれにも属していない状況です
2:領有権問題が未決着で、管轄を日本としてそれを維持することは、日本に有
利のはずです
3:日中漁業協定の意味
第九章 平和への道への助言
1:第二次大戦後のフランス・ドイツの知恵
2:ASEAN(東南アジア諸国連合)の知恵
3: ―域内の多様にもかかわらず協力体制構築
4:私の提言:尖閣諸島、その周辺海域を国際自然保護区にしたらどうですか