ふと立ち寄った酒屋で懐かしいワインを見つけた!
ちょっと興奮して即GET成功しました。
その昔、レディが飲むのは白ワイン、シャドネーを頼めば間違いないと言われていた頃、トレンディに弱い私はシャドネーを飲んで気分が悪くなったものだ。
白ワイン=悪酔いするワインと敬遠していたけれど、そろそろ練習したらどうだ?と勧められたのがミュスカデという爽やかな辛口白ワインです。
フランス語でミュスカはマスカットという意味で、私が長くミュスカデはマスカットから作られたワインだと思っていました。そしてドイツワインだと思っていました。
なぜにそんな風に思っていたのかわかりませんが、まだワイン情報が今ほど行き届いていないうえに、ワインを飲んで酔っ払ったて記憶が曖昧なのでしょう。きっと酔っ払ったからせっかくの情報を適当に聞き流してしまったというのがオチかしら・・・(苦笑)
値段が安いのが嬉しいワインです。探していたのに最近はちっとも見なくて諦めてはや数年。ブームが一段落したからまた入手できるようになったのかもしれません。とにかく、若造+初心者練習用として白ワイン美味しいなと思える白ワインです。
さて、このミュスカデはフランス・ロワール地方のワインです。
ラベルを見るとわかるように、『ミュスカデ セーブル エメーヌ』という凡用品(一番安いランク)の2014年ものです。
確か、2012年ほどではないけど2014年もヨーロッパは雨が多かったはず。2014年は夏には降水量も控えめで熟成には充分の日光を浴びたのでしょうか、葡萄が成熟したという味がいたしました。
ミュスカデについて調べるうちに、私がなぜミュスカデが好きなのか少しわかりました。ミュスカデを作るナンテ地方は、以前はボルドーと同じカベルネ種の赤もしくはブランデー用のフォールフランシュを栽培していたのです。それが1709年の冷害で大打撃を受け、耐寒性に強いミュスカデを栽培するようになったのです。
ボルドーと同じ土壌なんだ!
そしてミュスカデは『ムロン ド ブルフゴーニュ』=ブルゴーニュのメロンという二つ名をつけられていますが、ミュスカデはブルゴーニュ産の葡萄の木なのです。
あともう1つはボトル上部に記載されているように『SUR LIE』(シュールリー)という製法で作っています。これはミュスカデが発酵した時にできる酵母の澱(おり)を取りはぶかずにそのまま熟成させるという製法です。そうすることによってミュスカデに独特の風味を纏わせることになります。
酵母は旨味でもあるから、自然に旨味が増すような製造方法になっているのですね。そういうお勉強をしながら、おつまみは鶏ハムをメインとしたカフェ風ワンプレートを用意しました。
ポテトサラダ、ゆで卵、鶏ハム、玄米ご飯 というラインナップです。
もちろんこのミュスカデにはシーフードがよく合いますが、シーフードはあまり食べないので急遽鶏胸肉で作ってしまいました。
暖かい部屋で5℃に冷やした辛口白ワイン!
実によい組み合わせで酔っ払ってしまいました。なぜ白ワインって酔いがまわるのでしょうか?
あ、たぶんですが、冷やして口当たりが良いので、最初からガンガンイってしまうからですかね?飲み過ぎに注意です。
酒屋の主人はこのミュスカデは世間にたんと出回ってますよと言っていたので、また買いに行かなくてはなりませんね。このミュスカデの価格を教えたくないなぁ。あまりの安さに多くの人が買うことになったら、また入手困難になる。
それはいやなので、小さな字で書いておくことにしましょう(笑)
今宵はミュスカデ入手に興奮して勢いよく更新しますが、お風呂に入った後にもう1杯飲むことにしましょう。乾杯!
MUSCADET SEVRE ET MAINE(ミュスカデ セーブル エメーヌ)
産地:フランス
地方:ロワール
ワイナリー:Domaine Loneau
生産年:2014
種類:赤ワイン
葡萄の種類:ミュスカデ
熟成期間:
樽:
市販参考価格: ¥1500
世間の評価: