■駅前魔女食堂■

料理を作っては写真を撮る毎日です。「美味しいは正義!」を合言葉に食べ歩きもしています。

ミュスカデ(白ワイン)を見つけた!

2019-01-23 | Wine/Cocktail

 

ふと立ち寄った酒屋で懐かしいワインを見つけた!

ちょっと興奮して即GET成功しました。

その昔、レディが飲むのは白ワイン、シャドネーを頼めば間違いないと言われていた頃、トレンディに弱い私はシャドネーを飲んで気分が悪くなったものだ。

白ワイン=悪酔いするワインと敬遠していたけれど、そろそろ練習したらどうだ?と勧められたのがミュスカデという爽やかな辛口白ワインです。

フランス語でミュスカはマスカットという意味で、私が長くミュスカデはマスカットから作られたワインだと思っていました。そしてドイツワインだと思っていました。

なぜにそんな風に思っていたのかわかりませんが、まだワイン情報が今ほど行き届いていないうえに、ワインを飲んで酔っ払ったて記憶が曖昧なのでしょう。きっと酔っ払ったからせっかくの情報を適当に聞き流してしまったというのがオチかしら・・・(苦笑)

値段が安いのが嬉しいワインです。探していたのに最近はちっとも見なくて諦めてはや数年。ブームが一段落したからまた入手できるようになったのかもしれません。とにかく、若造+初心者練習用として白ワイン美味しいなと思える白ワインです。

 

さて、このミュスカデはフランス・ロワール地方のワインです。

ラベルを見るとわかるように、『ミュスカデ セーブル エメーヌ』という凡用品(一番安いランク)の2014年ものです。

確か、2012年ほどではないけど2014年もヨーロッパは雨が多かったはず。2014年は夏には降水量も控えめで熟成には充分の日光を浴びたのでしょうか、葡萄が成熟したという味がいたしました。

ミュスカデについて調べるうちに、私がなぜミュスカデが好きなのか少しわかりました。ミュスカデを作るナンテ地方は、以前はボルドーと同じカベルネ種の赤もしくはブランデー用のフォールフランシュを栽培していたのです。それが1709年の冷害で大打撃を受け、耐寒性に強いミュスカデを栽培するようになったのです。

ボルドーと同じ土壌なんだ!

そしてミュスカデは『ムロン ド ブルフゴーニュ』=ブルゴーニュのメロンという二つ名をつけられていますが、ミュスカデはブルゴーニュ産の葡萄の木なのです。

あともう1つはボトル上部に記載されているように『SUR LIE』(シュールリー)という製法で作っています。これはミュスカデが発酵した時にできる酵母の澱(おり)を取りはぶかずにそのまま熟成させるという製法です。そうすることによってミュスカデに独特の風味を纏わせることになります。

 

酵母は旨味でもあるから、自然に旨味が増すような製造方法になっているのですね。そういうお勉強をしながら、おつまみは鶏ハムをメインとしたカフェ風ワンプレートを用意しました。

ポテトサラダ、ゆで卵、鶏ハム、玄米ご飯 というラインナップです。

 

もちろんこのミュスカデにはシーフードがよく合いますが、シーフードはあまり食べないので急遽鶏胸肉で作ってしまいました。

暖かい部屋で5℃に冷やした辛口白ワイン!

実によい組み合わせで酔っ払ってしまいました。なぜ白ワインって酔いがまわるのでしょうか?

あ、たぶんですが、冷やして口当たりが良いので、最初からガンガンイってしまうからですかね?飲み過ぎに注意です。

酒屋の主人はこのミュスカデは世間にたんと出回ってますよと言っていたので、また買いに行かなくてはなりませんね。このミュスカデの価格を教えたくないなぁ。あまりの安さに多くの人が買うことになったら、また入手困難になる。

それはいやなので、小さな字で書いておくことにしましょう(笑)

 

今宵はミュスカデ入手に興奮して勢いよく更新しますが、お風呂に入った後にもう1杯飲むことにしましょう。乾杯!

 

 

 

 

MUSCADET SEVRE ET MAINE(ミュスカデ セーブル エメーヌ)

産地:フランス
地方:ロワール
ワイナリー:Domaine Loneau
生産年:2014
種類:赤ワイン
葡萄の種類:ミュスカデ
熟成期間:
樽:
市販参考価格: ¥1500
世間の評価:

 

 

 

 

 

 

 


【ワイン】マーキュリー ヘッド 2015年

2019-01-03 | Wine/Cocktail

 

最近は滅多に晩酌をしない生活ですが、美味しいものを食べるときはやはりお酒が欲しいものです。相乗効果というのか、料理にぴったり合ったものはお互いを引き立てて美味しさ倍増ですから、ステーキの時は赤ワインを飲むことにしています。

年末にラスベガスへドライエイジングされたステーキを食べに行ったのですが、ステーキのことは以前にもUPしたことがあるので後回しにして、2019年のスタートはワインから初めてみたいと思います。

実は飲んだワインを忘れないようにメモ書き程度にとこのブログにお酒のカテゴリーを作っていたのです。ところが、素人の私がつらつらとワインについて語ったところで浅い知識と独りよがりな感想が恥ずかしくてちっとも書き進まない。自分だけが見るパスワード付きのカテゴリーにしておりました。今確認してみると、ほんの数記事しか書いていません。

写真だけは結構残してあるので、今年は過去の写真を見ながらどの程度味を覚えているかも兼ねてお酒の記事にも挑戦することにしました。まぁ、これが元旦の計というのがアレですが、時間潰しにご笑読いただければと思います。

 

訪れたレストランは『PRIME』stakehouseです。

前回訪問時の日記はこちらです

 

前回もソムリエのおすすめで美味しかったワインの写真を見せると同じものがあるということでしたが、他のもので同じような味を試したいとリクエストして選んでもらったのがこのワインです。

お酒は弱くて量は飲めないのですが、あっさりよりも意外にしっかり目で厚みのある味が好きなのです。

 

そう伝えると黒いボトルの強面のボトルがでてきました。

黒いボトルにこのエンブレム。(写真上↑)

ボトルの裏面かと思ったら、これが正面デザインだそうです。

Orin Swift社の『マーキュリー ヘッド 2015年』です。

 

全体はこんな感じです👇

出典元:http://www.orinswift.com/2016MercuryHead

全体をお伝えるすよい写真がなかったので、Orin Swift社のサイトからお借りして来ました。

 

 
Mercury Head (マーキュリー ヘッド)

産地:アメリカ
地方:ナパ バレイ
ワイナリー:Orin Swift (オリン スイフト)
生産年:2015
種類:赤ワイン
葡萄の種類:カベルネ・ソーヴィニヨン100%
熟成期間:18ヶ月
樽:フレンチ・オーク(50%新材)
市販参考価格: US$120
世間の評価:96Point(2014)

 

ソムリエがメルローとジンフェンデールを調合していると言っていたような気がしたが、あとで調べてみるとカベルネ・ソーヴィニオン100%という情報です。聞き間違いかな。価格的には混合でも納得できるのだが・・・。もしかしたらセカンドとか?よくわかりません、ごめんなさい。

些細なことはどうでもよいのかもしれません。とっても美味しかったのですもの(笑)

最初の口当たりは軽くすっと入って行き、ちょうど中ほどでチェリーとベリーの甘みがまっとりと広がって消えて行きます。それも少し時間が経過すると甘みが消えて非常に飲みやすくなりました。しかも厚みの感じられる後口で、好みです。実際にぐいぐい飲んでよい気分になれました。

 

これがボトル裏面のラベルです!

 

20年ほど前に創業されたこのワイナリーのオーナーは、学生時代にワイン造りにハマり、ロバート・モンダヴィやオーパスの畑で生産を経験して独立したということです。

いくつかの種類のラベルを販売していますが、このマーキュリー ヘッドでは2014年のがロバート・パーカーポイント96点を獲得しています。私が飲んだ2015年のポイントは探せませんでしたが推して知るべしでしょう。

もう一つ気になったのが、Orin Swiftで検索するとカルトワインという言葉が頻繁に出てきます。厳選された葡萄、丁寧な生産過程、そして生産数が少ないという三拍子揃ったワインも作っているということでしょうか?

マーキュリー ヘッドはカルトワインではありませんが、美味しくいただいてよい経験になりました。

今注目されているこのワイナリーのワインを推薦してくれたソムリエのセンスに感謝した次第です。

 

 

 

 

 


【Wine】シャトー キルヴァン@マルゴー

2011-03-22 | Wine/Cocktail
近所にオープンしたネパール料理の店に行くことになりました。
女3人、その他1人(笑)

ワインを選びたい私。
ネパール料理はカレーとか?きっと力強い料理であるに違いない。
ということはワインもそれなりに力強いほうがいいのではないかと思いました。
カジュアルなレストランなので、あまり上等なお酒はかえって野暮です。
決断できなくて、ワイン好きの人にMondavi1996年はどうかな?とメールを出しました。
ビッグなカリフォルニアワインです。
15年経ってるからそろそろ飲まないといけません。



お返事来ないし・・・・orz

これはもしかして、自分で考えてテキトーに持って来い!ということでしょうか。

うむ~~~。
それならそれで、あまりお酒を飲まない2人のレディース向けのにしてしまいましょう~(^^)

次の候補はこれです。
シャトー・シャンテルル1997

でもね、2人のレディーにはタンニンがちと強いかも。
そう思ってさらに悩む私。


とうとう写真上部の『シャトー・キrヴァン2005』にしました。
レディーにはなんといってもボルドーなら間違いありません。

Chateau Kirwan(シャトー・キルヴァン)
産地:フランス
地方:(ボルドー) メドック/マルゴー地区
生産年:2005
種類:赤ワイン
葡萄の種類:
カベルネ・ソーヴィニヨン40%、メルロ30%、カベルネ・フラン20%、プティ・ヴェルド10%
価格: US$89.00
世間の評価:93Point 


メドック格付け三級のシャートーですが、ネットで調べてみるとなかなか面白いことに気がつきました。
まず、年号によって価格の差が激しいのです。
たとえば2000円前後の年があるかと思うと、10000円を超える年のもあります。
もうひとつは同じ年のワインでも販売店によってかなり差がでています。
私が選んだのは2005年。
日本の市場を調べてみた結果、9000円~12000円くらいだったら買ってもいいかなと思いました。
一番高いお店では同じ2005年が34000円で販売されていました。


ロバート・パーカー氏によると
「私は昔からキルヴァンには批判的で、常に軽すぎて、さえない、
精彩に欠けワインは、格付けの威信や高い値段にそぐわないと
みなしていたが、品質は1990年代半ばから劇的に復活してきた。
キルヴァンはライトボディで、コンパクトで、酸味の強いボルドー
だったが、1990年代、それもしばしば難しいヴィンテージのワインは、
色が濃くなり、肉づき、ボディと力強さが増しているようで、
印象的である。
価格は、向上した品質ほどには上昇していないので、ボルドーの
多くの格付けシャトーがつけている途方もない価格を嘆いている
読者は、キルヴァンを見直した方がよい。 」


カベルネ・ソーヴィニヨン40%、メルロ30% の割合もなかなかいいと思います。
2人はほんとに味見くらいしか出来ない下戸ですし、飲み口が軽くてでも浮ついてないものがよいと思ったのです。

さて、開封一番、甘すぎず、全体はボルドーのベールがかかっているような柔らかさがありました。
ひとくち目に2人のレディーたちは「美味しい~~」とつぶやきました(^^)
第一印象が大事ですから、成功したといえるでしょう。

開封20分過ぎから少し物足りなくなりました。
最近フルボディの超辛口を飲んだせいでしょうか、全体にガツン度が少ないワインの印象になりました。
が、ボルドーワインの特筆は損なわれずに最後まで飲むことができました。
89ドルのバリューも充分に感じました。
お料理の邪魔をしない上品なワインとして、お気に入りリストに入れとこうっと



Chateau Kirwan

私の評価:★★★☆☆
好み:★★★★☆
甘さ:辛口
深み:フルボディ
イメージ色:赤紫
飲んでみたい経過年数のイメージ:8年目、10年目


【Wine】シャトー モンローズ 2005

2010-10-01 | Wine/Cocktail
Chateau Montrose Sante-Estephe(シャトー・モンローズ・サン・エステフ)
産地:フランス
地方:(ボルドー) メドック地区 サン・エステフ村
生産年:2005
種類:赤ワイン
葡萄の種類:カベルネ・ソーヴィニョン65%、メルロー31%、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルド
価格: US$190.00
世間の評価:95Point (ゴーミヨ誌では5つ星)


思いもしなかったワインがテーブルに用意されていました。
デキャンタして20分。
かすかな甘みと爽やかな酸味で期待に胸ふくらむ香りです。
ひとくち飲んで、う~~ん・・・・と唸ってしまいました。
濃厚です。
香りからのイメージとは逆に、濃くて厚い層が深いです。実に深いです。
口含みの最初から最後まで味の厚みに差がなく、押し寄せてくるような重圧感にコクリと飲み干してしまいました。
この飲み後、好いなぁ~~~
酸味は飲み始めだけで、後口は全然残らない、好ましい味です(^^)
香りには甘みが感じられたのに、飲むと甘みはなくて超辛い。
甘いより辛いのが好きな私なので結構飲むことができるかもしれません。
ワイン通の人にはわかると思うけど、理解力の乏しい私にこの美味しさを楽しめる力があればいいのですが(汗)

19ヶ月熟成のあとに出荷準備が始まるということで、2005年から計算すると熟成が終わって3年半弱。
普段は優しい味のワインを飲んでいるので、こういう本格的な重いワインは初めてでした。
8年後、10年後、15年後と味のストーカーしたいよなぁ~、どんな飲み口になってるんだろう・・などと考えてちょっとぼんやりしてしまいました。


まぁとりあえず今日は、デキャンタの後にグラスに入って・・・時間の経過を楽しみながら味の変化を・・・
と思いを馳せてる間にもどんどんワインが減っていきます。
開けたてより飲みやすくなる味の変化にニンマリの私。
お供には、牛フィレ網焼きステーキ、フォアグラ鮨、鴨ロース、焼き栗!
ステキな会話と美味しいワインで、いつもよりたくさん飲めました。
美味しいお酒はたくさん飲める私です(^^)




「サン・エステフのラトゥール」と呼ばれるほど濃厚で力強く重々しいモンロースの赤ワイン。
長期熟成型と言われています。
ローバート・パーカーも「格付けが見直されることがあれば、モンローズはメドックの一級に格付けされるかもしれない」と賞賛しています。
格付けでは第二級でありながら、その圧倒的な質の高さには唸るワインであることは間違いありません。

モンローゼのHPを見てみました。
湖だか川なんだかよくわかりませんが、たっぷりの水量の水辺になだらかな葡萄畑が広がります。
畑もシャトーも整然としていてびっくりしました。
作業も管理も行き届くよなぁ~~!と感心のワイン貯蔵庫。
おそらく種類の幅はそれほどなく、味の目標は一点にしぼられているのでしょうね。
かつてこの地には春になるとヒースのピンク色の花が咲き乱れたことから「バラ色の丘」の意味を持つモンローズと名付けられたそうです。
ビデオを見るかぎり、葡萄はすべて手摘みのようです(^^)




Chateau Montrose

参考サイト


私の評価:★★★★★
好み:★★★★☆
甘さ:超辛口
深み:フルボディ
イメージ色:黒に近い赤紫
飲んでみたい経過年数のイメージ:10年目、15年目



【Wine】ラフィット・ロートシルト 2004

2010-02-24 | Wine/Cocktail
Chateau Lafite Rothschild(シャトー・ラフィット・ロスシルト)
産地:フランス
地方:(ボルドー) メドック地区 ポイヤック
生産年:2004
種類:赤ワイン
葡萄の種類:カベルネ・ソーヴィヨン70%、メルロー25%、カベルネフラン3%、プティヴェルド2%
価格:
評価:

セカンド:『カリュアド・ド・ラフィット』





ボルドーの五大シャートーの筆頭である『ラフィット・ロートシルト』です。
今回はレストランで2004年をいただきました。
ソムリエさんが手早くデキャンタしてくれました。
すぐにグラスに注いですぐに飲んでみました。

軽やか

そんな飲み口です。
喉越しもよく飲み下した後にも何も強い印象はありません。
渋みはまったくなく、すっと溶けていくような味です。
色はきれいなボルドーレッドでした。

ワインには詳しくない集まりだったので、私の好み「軽くて甘くないもの」を伝えました。
値段なんかわからない集まりだったので、快くOKいたしました。
まぁ、そうでないと注文しないでしょうね(笑)
おかげで貴重な体験をさせていただきました。

ソムリエのお勧めとしては(店で仕入れるということですが)2004年はなかなかねらい目だとおもいます。
2003年、2005年は非常に高いのです。
決して2004年が劣っているわけではありません。
生産量が多いので少しお手ごろになっているというのです。
葡萄が豊作だったのでしょうか。

ラフィット・ロートシルトはゆっくり熟成するワインなんだそうです。
10年、20年、そして30年でもOKと言っています。
18ヶ月寝かせたあとに瓶詰めするわけですから、その後3年半で私が飲んだことになります。
若いワインなのに非常に美味しい。そしてワイナリーが勧める10年経過後の試飲が楽しみになりますね。
このワインが5年後、8年後、10年後となったときの味を想像するのが楽しいんですよ(笑)
思う壺ですよ(^^;
30年は待てないなぁ・・・生きてるのかしらん(笑)


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