肉が不足している・・・。
そういう心の叫びを無視できないところまできて、ようやくステーキ肉を買いました。
高級なお肉ではありません。冷凍の輸入肉です。
トップサーロインという表記と値段だけで選びました(笑)
まずは自然解凍して、丁寧に筋膜や筋を取り省きます。
この作業を私は ”お掃除” と呼んでいますが、このお掃除が安い肉を美味しく食べるコツなのです。
ところが自然解凍した後で用事ができたので、食べる時間が無くなりました。
急遽お弁当に変更です。
冷めても美味しいお弁当を作らなくてはなりません。
・ステーキ
・卵焼き
・野菜の和風グラッセ(人参、ブロッコリー、エリンギ茸)
・ご飯、刻み海苔
蓋を開ける楽しみから、春慶塗りの箱に詰めることにしました。
私用には一回り大きいこの器、ご飯を薄く敷き詰めて、大き目に切って具材を乗せていきます。
丼じゃなく重箱なので、ステーキ重でしょうか。
早い話が”乗っけ弁”ですね。
卵焼きは焦がさないようにきれいな黄色に仕上がりました。
野菜は厚切り人参をスティームケースに入れ、和風出汁、味醂、酒、塩、薄口醤油を加えて2分ほどレンジ(1000W)加熱、
それにエリンギを入れて1分追加で加熱、最後にブロッコリーを加えて30秒加熱です。
煮え難いものから加熱をスタートして、順々に追加で放りこみ、最後はスティームケースに全部入ってるって手順です。
牛肉のほうは、塩・胡椒で焼き、途中で醤油とバターを加えて蒸し焼き状態。
ミディアムの加減で焼きあがったら、丸ごとホイルに包んで粗熱がとれるまで置きます。
切ったら血が流れ出るのは回避したいので中まで十分に火を通します。
食べるときにご飯に赤いのが付いてたら・・・自分を許せないわ・・・(笑)
最近のトップシェフにはピンセットで繊細に盛り付ける人も多い中、
目分量で大胆に切って、適当に詰めるのはどうよ?とも思いましたが、
そこは素人特権で、豪快さが出ればいいかなと思ってしまいました。
で、完成したお弁当を持って出勤しました。
仕事しててもお弁当が気になって仕方がない。
自分で作った自分のためのお弁当にも関わらず、蓋を開けるときを考えると思わずニヤニヤとしてしまいます。
結局、早弁してしまいました(笑)