■駅前魔女食堂■

料理を作っては写真を撮る毎日です。「美味しいは正義!」を合言葉に食べ歩きもしています。

どうにも鮨気分!名駅近くの築地「寿司清」に突撃してきました!

2021-10-17 | 食べ歩き(愛知)
制限が解除になったので、溜まっていた用事ついでに名古屋駅まで行ってきました。
電車の中は5分おきに換気しているとの表示があり、密にならない利用数なので安全に移動できたと思います。
名古屋駅もそれほど多い人出ではありませんでした。

用事は午後遅い時間です。お昼時ですからまずは腹ごしらえをとお気に入りの鮨屋に電話したところ、満席ということで再訪叶わず。
急遽ググって名駅(名古屋駅)近くの江戸前鮨店に電話するも条件が合わず・・・
だって、コースしかないというのですもの。
私、お好みで握ってくれる鮨カウンターを探して居ます。
酢を効かせたシャリの江戸前鮨で、ワガママ放題で食べたいのです。

ヤサグレてとぼとぼと地下街を歩いてミッドランドスクエアーにたどり着きました。
4階にはレストラン街があるので、そこでゆっくりと何か探そうと思って向かったら、なんと!お鮨屋さんがありました。

築地 「寿司清」!!!
やったね!お江戸のお寿司です。

そっと覗いてみると、入り口では手の消毒と検温、カウンター席はグループごとに透明のパーテーションが置かれて安全仕様です。
テーブル席もあるのですが、ここはやはりカウンターで食べたいと思います。


案内されたのは真ん中の見通しのよい席で、左右にパーテーション、カウンターの上にもパーテーション。
食べるときにマスクを外しても安心です。

時間も遅めですし、さっと握ってもらってさっと帰りましょう。
ということで、温かいお茶をお願いして食べる準備完了です。



まずは中トロからスタートしてみました。
赤身に近いところの好みの部位でございました。
シャリは適度に小ぶりで食べやすかったです。



白身は何がオススメですか?と聞くと、鯛、鮃、そして鯛の昆布締めと言うので、
昆布締めを注文しました。
するとお隣に座ったおじ様からお褒めの言葉をいただきました。
「昆布締め、ヨシ!」とニッコリ微笑んでアイコンタクトいただきました。
えっと・・・小さな声で注文したはずなのですが、聞こえてたのですね。

鯛の昆布締め、熟成されて口の中で味が膨らんで美味しかったです。


昆布締めを食べてニヤニヤとご機嫌になっていると、お隣のおじ様は食べ終わって去って行きました。
おじ様はお昼間からお酒4合召し上がってかなり良い気分だったそうです。

さて、お隣が居なくなったので安心して次いきましょ!


半生状態の美味しそうな蛸があったので、握ってもらいました。
ネタケースに入っているときはピンク色で綺麗だなぁと思ったのですが、
切ってしまうとほとんど白です。
白は撮るのが難しい〜!

蛸の上には塩と酢橘を少々掛かっていまして、なんとも粋な香りでした。



お味噌汁を注文すると、赤出汁にしますか?それとも信州味噌がよろしいですか?と聞いてくれます。
蜆(しじみ)の信州味噌汁を注文です。
小粒ですが綺麗な蜆でした。



コバダと鯖とどちらがオススメ?と聞くと、鯖をオススメしていただきました。
軽い締め加減で、ほとんど生に近い状態です。


最後は何にしようかな。
穴子を塩で食べてみようか。
炙る時間が必要なので、待つ間に玉子を一切れいただきました。
ほんのり甘い大人の玉子でした。


少々炙ってふっくらとした穴子に、塩少々、そして最後に山葵乗っけ。
締めの穴子は王道ですね。


満足して終了し入り口のお会計に進んだところ、かなり割安感があったのでご機嫌で帰ることができました。

通りがかりに入ったお店ですが、いろんな面で行き届いていましたし、なかなかよいリズムで握るお店だと思いました。





築地 寿司清     HPはこちら

住所:名古屋市中村区名駅四丁目7番1号
    ミッドランドスクエア4F

営業時間 平日:11:00~15:00    17:00~22:00
                  土・日・祝:11:00~22:00

定休日:無休






「きしころ」って知っていますか?これぞ夏の名古屋めし!

2021-07-17 | 食べ歩き(愛知)
用があって名古屋方面に行ってきました。
楽しみは用事の後のランチです。
名古屋めしは全制覇したと思っている私。
では一体何を食べればいいのか、何を食べるべきなのか・・・
決まらないまま検索していました。

と、ある言葉が気になってしまいました。

「きしころ」

聞いたことがありません。
さらに検索をすすめると、どうやら「きしめん」のお仲間らしいのです。

麺もスープも冷たいきしめん=きしころ

「きし」はきしめんのきしでしょうけど、「ころ」は何を指すのでしょうか。
未だわかりませんが、とにかく「きしころ」目指して用事を済ませることにしました。

道中、タクシーの運転手さんに聞いてみたところ、「この暑い時期にはよくきしころを食べますよ」というお答えでした。
普通に身近な食べ物のようです。


到着したのは、栄という繁華街にある創業80年の「かめ壽(かめじゅ)」本店です。


栄ウォーク街の街灯に「かめ壽」の宣伝があって見つけやすい。


入り口を入ると、左手にお会計コーナーがあり、大女将風の人が迎えてくれました。
ラッキーなことに1階のテーブル席が空いたところで、待たずに案内されました。
2階は座敷席のようです。


店内には美味しそうなカレーの匂いが漂っています。
男子率が高く、多くの人はカレーうどんを食べているようです。
他のテーブルから「カレーなんば」の注文の声が聞こえて、私もつられてカレーきしめんも良いなぁとぐらついたくらいです。
メニューにはコロッケカレーというのもありました。


メニューのなかに「きしころ」を探しました。
が、どこにも「きしころ」の文字が見えません。3回も見直したのに見当たらない。
とうとう注文を聞きに来た店員さんにそっと小さな声で聞きました。
「きしころってありますか?」
「はい、ありますよ」

あ〜〜よかった。あったんだ。
「ご飯はおつけしますか?」と聞かれて、「いえ、ご飯は要りません」と即答の私。
ランチタイムはご飯が無料らしいのです。
どうりでカレーメニューを注文する人が多いのだと納得しました。

無事に注文を終えて食べる準備万端です。
注文を聞いてから茹でるそうで、しばらく待たねばなりません。
茹でたての手打ちきしめんを食べることができるので、おとなしく待てが出来る良い子です。(笑)


しばらく待って冷たいきしめん「きしころ」の登場です!!!



手打ちと聞いたので厚みがあるのかと思ったら、意外に薄い!好みです!
幅も広めで食べ応えありそうだなぁ。


角度を変えて撮ってみました。
どうですか、このツユと麺の一体感!


さあ、いよいよ口に運びます。
一口目・・・ちゅるちゅると口に入りますが、もっちり感が半端ない。
噛んだときに押し返されるこの弾力は何?!
駅で買うお土産のきしめんとは異なる力強さにびっくりです。
驚きの弾力!という表現がぴったりかも。
冷たいツユは上品な節の香りとあくまでも澄み切った薄口醤油で、きしめんと共にありながら主題のきしめんを押し出しているって思いました。
ザクっと切った三つ葉の香りが口直しになります。
揚げはしっかりと甘みがついていてとても美味しく感じました。


きしめんを半分以上食べてから、そえられた揚げ玉を加えて食べてみました。
サクサクとした食感で、今度は天ぷらが乗っかったきしめんも良いなぁと思ってしまいました。


暑い夏、名古屋名物のきしめん、しかも冷たい「きしころ」に出会えてよかったです。
また食べたいな。すっかり「きしころ」のファンになりました。




かめ壽 本店     HPはここ

住所:名古屋市中区栄5-4-1

営業時間:11:30~22:00 (土曜日は21:00まで)

定休日:日曜日・祝日






名古屋の鮨に初挑戦!暖簾をくぐればそこは「なか澤」ワールドだった!

2021-01-24 | 食べ歩き(愛知)
味噌煮込みうどんを熱く語った勢いで、続けて名古屋のお店をUPしてみます。

肉女子だと思われている私ですが、実はお鮨も大好きです。
「鮨」という字は、魚へんに旨いと書きます。
お米の上に小さな魚の1片が乗っかっていて、同時に口にいれて楽しめる、一石二鳥の日本料理でございます(笑)

苦手な魚もありますが、一つだけだと少量ですし、アレルギー反応もほとんどない。
例えば、鯛のお刺身が出る。どうしても3切れほどは食べてしまいます。
ところがお鮨だと、1切れで良いではないですか。
お鮨は私向きのご馳走なんですよ。


名古屋を通りかかった時でした。
ふと、ご馳走が食べたくなったのです。
少量でよいのでなにか美味しいもの。
こういう時はグーグル先生に聞いてみることにします。
いくつかの候補の中で、日曜営業のお店は少ししかありません。
隔週で日曜営業の「なか澤」に目が止まりました。
でもね、おひとりさまのカウンターはかなり敷居が高い。
さすがの私も少々迷いました。
とうとう空腹と好奇心に負けて「なか澤」の暖簾をくぐることにしました。


場所はよくわかりませんが、グーグルマップを見ながら到着したのは、御園通という看板のある小さな通りです。
ふむ、サブタイトルが御園銀座。
いったいどこなのでしょうか。伏見かな、栄かな。


日曜日なので周りが暗くて、「なか澤」さんの入り口が暖かく感じられます。


電話で席を確保しているにも関わらず、扉の前でしばし躊躇してしまいました。
初めてのお店に入るのはそれほど勇気が必要です。
「頼もう」と胸を借りるつもりでいざ入店!


考えてみれば、初めてのお店というのは、お客側だけでなくお店側も緊張するのかもしれません。
お互いにそんな素振りを見せずに、和やかにご挨拶をし、カウンターの中央に着席しました。
「コースではなく、お好みで握ってもらえますか?」という私の問いに、
「もちろんです」とにこやかに応えてくれる店主と、飲み物を準備してくださる奥様。
お二人で切り盛りされているようです。
アルコールは強くないけど一口程度に何か飲みたいと言う私に、
自家製烏賊の塩辛と、長珍(ちょうちん)という愛知のお酒でスタートです。


時期は早いのでは?と思いましたが、もう入手できるという若布(ワカメ)。
私ではこのような鮮やかな緑に仕上がりません。


他にもツマミの皿は出たのですが、うっかりと写真を撮り忘れ。
あろうことか続いて出てきた鮪(マグロ)中トロの写真も撮り忘れ!
最初の1カン目の鮪を撮り忘れて、イジケテお酒を啜る私です。
長珍という清酒は、飲み口すっきりですが、後にたるんとした甘さが喉に残り余韻が続きます。
お酒が好きな人にはたまらない余韻だと思います。


白身は甘鯛でしたか。今となっては定かではありません。
出す前にお醤油をさっと塗ってくれるので、食べるだけなのです。
口に入れた時のしっかりした魚の食感と、ほどけるシャリのバランスがよいと嬉しくなって、ニコニコと食べていたに違いありません。


烏賊がオススメだったので願いすると、肉厚の烏賊が出てきました。
スミイカだったかな。
すごくあっさりと喉を通っていきました。
ツーンとよく効いた山葵なのですが甘さが感じられて、素直にそう伝えると、大きな山葵を見せてくれました。
山葵の種類はもちろんですが、きっと下ろし方にもコツがあるのだと思います。


青背の魚は、コハダか鯖か・・・
コハダは春の魚、今の旬は鯖だよねってことで、迷わず鯖を!
目の前にトンとおかれたこの鯖の握りを二度見してしまいました。
私の好きなレアっぽい仕上がりです。
全体をジト見したあとに口に運び、しばし鯖の世界を堪能しました。
酢だけではなく塩も使うって話を向けると、なか澤さんでの処理の仕方を語ってくれました。
企業秘密でしょうから内緒にしておきますね(笑)
知りたい方はなか澤に行ってくださいまし。
とはいえ、聞いたところで素人にはできません。
職人の技に触れる感動というのがあって、じっくりと堪能いたしました。


思い返せば、私がひとりで鮨屋に行きたくなるときって、凹んでいたりちょっとメローな気分の時が多いかも。
ワガママを言いながら板さんに構ってもらって気分が段々上昇してくるのをじっと待っているのかもしれません。

三河湾で獲れた蛸もオススメしていただきました。
でもそろそろお腹が限界なので、蛸のお話だけしていました。
そうしたら、薄く2切れだけ切って目の前においてくれました。
オツマミだったら食べることができます。
店主のオススメ通り、とても香りの高い蛸の味。
明石の蛸よりも香りと味が濃く、青森の蛸とは少し食感が違う。
なかなか面白い素材です。


最後は気になっている穴子の握りを食べました。
コロンと丸い状態の穴子の握りに、顔には出さずに心のなかでクスリと笑いが漏れました。
小さなシャリを包むたっぷりの穴子。
あっさりめのツメ(甘いたれ)と山葵。


ピントの合ってない写真でごめんなさい。
小さいのだけど丸々とした姿は他では見ないオリジナルの穴子の握りでした。
身はしっとりふっくらでとても柔らかく、皮は弾力がありなかなかの強さです。
粒の揃ったシャリがなんともいえず調和しているのです。


数を食べない私に少しでも多く食べさせようとしていた店主さん。
鮨5カンで満足してお腹を摩る私に、「3月には是非お越しください。三河湾のトリ貝を食べにきてくださいね」と店主自らお名刺を出してくれました。
お客としてなんとか合格したようでホッとしました(笑)


トリ貝ってあれですよね、ゴムみたいな食感の貝ですよね。
と言うと、いかに私が安いお鮨しか食べてないのがわかります。

ただ一度だけ、とても新鮮でシャキシャキしたトリ貝を食べたことがあります。
たしか東京のお鮨屋さんだったと思うのだけど。
確かに美味しいトリ貝の記憶がでてきて、あのようなトリ貝だったら食べてみたいと思います。
次は3月に「なか澤」再訪を決めました。
その頃にはコロナが終息しているといいな。








鮨 なか澤     お店のHPはこちらです

住所:名古屋市中区栄1-6-7

営業時間:ランチ11:30~14:00   ディナー17:30~21:30

定休日:水曜日 日曜日は隔週で営業






オススメの名古屋めし!寒い日は山本屋本店の味噌煮込みうどんに限る!

2021-01-18 | 食べ歩き(愛知)
遠くに住む類友たちが口を揃えて「今度名古屋めし案内してよ」とか、「名古屋めしってどんなの?」とか言ってくる。
一応、名古屋めしは一通り食べているので話はできるのだが・・・

私は名古屋人ではない!(きっぱり)
通りすがりに名古屋のソールフードを食べたに過ぎないのである。
しかも、私の名古屋は名古屋駅(以下名駅)のみ。
蕎麦を食べに名駅から先に進んだことはありますが、ほとんど行動は名駅に限られています。

広くなった名駅をまだ全部掌握していないので、毎回名駅で迷子になっている私ですが、寒り始めたランチ時に味噌煮込みうどんが食べたいなと思って可能性のあるエリアを思い浮かべました。
名駅はいつも混雑していますから、ランチ時はどのお店も行列になっています。


味噌煮込みうどんのお店は名駅とその周辺に何軒もあるのですが、行列は避けたい。
しかも私が目指すのは、「山本屋本店」一択です。
新幹線口から遠くて、ほかの場所からも少し離れて静かなエリアを思い出しました。
新幹線で名駅に到着したら、JR構内を通っても行けるのですが、うっかりと大きな出口である太閤通口で改札を出てしまったら、赤い点線をたどってかなり歩かなければなりません。
その日、私はちょうど地図の下のほう、高島屋のコーナー付近にいましたので、JR広小路口まで急ぎます。

*地図は名鉄(名古屋鉄道)さんのサイトからお借りしました

広小路口改札を前を左折して突き当たりにお目当の「山本屋本店」が見えてきました。
並んでいる人が居ない!ラッキーです。


ペコペコのお腹がぐ〜となるくらい魅力的な看板です。


店内はほぼ満席状態。
私は広いテーブル席に案内されました。これで満席となりました。
かしわ入りにしようか悩んだのですが、基本の味噌煮込みうどんを注文しました。
「生卵は大丈夫ですか?」と聞いてくれます。
もちろん味噌煮込みうどんはこの卵がないと楽しめない。
そうなんです、生卵トッピングが苦手な私も生卵をオススメします。



ほどなく届いたのが、暖かいお茶とお漬物。
味噌煮込みうどんを注文すると必ずお漬物がついてきます。
そしてこのお漬物、店内を「お漬物はいかがですか?」と可愛い店員さんが追加を聞いて回っているのです。
このお得感がさすが名古屋と思わせるサービスなんです。


お茶を飲んでしばらく待つと、私の味噌煮込みうどんが運ばれてきました。
蓋を取る瞬間がわくわくします。


グツグツ煮立っているスープの状態を動画でも撮ったのですが、ここでお見せできないのが残念です。
スープとうどんと卵が一体になってグツグツしてるんですよ。
私がこの山本屋本店にこだわるのはうどんの茹で加減にあります。
ほんとこれは食べて体験してもらいたい茹で加減なんです。



熱いですから、最初は器の蓋を裏返して取り皿にします。
山本屋本店のうどんは、すごく固茹で!
ラーメンで言うところの「バリカタ」です。
茹ってない!!と言えるくらいの硬さなので、口に入れる時の反発力も半端ない。
取り皿にとって、ふうふうしながら少量を口に運ばないと、口の周りやお洋服がたいへんなことになります。
生卵をうどんに絡めてると美味しさ倍増です。
最初、嫌がる私に強制的に生卵付きで注文してくれた名古屋めし案内人さんに感謝です。



名古屋名物の味噌煮込みうどん、たくさんお店がありますが、私は山本屋本店と決めています。
先ほど熱く語ったバリカタのうどんと味噌スープと卵の三位一体が、ほかのうどん屋にはないオリジナリティがあるからです。
食べ終わる頃にようやくアルデンテになるうどんが、食べ終わるのが名残惜しいと感じさせるのです。

これを食べたのは3ヶ月ほど前かな。
また食べたいよ、山本屋本店の味噌煮込みうどん。
私が唯一リピートしたい名古屋めしなのです。
こんどは「かしわ入り」にしよう〜!




山本屋本店     お店のHPはここ

JR名古屋駅店

住所:名古屋市中村区名駅1-1-4 名古屋うまいもん通り 広小路口

営業時間:11:00~23:00

定休日:施設に準ずる







和久傳「むしやしない」でお正月気分!鯖寿司と白味噌椀のランチ!

2021-01-05 | 食べ歩き(愛知)
京都・堺町店2階にある茶葉席(喫茶スペース)でのわらび餅が大好物の私。
和久傳という響は美味しいとすり込まれています。

今回突撃したのは、名古屋駅のミッドランドスクエアー店の和久傳です。
ミッドランドスクエアーの地下1階には、パン屋さん、製菓材料店、高級食材のディーン&デルーカがあるので名古屋に行く時は比較的立ち寄る場所です。

店頭販売をしている「おおたせ」のスペースの奥に、「むしやしない」という軽食コーナーがあるんです。
初めての訪問なのでちょっとドキドキしました。

*写真は和久傳のサイトからお借りしました

あとで写真を確認してみると、店頭の写真を撮り忘れたことに気がつきました。
おまけにメニューの写真も撮り忘れてる・・・
なんてこった!!


店内は、カウンター数席と2人用の小さなテーブルが3卓。
「むしやしない」というのは京都ではお腹の虫をおさえる程度の軽食という意味からつけた店名で、その名の通りメインが1皿とお椀、そして香の物が小さなお盆に乗っかった献立になっています。

この日のランチメニューは、2種類。
縁起のよい海老が真ん中に乗っかった蒸しご飯。
竹の皮の入れ物に入って豪華に見えました。
もうひとつは、鯖寿司です。
どちらのメニューも、お椀は具材が野菜、汁は白味噌仕立てということで、京都のお正月を感じさせる嬉しい椀物と、デザート付き。


もちろん私は鯖寿司狙いでございます。
ここ最近、鯖街道の話題が出ていて、ずっと鯖寿司が頭の中に出たり消えたりしておりました。

鯖寿司にしますというと、「2カンですか?3カンですか?」と聞いてくれました。
鯖寿司2カンでお願いしました。


注文を終えてほっと一段落。
さあ、ランチの心構えができました。
熱々のほうじ茶がありがたい〜〜



しばし待って、運ばれたのが最上部の写真です。
蓋つきの瀬戸物って風情があります。
そういえば、子供の頃の実家のお重は瀬戸物でした。
新しいもの大好きな母が、古いお重を捨てて塗りのお重に変えたんだったと思い出しました。


そんなことを思い出しながら蓋を開けると・・・
美味しそうな鯖寿司!!!


鯖寿司は近寄って撮ってみました。
肉厚でしっかりした鯖。昆布も独特な風情です。
そして興味をひいたのがご飯です。
茶色はたぶん酢の色でしょうか。
この酢飯は突出した味ではなくかなり抑え気味の酸味で、鯖との一体感が良かったと思います。
ご飯と鯖と昆布を一緒に口にいれるととても美味しいのです。


鯖は思ったより表面が白くて、塩の時間が長いのかなと思いました。
切り口の内側をよく見るとレアな部分が残っていて、これが柔らかさとしっとり感なのだと納得です。


椀物は、京都風お雑煮を連想させる白味噌仕立て。
お雑煮ではないのでお餅は入っていませんが、生麩が入っていました。
金時人参とネギ、そして人参の下に面取りをした大きな大根が隠れていました。
お椀の大きさに切られた大根は、丁寧に面取りがされていました。
大ぶりに切られた人参も大根も、味が濃くて美味しいです。
滅多に白味噌仕立ては食べませんので、よく味わって味噌の加減を記憶しましたよ。


香の物の茗荷のお漬物は、春を感じて嬉しかったなぁ。
そして面取りした大根にかなり考えてしまいました。
最近、家で作るときは面取りなんかしないもの。面倒だから。
面倒になり、やってないことが多すぎる。
私は少し反省したのだけど、お店は伝承の調理法を守っていて偉いなと思いました。


Cafeスタイルのお店や小洒落た居酒屋など、入り易く美味しい店はたくさんあってそれはそれで良いと思う。
しかし、時々はこの和久傳のようなお店にも行って、素晴らしい技術に触れたいものです。


そんなことを考えていると、デザートが届きました。
ランチには少し遅めだったので、貸切です(笑)
お茶も熱々のものに取り替えていただいたので、ゆっくりと和久傳の「蓮もち」を食べました。



プニプニしてわらび餅に似た食感、黒砂糖かな?強めの甘みが嬉しいお菓子です。




和久傳 ミッドランドスクエアー店 むしやしない   HPはこちらです

住所:名古屋市中村区名駅4-7-1 ミッドランドスクエアB1F

営業時間:11:00~18:00

定休日:水曜日






Links

↓ ↓ ↓ ランキングとかSNSとかに参加してます。よろしかったらポチっとお願いします♪ にほんブログ村 料理ブログ おうちごはんへレシピ検索No.1 料理レシピ載せるなら クックパッド