名古屋駅(名駅)で用事を終えたのがお昼少し前。
コンコース付近は人出が多いのですが、午後になるともっと増えて混雑が予想されます。
ウインドーショッピングをしてぐずぐずしているとランチ難民になってしまいます。
お腹を空かせて彷徨う自分の姿が目に浮かんだので、早々にランチに突入したいと思います。
名駅太閤口からエスカレータで降りるエスカという地下街、その左奥の隅に近いところに魚のみりん酒粕漬を販売する「鈴波」というお店があるのです。
エスカ店では、「膳処 鈴波」というイートインのスペースがあって、気軽に焼きたての粕漬け定食を食べることができるのです。
午前11時半ごろの入店で、私が着席すると満席となり入り口付近に並んで待つ人ができました。
メニューは4つで迷う時間の短縮と、駅という場所を考えて早く提供するオペレーションで、待ち時間は魚を焼く時間だけという素晴らしさ。
店員さんたちの息のあった連携はとても心地よいものでした。
お店に行く前から私の頭の中はほどよく焼けた銀タラが踊っていたのですが、
メニューを見るとその日のみりん焼きがつくという鈴波定食も魅力的です。
どうしようかなと少し迷って本日の鈴波定食のお魚は?と聞いたところ、「銀鮭です」というお答えがありました。
鮭か・・・鮭も美味しいのですが、やはり普段食べない銀たらだよねと初志貫徹で「銀たら定食」を注文しました。
ちなみに、4つの定食の他の2つは、鈴波定食に若いもとろろ付きとさしみ付きとなっています。
ご飯はどれもお代わりできるようで、他テーブルの男性はお代わりをしてました。
Webにはこの4つの定食の案内がありますが、現地ではもう一つ、お酒によく合いそうな特選肴の小皿が並んだ高級定食もありました。
しばらくして銀たら定食が届きました。
やわらかくほくっとした銀たらです。焼き加減もちょうどよい。
魚はやっぱりプロが焼いた方が美味しいですよね。
もちっとして粒の揃った白いご飯。
カツオ出汁の効いた赤だし味噌汁。
柚子の形の瀬戸物に入った黒豆。
ひじきの煮物。
守口漬けや浅漬けなど、私には充分な量です。
焼き魚を食べた後口が気になるところですが、鈴波ではお口直しのお酢が付いています。
3年熟成の酒粕を原料にした粕酢(ノンアルコール)に果汁を加えたお酢ドリンクです。
そう説明があったので食後に飲んでみると、なんとスッキリ!
私が飲んだのは杏酢だと思います。
全然酸っぱくないし、逆に旨味が感じられて思わず「おかわり!」と言いそうでした。
満足してふと見渡すと、入り口では多くの人が待っていました。
早めに食べてよかった、よかった。
店を出るとやはり人が増えていて、コンコースを横切るにもなるべく人の居ないところを選んで移動しました。
もちろんデパートや某巨大電気店にも近寄らず最速で名駅を離脱です。
私にしてはよく出来たと思います。
膳処 鈴波 HPはこちらです
エスカ店 住所:名古屋市中村区椿町6-9先 エスカ地下街
営業時間:11:00~14:30 16:30~21:00
予約不可
定休日:年末年始