弁いちに通いはじめてもう3年・・・くらい経ちます。
私がようやく日本料理の味を理解できるようになったからでしょうか、とても美味しくそして新しい発見が毎回あります。
まずは、超温燗、人肌よりも低い温度、常温に近い温め具合で出て来たのは、『風の森』という淡麗のお酒でした。
そして、強肴が二皿、3種類のおつまみです。
フレンチでいうところの、アミューズですか。
上は丹波の黒枝豆。今季最終の収穫だそうです。まるまると膨らんだ実は食べ応えがあります。
下の写真右側は自家製カラスミ。ねっとりと上顎にくっつくような食感は、日本酒によく合います。というか、日本酒でないとダメだろうな、これは。
左側は、ツブ貝と椎茸の湯葉和えです。
どちらお素人ではこのように仕上がりません。プロの技というのはすごいです。
メインはノドグロのつみれと、上庄の里芋の椀物。どちらも北陸からの恵ですね。
手前は柔らかくしっとりしたつみれ。向こう(奥)は福井が誇る(?)上庄の里芋は、大きいほど味が濃いのだそうです。
そしてこの澄み切った出汁。特に今回は混じり気のないすっきりとした味です。
なんでも、鰹節の血合いを省いた部分を、弁いちの出汁を作る時間に合わせてその直前に削って届けてもらえるのだとか。納得してしまった味でした。
二杯目はやはり『風の森』の、創業300年記念ボトルを冷やでいただきました。
300年て。。。すごくないですか?
美味しかったと聞かれれば、美味しいというより、ぐいぐい喉を通っていったという印象が強い。飲み込むときに何の抵抗もなく、すっきりと飲めて、もっと欲しいなと思ってしまう怖いお酒です。
私があまり量を食べないし、高級な蟹も食べないし・・・NG食事多しであまり良いお客とは言えないので、お酒でなんとかしようと思っているのかしら?(笑)
毎回そのくらい珍しいお酒がでてきます。
そしてお酒にはお造りですよね。
今回は鯛と甘鯛の2種盛りです。
同じような色なのに、歯ごたえが違うし、香りも違う。微妙に厚さが違うせいか、よく特徴がわかります。
私、今ではお造りといえば弁いちを思い浮かべるほど、今まで知らなかった刺身を体験しています。とはいえ、若い頃に食べてもこの味の良さはわからなかっただろうと思います。
どのように調理したか想像できるし、素材や旨みについてもわかるようになってきたからこそ、弁いちのお造りが楽しめると思っています。
まぁ、そんなことを考えながら、ほっこりとした焼き魚を食べ、北海道からの短角牛をたいらげました。
お腹苦しいです。ですが、弱音は許されません。
鹿肉と舞茸の混ぜご飯、お味噌汁に続き、芋羊羹と洋梨のカシス漬けをたいらげました。
ご馳走さまでした。
次回はいつ行けるのでしょうか。
できれば春に訪れたい。春のお椀は楽しいもの!
😅
すっかり更新が遠のいてしまいました。
写真が溜まっているので焦っております。
ですが、今年最終週もお出かけするので、写真整理は来年からになりそうです。
ちょっとサボっていたので心を入れ替えて取り組まねばなりませんね。
暖かく見守っていただければ幸いです。