今回の東北旅行、目指せ「鶴の舞橋」ということで企画がスタートしたのだけど、参加者の誰も青森に土地鑑がない(汗)
鶴の舞橋の写真だけ撮って帰るなら日帰りでもできそうだ。
でも、どうせなら青森、五能線のあたりをうろうろしたいよね。という話になった。
最初は、飛行機で青森空港へ行く、秋田周りの電車で行く、車で行く、それぞれの手段で青森駅を目指そうか。
そんな風に気軽に考えていたのですが、意見を出し合っているうちに、関東集合で車で一緒に移動することになりました。
私には珍しい2泊3日のお泊まりグループ旅行です。
1日目の宿泊をどこにする?と、ネットで検索してみました。
いろいろ意見が飛び交いましたが、温泉旅館が苦手な私に温泉宿の良さを是非にと、粘り強い推しについ負けそうになりました。
それでもかなり抵抗して、なんとかホテルを予約することに成功しました!
楽天トラベルで「1部屋ご利用人数」に1人を選んで検索するといくつか候補が出てきたのです。
夕食と朝食がついている旅館のようなプランです。
「でも、ホテルだよ〜?。ホテル鹿角はホテルってついてるから大丈夫」
「夕食には、食べたいと言っていたきりたんぽ鍋がついてるよ〜」
という声に背中を押されて、私もポチっと予約ボタンを押しました。
十和田湖の近くだし、ホテルの名前が鹿角・・・しかつのって・・・どんな田舎やねん!
と情報を取っていくと、鹿角は「かづの」と読みます。
縄文の故郷であり、大湯温泉郷。
そして住所はなんと!秋田県でした。
ホテルの素晴らしいHPはこちらをクリック
暗くなってからの到着だったので、ホテルの周りはよくわからずにチェックインです。
駐車場には観光バスは見当たらず、個人客の車だけでした。
フロントで名前を告げると、手続きの最後で噂に聞いた地域共通券をいただきました。
GoToを利用しての予約ですから、宿泊代は35%off、そしてこちらの商品券が付くのですからお得感満載です。
秋田県を含めて東北5県で使えます。ただし、期間が2日間のみなのですぐに使わないといけないのです。
私は地元の日本酒を選んで宅急便で送りました。
ホテルのお部屋はHPで見てもらうとして、今回は普通のシングルルームですので写真は撮りませんでした。
温泉地ですから大浴場がウリのこのホテル、バスケットにタオルセットが準備されていました。
ただし、タオルが1セットしか見当たりません。
まぁ、普通はそうでしょう。
大浴場を使う人は、浴場のほうに山のようにバスタオルは用意されているでしょうから困ることはないでしょうけど、大浴場が苦手な私はお部屋についているユニットバスを使います。
バスタオルが1枚しかないのはちと困ります。
フロントに電話をすると「すぐにお持ちします」と二つ返事で対応してくれました。
そしてほんとにすぐに、数分後には持ってきてくれました。
大きなホテルなのにこの素早さはなに?都会の一流ホテルよりも早いよ。
と、使用予定枚数のバスタオルをGETしてご機嫌な私です。
チェックインのときにお夕食の時間を決めたので、それまでの時間はお部屋で寛ぐべく洗面道具を出したり、TVを点けてみたり、Wi-Fiを楽しもうとiPadを取り出していたところ、
天井の照明のところでパチっパチっ・・・と音がし始めました。
見上げると音は止まるのですが、iPadを見ていると再び音がします。
よくよく見ると、蠅よりも少し大きな黒い虫が明るい照明を攻撃しているようです。
慌てて持っていたiPadをデスクに置いた時に、どうやら照明のコントローラの上に置いたようで、部屋が暗くなってしまいました。
気がつかない私はさらに慌てることに・・・。
半泣きで再度フロントに電話しました。
お夕食時間の忙しいときにごめんなさいね。
ほんとに手のかかる女です、はい。
今度もすぐに部屋に来ていただいて、迅速に全部解決してもらいました。
虫には慣れているようで、捕獲セットがあるんです。
それですぐに解決です。あまりの手際のよさに感心してしまいました。
そんなことをしていたらお夕食の時間になりました。
1階、ロビーの奥にはライトアップされた紅葉の綺麗な庭がありました。
そこに数分佇んで、手入れの行き届いた庭を鑑賞しました。
庭に出ることは叶わずにガラス越しなので写真は撮りませんでした。
朝に撮った写真がこれです。
通常なら写真左手に映るレストランでの食事なのですが、今はコロナ感染対策のためにレストランを閉鎖して、宴会場が夕食会場になっていました。
夕食会場は天翔の間です。
内緒で隣のテーブルをパチリ!(笑)
奥行きのあるテーブルを用意し、飛沫感染を避けるために席の工夫が見られます。
座ってみてわかったけど、対面との距離があるのであまり会話が進みません(苦笑)
出発前にジョークで言ってた「会話はLINEで!」が笑えない状況でした。
ホテル側の対策に感心しながらお夕食が始まりました。
種類多いっ!
でも、嬉しっ!!
すでにテーブルにはこのセットが配膳されていました。
お刺身とか冷製茶碗蒸しなどは冷たかったので、予約時間の直前に用意されたと思われます。
アルコール分のほとんど入ってない甘いりんご酒を一気に煽って、まずは八寸から。
私は海老・蟹抜きの献立になっています。
4種盛りは、鮭、胡麻豆腐、烏賊と明太子、青菜とアサリ。
胡麻がNGだというのを伝え忘れていましたが、最近胡麻を食べてないのでほんのちょっぴりだけ味見をしました。
お造りは、鮪(まぐろ)、鮭、帆立、烏賊
冷たくて、特に、帆立と烏賊が美味しかったなぁ。
銀ダラのオーブン焼き
海のほうでは銀ダラもよく獲れるらしく、翌日の魚市場でもたくさん銀ダラを見ました。
陶板焼き。
これは旅館ではよく見かける、下に固形燃料があって、スタッフが火を点けてくれるスタイルですよね。
こういうのに少し憧れていた私は、心の中で拍手をしました。(笑)
秋田牛と十和田湖高原ポークの食べ比べです。
秋田牛はなんともワイルドで歯ごたえがよく、対して高原豚はとろとろで柔らかく、
私としては十和田湖高原ポークが勝利しました。
野菜が美味しいのが印象深いです。
これ、稲庭うどんですよね?
献立にはサラダ仕立てとありますが、ジュンサイが入っているからこれで間違いなさそうです。
出汁の効いた冷製茶碗蒸しを食べると心が落ち着きました。
これできりたんぽ鍋に向き合えます。
お待ちかねのすごく興味がある鍋、ひとり用きりたんぽ鍋も卓上で温めるスタイルです。
じゃん!!
蓋を取ると、こんな感じ・・・
糸こんにゃく、舞茸、セリ、比内鶏(写真では見えないけど)、ネギ、きりたんぽ。
ネギの下に入ってる比内鶏が少量すぎて、出汁が薄いらしいです。
美味しいきりたんぽ鍋を食べたことがある人はそう言っていました。
私的にはあっさりと美味しくいただきました。特にセリが美味しいと感じました。
関西ではあまり食べないから、野菜の味が違うんですよ。
秋田の野菜、味が濃くて美味しい〜〜!
木の子が入った炊き込みご飯。
旅行中ずっと思ってけど、お米が美味しい。
このご飯も、お腹いっぱいなのにどんどん入る。
デザートもでましたが、味見程度しか食べることができませんでした。
そのくらいお腹いっぱいです。
ライトアップされた庭をもう一度鑑賞し、ギフトショップを冷やかしてから部屋に戻りました。
早朝からの移動と、部屋のWiFiの繋がりが悪かったのとで、お風呂あがりに缶チューハイを数口飲んで寝落ちです。
気がついたら朝だった・・・(笑)
顔を洗ったらもう朝食の時間です。
夜と同じ会場で、案内されたテーブルにはあらかじめ朝ごはんが配置されていました。
写真下のご飯、お味噌汁、惣菜一品、飲み物はビュッフェになっていてカウンターに取りにいきます。
すかさずりんごジュースGETしましたよ。
ご飯のところにはカレー、朝カレーの用意もありました。
私がとったお惣菜は、八幡平ポークと野菜の煮込みでしたが、これが大層美味しくて、おかわりしたいなと思ったくらいです。
お米、美味しい〜〜〜!
朝食が終わったら、小雨の中、いよいよ青森ツアーが始まります。
出発直前に、弘前がクラスターでロックダウンになりまして、この日は解除されたようなのですが大事をとって弘前をコースから外すことになりました。
弘前城の紅葉・・・綺麗だろうに残念です。
その代わりに十和田湖方面に行くことになりました。
もうすぐ行くから待っててね、奥入瀬〜〜!