理髪店を改装したという『和食 晴ル』は、暖簾を潜る前からカジュアルさ感じられて臆することなく店に入れます。
カウンターのみ11席の小さなお店は、店主とサービススタッフ2名の3名で切り盛りしていました。
座るとすぐに手書きのメニューが出されて、どれを食べるか迷うほど。
ここはあらかじめ下ごしらえをした食材が冷蔵庫に入っており、注文を聞いてからお刺身を切ったり、焼いたり揚げたりして動きを見ることができるオープンキッチンなので、飽きずにずっと見ることができて幸せです(笑)
高級割烹料理店になると、カウンターといえどもキッチンを見ることができない設計のお店も多いですから、初期人の仕事を間近に見れるのはほんと嬉しいものです。
まずは、おすすめの『不動』という清酒のブラックラベルを注文してみました。
つき出しは『蓮根の真薯』の葛仕立てです。
蒸し器に入って出動準備OKの蓮根(れんこん)団子を小さな器に入れて、その上からたっぷりの野菜葛餡をかけて、卸し生姜をトッピング。
これはすごく美味しい一品でした。
おでんがありますというので、そのなかから生麩をチョイス。確かこれも蓮根か牛蒡だったか・・忘れましたが、ブツブツとはいっておりました。
お皿が素敵です!
鱈子の粕漬け
これでお酒が何杯もいけそうです。
そして、ポテトサラダを見つけてしまいました。
目の前で作るのが見えたのですが、白っぽい特性のマヨネーズにジャガイモを入れて和えるだけ!
こんなシンプルなポテトサラダは初めてです。
お腹いっぱいになるのも厭わずに全部食べました!
唐揚げ
もも肉と、手前の茶色いのがハツ、奥の茶色いのがレバーだそうです。
ほんのりとガーリックと醤油の風味が美味しかったです。
ハツって心臓の部分かな?そしてレバーも味見に小さな一切れを食べました。
食べず嫌いは良くないと思うのよ。なんでも挑戦してみるのです。
それでもレバーはちょっと涙目になりそうだった(苦笑)
もちろん最初の酒は飲み干して、『而今』(じこん)に変わりました。
これはめっちゃ好みのお酒でした。
鴨のミンチカツ
冷蔵庫からパテを出して、目の前で卵液とパン粉をつけて揚げていきます。
鴨肉はミンサーで潰さずに、包丁で叩いたのでしょうねブツブツ感が素晴らしいです。
熱々で口の中を少し火傷してしまいましたが、美味しいので気にせず食べました。
京都の『ツバメ』というウスターソースが添えられていましたが、このソースかなりよい香りがして食欲をそそります。
人気の鯖の巻き寿司です。
売り切れたらいやなので最初に1切れ取り置いてもらったのです。
シメ加減が好みよりちょいと強いかなと思ったのですが、食べて見るとちょうどよい加減でご機嫌になりました。
お隣の席の人が、締めの『ラーメン』を注文していて、美味しそうだったので写真だけ撮らせていただきました。
ストレート麺とたっぷりのスープ、そしてネギだけのシンプルなもの。
スープのベースはおでんの汁だそうです。それに醤油などで味付けしたもので仕立てているということでした。
最後に何を食べようかと献立をみると、『とうめし』というのがありました。
これは何でしょう?
店主に聞いて見ると、豆腐を醤油で煮たものをご飯の上に乗せて、おかかをたっぷりとトッピングしてあるものだそうです。
おばんざいなのでしょうか?
何しろ私は初めて食べるご飯です。丼ものになるのかな?
おかかで豆腐が見えないので、写真用にそっとお箸で豆腐を出してみました。
かなりしっかりと煮ています。そして緑鮮やかな纉緒の粉が・・・とってもよいアクセントになっているのです。
この山椒、過去に食べた記憶があるなぁ。
お腹いっぱいになるまで食べて、ほろ酔いで晴ルを後にしました。
地図では確か四条からちょこっと下がったところのはずですが、歩いては絶対にたどり着けない自信あり(苦笑)
行く時のタクシーも一方通行をあっちこっち曲がって、方向すらわからなくなってましたから私。
店内予約客ばかりで満席で、みなさん楽しげにリラックスして飲み食いしてましたから私もつられてかなり楽しかったです。
こういう京都も良いなぁ〜と思いながらほろ酔いで帰ったのでありました。
和食 晴ル
Website:https://www.facebook.com/washoku.haru
住所:京都府京都市下京区神明町230-2
営業時間:17:00〜23:00 (土日は16:00〜 )
定休日:月曜日
予約番号:075-351-1881
その他の情報:カード不可