足早に去っていく津軽野の秋。
独り、その季節の移ろいを大きな空の下で刈田の畔に腰かけて味わう。
ちっぽけな単行ディーゼルは自分。
雄大に裾を広げる津軽富士とゆったりと流れる千切れ雲の静と動が支配する中で、
己というちっぽけな存在をまざまざと思い知る。
あれから倍以上の人生が過ぎたけれど、己の行先はまだ遠く。
1982年秋 津軽鉄道 芦野公園~川倉
佐倉さんのブログでも良く紹介されている3071ㇾ。
昨日のヒガハスは良く晴れ渡り夕刻の3071ㇾ通過までぎりぎり日差しがあった。
これは、日没前のショータイムだとばかりに3人の鉄は思い思いのポジションで件の列車を待つ。
が、手前の細い水路で草刈り作業後に野焼きが始まり・・・。
薄い煙幕を張られてしまった中を3071ㇾが通過、データを少しPSでコントラストアップして何とかギラリを収めた。
秋色になった屋敷森とスカイラインから立ち上がる薄紅色の空、
秋のショータイムを満喫できた。
2013年11月23日 東北本線 東大宮~蓮田 EF641013号機 3071ㇾ
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