数年前に余部鉄橋物語を読んだ。
其処には、かつては橋守さんがいて毎年橋脚にペンキを塗ったり細目に補修をしていたことが書かれていた。
或る秋、 餘部鉄橋を訪れた時に足場がかけられ塗装工事がなされていた。
昭和になって、塩害に強いペイントができ餘部の塗り替えは数年に1度になったと言うし、橋守さんも居なくなった。
厳しい冬に向かっての準備の秋。
画面で分かりずらいが、河原に咲く彼岸花が可憐だった思い出のカット。
まだ事故が起きる前の平穏な餘部を、DD51旧客が蒼き空に紫煙をくゆらせのんびりと通過していった。
1981年10月(?)山陰本線 餘部~鎧
※左のにほんブログ村鉄道写真参加ボタンをポチッとお願いします。
最新の画像[もっと見る]
ニコンEL2に非aiレンズで、絞りを間違えて絞り込みすぎてるカットです。
安いスキャナでコンディション最悪ですが、補修中の貴重な
餘部の一コマです。
列車にもまた鉄橋の歴史に負けない風格が無ければ・・・。
「秋休み」でしょうか。晴れあがった空に溶け込むようです。