鉄道写真に自然界の動物を絡ませるほど手強いものはない。
要は偶然の産物に期待するしかないわけで・・・。
撮れないかと期待はしてみたものの、その偶然は突然やってくるのである。
後で分かったのだが、ちょうど列車脇の草叢に隠れているあたりの海にウミネコのお狩場があるようで、
二日間通ったうちどちらの日も鳥山を見かけた。
ちょっと遠いけど二日目の朝の収穫。
そのあとこちらで、望遠で遠ざかる列車を追っていたら、
やはりいきなりフレームイン。
やっぱり手強い相手である。
2017年6月 上)陸中八木~宿戸、下)有家~陸中中野
梅雨明け直後の週末の今日、早朝練習に出た。
3084レから8179レまで、滞在時間にして約2時間半。
そのメインは蓮田の蓮花。
今年は花付きが悪いという情報を得ていたが、どうも蓮池の管理の問題のようで単純に言えば栄養不足状態。
黎明の薄暗い中で蓮の蕾を狙う。
単玉で露出を稼いだ分妖艶な雰囲気。
そして朝焼け色に蓮池が染まり、いよいよ日の出。
この30~40分の間で徐々に満開へ達する。
3056レ通過の頃には花数は少ないものの、見事に咲き揃った。
蓮の開花の厳かな時間、一瞬夏の暑さを忘れるひととき。
2017年盛夏 ハスヒガにて
新幹線並走区間という名の下に三セク化された東北本線の一部、IGRいわて銀河鉄道。
しかし、少子化の現代においてJR東日本の旅客通過列車のの通行料、
そして北海道を中心とした貨物の大動脈としての施設使用料で大きく賄っていることは言うまでもないこと。
国鉄時代から連綿と続く資産を受け継ぎながらも、利用者に対するサービス向上の一環で駅施設はリニューアルしつつある。
岩手川口駅も駅本屋を改装工事中だった。
夏とはいえ重たい雲に薄暗さが残る中、上り一番電車がやってくる。
構内は、国鉄時代の面影を残すというよりは、寧ろユーザーたる日本貨物鉄道の
長大編成を抑止退避させる有効長確保のため広々としているわけだ。
そして、朝夕の駅の日常だが電車時間のちょっと前に自動車によって送られてきた学生たちが
到着の2両編成電車に乗り込む。
かつて、6、7両の客車を連ねていた東北本線の朝晩の各駅停車の風情は微塵も残っていない。
2017年6月 IGRいわて銀河鉄道 岩手川口駅
いよいよ夏本番。
楽しく、趣味で盛夏を乗り切りましょう!
日頃、全く新幹線を撮らない電関人ですが・・・。
2007年4月 博総にて(許可を得て撮影)
最終日の午前中、やりたいことが目白押しで10時台の八戸線を宿戸付近で撮影後移動。
先ず目指したのは三鉄久慈駅。ここで平日のこの朝大人気の雲丹弁当を仕入れる。
首尾よく弁当購入後久慈からさらに南を目指し、地酒の造り酒屋「福来」さんへ。
福来の話はすでにアップ済みなので、福来さんにお暇を述べてさらに南下。
目指すは「あまちゃん」でロケが行われた最寄り駅となった堀内駅。
駅を絡めるか、漁港の風景を絡めるかいろいろ悩んだ挙句、ここをチョイス。
白井海岸寄りの一つ先の入り江を前景に三鉄を待った。
ビー玉色の海は流石に透明度が高い。
さらに反対からくる列車を今度は野田玉川寄りにて。
まだまだ重たい雲が張り詰めていたので、少しアクセントをつけるべく漁港に下る途中、
線路とレベルになるあたりで咲いていたアジサイをモチーフに。
これでほぼ午前中を終了したので、「さて雲丹弁を食らうべかと?」ふと北側の空を見ると
なんだか良さげに青空と日差しが見え、
それではと、車を走らせて八戸線随一の海岸まで一走り。
ようやく今回の遠征で最高の食事にありついたのだった。
いよいよ八戸線は晴れ間に突入・・・!?
2017年6月 三陸鉄道北リアス線 白井海岸~堀内~野田玉川