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気象庁、「平成28年熊本地震」と命名(本震前) ”地震の名称を変更しては” 

2016-04-19 07:24:07 | 社会
http://www.yomiuri.co.jp/national/20160415-OYT1T50074.html2016年04月15日

 気象庁は15日、熊本県熊本地方を震源とする14日夜の地震を「平成28年(2016年)熊本地震」と命名した。

感想
気象庁は、命名した後、本震が来ましたが、名称は変更しないとのことです。
名前は重要です。阪神淡路大震災も当初は淡路がありませんでした。そうするとその地域は地震がなかったと思われるとのことで名称の変更の依頼があり変更になりました。
熊本地震だけだと熊本県だけに限定されている印象を与えます。
九州中央部地震、熊本・阿蘇地震、熊本・大分地震など名称を変えることで地震が熊本県だけでなく広域に広がっているイメージを与えるのではないでしょうか?

400年前の地震と類似?古文書に予測の手がかりは

2016-04-19 07:12:38 | 社会
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2753408.html

 今回の熊本地震は、観測史上、例を見ない形で震源地が移動しているといわれています。予測の難しい今後の地震活動ですが、歴史にその手がかりを探すことはできるのでしょうか。

 被害の大きかった場所の1つ、熊本県西原村。村は、今回、大きな揺れを引き起こした布田川断層帯の上に位置しています。住民男性が見せてくれた村の郷土誌にはこう書かれていました。

Q.布田川・日奈久断層が1200~1500年前ごろに活動していたと?
 「予測してあったな。布田川断層を抱えているので、この辺りは大地震に見舞われるという認識はみんな持っていたと思う」(住民男性)

 断層があると認識しながらも、「まさか来るとは思わなかった」といいます。

 「古文書を見直すと、観測史上、例がないことではなく、よく観測されている可能性があることがわかった」

 歴史研究家の磯田氏は、今回の熊本地震と似た事例がおよそ400年前に起きたと指摘します。

 「卯の刻より大地震い、午の刻にいたり、城楼崩壊す」

 磯田氏の調べた古文書によりますと、1619年3月17日、熊本県八代地方で地震が発生。余震が長期間続いたといいます。また、このときは、熊本だけではなく、現在の大分県に当たる豊後地方も大きく揺れたとの記述があります。

 「今回のように、最初の揺れではお城は残っているが、余震活動が活発で、どんどん建物を壊していくという様子が、約400年前の地震でも同じような傾向がある。熊本の地震が大分に波及、もしくは同時に大分で起きるということが、このとき(400年前)も起きた可能性が高い」(国際日本文化研究センター 磯田道史准教授)

 今回、熊本城は被害を受けましたが、400年前も、たび重なる地震によって熊本城が崩れたといいます。

Q.被害状況や市民生活の変化は?
 「熊本城の天守閣の石垣がバラバラと落ち、中に殿様の家族を置いておけない。地震屋をつくるんだと。要するに避難所」(国際日本文化研究センター 磯田道史准教授)

 不気味な類似点が他にも見られます。熊本で地震が起きた8年前、1611年には、東北地方で大きな地震が起き、津波に襲われていました。熊本の地震の後、1633年には、現在の神奈川県、小田原地方で地震が起きています。

 「熊本県から大分県にかけての地震活動は現在もまだ活発に続いています」(気象庁の会見)

 揺れが続き、かつ震源地が広い範囲に拡大している今回の地震。他の地域での地震を誘発する可能性はあるのでしょうか。

 「今動いたところの両サイドというのは動きやすくなっている」(高知大学 防災推進センター 岡村眞特任教授)

 活発な揺れが続く今回の地震。今後、警戒すべきポイントはあるのでしょうか。

 「今、非常に地震を起こして活発に動いている、これを中央構造線、活断層系という」(高知大学 防災推進センター 岡村眞特任教授)

 地質地震学が専門の岡村氏は、中央構造線に注目。この付近では地震はどこでも起き得ると指摘します。

 中央構造線とは日本列島を貫くように横たわる全国有数の活断層の1つで、一連の地震を引き起こした布田川断層帯と日奈久断層帯も延長線上にあります。

 「緊張がずっとあったのに1か所だけトンッと(緊張を)取ってしまうと、そこへ向かっていろんなものが動いてくる。それが新しい誘発地震になるが、それがどうも少し見えてきている」(高知大学 防災推進センター 岡村眞特任教授)

 地震大国・日本。いつ、どこで地震が起きるかの予測は、非常に難しいといわれます。茨城県鹿嶋市の鹿島神宮に「要石」と呼ばれる石があります。古くからナマズが地震を引き起こすと信じられてきましたが、要石は、そのナマズを押さえ、地震を鎮めるとして大切にされてきました。地震はいつか起きる、その前提での対策が必要です。

感想
今回の地震は予測されていませんでした。また、前震(M6.5)の後に本震(M7.3)の可能性は気象庁も地震の専門家も予測できませんでした。そのため、家の1Fで寝ていた方が犠牲になりました。

東北大震災でも、過去に貞観地震が古文書で報告され、地域には「ここより下に家を建てるな」と書かれた石像が残っています。東京電力は福島第一原発を建設するとき、古文書の記録を尊重せずに、土木学会などに働きかけ独自の予想を基に津波対策として6mを想定して建設しました。一方、東北電力は東京電力と同じように女川原発では6mを想定していましたが、貞観地震の古文書の記録を尊重し14.6mを想定し建設しました。ほぼ同じころの建設でした。女川原発には14mの津波が来ました。

多くの方が地震を研究していますが、残念ながら地震の予測ができていません。東海地震を予測していましたが、阪神淡路大震災、中越大震災、東北大震災、そして熊本大震災と、予測していないところで大きな地震が起きました。古文書での地震の記録をもっと尊重することがあってもよいのではないかと思いました。