http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e3%80%90%e8%b9%89%e8%b7%8c%e5%86%8d%e3%81%b3-%e9%83%bd%e7%9f%a5%e4%ba%8b%e3%81%ae%e8%b3%87%e8%b3%aa%ef%bc%88%e4%b8%ad%ef%bc%89%e3%80%91%e3%80%8c%e4%bd%95%e3%81%8c%e6%82%aa%e3%81%84%e3%80%8d%e8%88%9b%e6%b7%bb%e6%b0%8f%e3%80%81%e6%b3%a8%e9%80%b2%e8%81%9e%e3%81%8d%e5%85%a5%e3%82%8c%e3%81%9a-%e6%9a%b4%e8%b5%b0%e3%81%97%e3%81%9f%e3%80%8c%e5%a4%a7%e7%b5%b1%e9%a0%98%e3%80%8d/ar-AAh8Xye?ocid=spartandhp#page=2 産経新聞
「別荘の公用車。片道だったでしょう。あれが職員としての、せめてもの抵抗です」
東京都の舛添要一知事を支え続けてきた都幹部は、公用車での別荘通いについて、再三にわたり、舛添氏に“注進”してきた実態を吐露する。「都民に誤解を与えるような使い方はまずい、と。ただ、『自分の車を使って何が悪い』と聞き入れなかった」
舛添氏は4月22日までの1年間に計49回、神奈川県湯河原町の別荘まで公用車で移動し、「公私混同」と批判を集めた。金曜の午後2、3時台に都庁を出発するケースが多く、週末は別荘で過ごす。都のルール的には公務後の「帰宅」扱いで、舛添氏は「(別荘からの)帰り道は事務所の車を使っている」などと弁明。「ルール通りで問題ない」と主張した。
都幹部は「舛添氏は人事権も握っている。それ以上は、強く言えなかった」と悔やみ、「あと1年も発覚しなければ、往復になっていたでしょうね」と語った。
× × ×
こうした実態は、舛添氏が4月28日の会見で語った「(幹部からやめるよう助言を受けたことは)ありません」との説明と食い違う。
「暴走する地方自治」などの著書がある新潟大の田村秀教授(行政学)は「部下とコミュニケーションできないリーダーは失格だ」という。
都知事が任命権を持つ知事部局の職員は2万4192人。自らの政策を実現する“手足”に使えるほか、都ではブレーン(頭脳)となる副知事は4人、対外交渉などを代行する特別秘書は2人まで置ける。
だが、舛添氏は、外部人材を登用した石原慎太郎元知事や猪瀬直樹前知事らと違い、ファミリー企業の元社員ら事務所関係者2人を特別秘書に任命。「自分の意見に反論しない『イエスマン』で周囲を固め、裸の王様になってしまった」(都幹部)
× × ×
都知事の権力は絶大だ。1350万都民や企業が生み出す「都内総生産」は約93兆1千億円(平成25年度)で、オランダ(約83兆3千億円)の国内総生産より多い。予算規模はノルウェーやインドネシアの国家予算に匹敵する約13兆6500億円(28年度)。「都知事は『東京国』の大統領といっても過言ではない」と田村氏はいう。
都知事は米大統領と同様、有権者の投票で選ばれる。政権与党の代表が就任する首相とは違い、「党内のしがらみもなく、資質によっては、『独裁』状態にもなりかねない」(田村氏)。
“暴走”を止めるのは都議会の責務だが、今回は辞職に追い込み、疑惑の解明には至っていない。
感想;
「貞観政要のリーダー学」 守屋 洋著より
“大事は皆小事より起こる”
太宗(唐の二代目名君)が貞観六年、側近の者に語った。
あの孔子が、『国が危難に陥って滅びそうだというのに、だれも救おうとしない。これでは、なんのための重臣なのか』と語っている。
まことに臣下たる者は、君臣の義として、君主に過ちがあれば、これを正さなければならない。わたしはかつて書を繙(ひもと)いたとき、夏の桀王が直言の士、関竜逢を殺し、漢の景帝が忠臣の晁錯を誅殺したくだりまでくると、いつも読みかけの書を閉じて、しばし嘆息したものだった。どうかそちたちは、おのれの信ずるところをはばからず直言し、政治の誤りを正してほしい。わたしの意向に逆らったからといって、みだりに罰しないことを、あらためて申し渡しておく。
結局、舛添知事は上に立つ器でなかったということなのでしょう。
「別荘の公用車。片道だったでしょう。あれが職員としての、せめてもの抵抗です」
東京都の舛添要一知事を支え続けてきた都幹部は、公用車での別荘通いについて、再三にわたり、舛添氏に“注進”してきた実態を吐露する。「都民に誤解を与えるような使い方はまずい、と。ただ、『自分の車を使って何が悪い』と聞き入れなかった」
舛添氏は4月22日までの1年間に計49回、神奈川県湯河原町の別荘まで公用車で移動し、「公私混同」と批判を集めた。金曜の午後2、3時台に都庁を出発するケースが多く、週末は別荘で過ごす。都のルール的には公務後の「帰宅」扱いで、舛添氏は「(別荘からの)帰り道は事務所の車を使っている」などと弁明。「ルール通りで問題ない」と主張した。
都幹部は「舛添氏は人事権も握っている。それ以上は、強く言えなかった」と悔やみ、「あと1年も発覚しなければ、往復になっていたでしょうね」と語った。
× × ×
こうした実態は、舛添氏が4月28日の会見で語った「(幹部からやめるよう助言を受けたことは)ありません」との説明と食い違う。
「暴走する地方自治」などの著書がある新潟大の田村秀教授(行政学)は「部下とコミュニケーションできないリーダーは失格だ」という。
都知事が任命権を持つ知事部局の職員は2万4192人。自らの政策を実現する“手足”に使えるほか、都ではブレーン(頭脳)となる副知事は4人、対外交渉などを代行する特別秘書は2人まで置ける。
だが、舛添氏は、外部人材を登用した石原慎太郎元知事や猪瀬直樹前知事らと違い、ファミリー企業の元社員ら事務所関係者2人を特別秘書に任命。「自分の意見に反論しない『イエスマン』で周囲を固め、裸の王様になってしまった」(都幹部)
× × ×
都知事の権力は絶大だ。1350万都民や企業が生み出す「都内総生産」は約93兆1千億円(平成25年度)で、オランダ(約83兆3千億円)の国内総生産より多い。予算規模はノルウェーやインドネシアの国家予算に匹敵する約13兆6500億円(28年度)。「都知事は『東京国』の大統領といっても過言ではない」と田村氏はいう。
都知事は米大統領と同様、有権者の投票で選ばれる。政権与党の代表が就任する首相とは違い、「党内のしがらみもなく、資質によっては、『独裁』状態にもなりかねない」(田村氏)。
“暴走”を止めるのは都議会の責務だが、今回は辞職に追い込み、疑惑の解明には至っていない。
感想;
「貞観政要のリーダー学」 守屋 洋著より
“大事は皆小事より起こる”
太宗(唐の二代目名君)が貞観六年、側近の者に語った。
あの孔子が、『国が危難に陥って滅びそうだというのに、だれも救おうとしない。これでは、なんのための重臣なのか』と語っている。
まことに臣下たる者は、君臣の義として、君主に過ちがあれば、これを正さなければならない。わたしはかつて書を繙(ひもと)いたとき、夏の桀王が直言の士、関竜逢を殺し、漢の景帝が忠臣の晁錯を誅殺したくだりまでくると、いつも読みかけの書を閉じて、しばし嘆息したものだった。どうかそちたちは、おのれの信ずるところをはばからず直言し、政治の誤りを正してほしい。わたしの意向に逆らったからといって、みだりに罰しないことを、あらためて申し渡しておく。
結局、舛添知事は上に立つ器でなかったということなのでしょう。