幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

幸せに生きるには幸せな考え方をすること 笑顔のレシピは自分が創ることだと思います。笑顔が周りを幸せにし自分も幸せに!

「ママより女」 ドラ・トーザン著 ”フランスの女性の意識から学ぶ”

2016-06-19 01:58:05 | 本の紹介
フレンチ・パラドックス
1)ヴァカンスをたっぷり取るのにGDPは世界5位
 平均5週間取得 
2)権利は男女平等だけけど、男性はジェントルマン
 レディー・ファーストなんて言葉も、フランスには生き残っている。
「今日のドレス、素敵だね」「いい香りがするね」など、何かと女性をホメますし、食事時は女性のグラスにワインを注ぐのは当然のこと。 
3)個人主義だけれど、“大きな政府”を支持する
 フランス人は個人主義です。ところがフランスは、日本よりずっと高負担高福祉の“大きな政府”なのです。 
4)出生率が回復
 1994年に1.66まで下がったが、2008年に2.02まで回復。
 結婚より子どもを持ちたい女性が多い。

結婚以外の制度があるために、バクスは2009年は16万6250組。結婚のほうは年々減って25万6000組。
バクス;個人のものだが取り決めにより共有化できる。相続人になれない。死亡した相手の年金を受け取れる。
ユニオン・リーブル(事実婚);
 財産は50%ずつ受け取る権利がある。相続人になれない。死亡した相手の年金は受け取れない。

マテルネス
 3歳~5歳のすべての子どもが通う公立の幼児学校。国の教育機関で授業料は無料。
クレッシェとアルト・ガルドゥリー
 0歳~3歳児の、マルテネス就学前の子どもの託児所。

フランス人の大原則は、人生は楽しむためにあるということ。追求しているのは、人生を楽しく生き、精一杯楽しむためにアムールが欠かせません。そしてセデュクションが大事。アムールと人生を豊かにする。セデュクションとは、自分の魅力をさりげなくアピールして相手を惹きつけること。もちろんセックスアピール。
中世から近世にかけてフランスでは恋愛といったら、それはほとんど不倫みたいなものでした。一方、結婚とは家同士のの取り引きであり、親たちが決めるものだったようです。今も昔も不倫は決して世間体的にはオーケイというわけではありません。ただし、容認というか暗黙の了解で、不倫文化が脈々とつながっているのです。
イギリスの避妊具メーカーDUREXの調査レポート2004年版によると、フランス人が1年にセックスする回数は平均137回、堂々の世界1位でした。一方、日本は45回前後で世界最下位。
フランス人にとってアムールとセックスは切り離せません。気持ちが大事なのは言うまでもありませんが、セックスもとても重要な要素です。

感想
「フランス人の大原則は、人生は楽しむためにあるということ」
きっと、この楽しみが生きるエネルギーにもなるのでしょう。
生きていれば、”何かのために、誰かのために”できることがきっとあると信じて。

フランス人は”アムール”を大切にすることで、幸せホルモンをたくさん出しているのだと思いました。