映画「ライファーズ 終身刑を超えて」 -罪に向きあう- チラシより
取り返しのつかない罪を犯したとき、人は罪に向きあい、償うことができる だろうか。
米国アリゾナ州を拠点とする民間の更生団体アミティは、刑務所や社会復帰 施設で更生プログラムを積極的に行ってきた。創設者をはじめスタッフの多くが元受刑者や元薬物依存者というユニークな団体である。友情や友愛を意味するアミティの活動の特徴は、刑罰でも矯正でもなく、語り合いを通して、 生き方そのものを変革していくことだ。
ライファーズとは、終身刑もしくは無期刑受刑者のこと。最も重い罪を犯 した彼らが、アミティで自分の人生をさらけ出し、徹底的に罪に向きあって いく。そして、それを見た他の受刑者も、麻痺した心を開き、暴力への依存 から自由になる道をともに模索していく。再犯の連鎖から回復の連鎖への転換がここにある。
映画を見て(映画の内容より);
・仲間と話し合う場を持ち、仲間の良いところを言い合う。
・サンクチュアリ(安全な場所)「あなたにとってのサンクチュアリとは?」
・子宮が最初0の安全な場所 ・サンクチュアリがあれば人は強くなる
・サンクチュアリと聞いてどんなイメージが? 参加者に答えてもらう。
・魂のところ ・平和 ・安全 ・信頼 ・祈り
・サンクチュアリを失ったときについて話し合う。
・アミティのプログラムのおかげで多くの人が立ち直っている。
・問題に至った原因について考えるようになった。
・自分の心に平和を築かなければ平和になれない。
・共感と信頼が必要
・家庭で小さい時から、非行や犯罪が始まっていた。
・自分たちの過去や思いを話したことは決して他には話さない。
・キリスト教の文化の背景があるからできるので、日本では難しいかも。
・秘密をお互い守る。最後に皆で輪になって約束する。
・正直に話す人が自分の閉ざしていた心を開いた。本気で語っている。
・ライファーズがサンクチュアリを提供している
・アミティに参加するようになって被害者のことを考えるようになった
・裁判のときには被害者のことは考えなかった
・遺族のことを考えるようになった
・出所後、アミティの施設で1年過ごせる。
・アミティLA支部には100人いる。
・自由には責任が伴う。
・おれたちは変ることができる。そう信じることができるようになった。
・15歳の子どもが殺された。おれのヤクのため。銃で4発撃たれた。
責任の取り方は2つ
・報復する。
・死者に人の役に立つことで敬意を払う。
・世界の子どもを救うことができる。
・悪魔の手先だった兄が変わることができた。見本になった。
・ライファーズが出所できるかどうかは被害者の遺族の許しがあるかも大きな判断基準。映画では、遺族の許しがなく出所できない人と、出所できた人が取り上げられていた。出所できないライファーズが仲間のケア(相談)に乗っている。
汪さんのお話;
・50%が再犯
・一人で反省できるが、一人では更生できない。
・本人の努力だけでは超えられない。
・自己責任を否定しているようだが、出所してからの社会環境が厳しい。支援が乏しい。
・家族とも疎遠になっている。
・刑務所を出ても、住むところも仕事もない。
・昔は無期懲役は模範囚だと15年ほどで出所できたが、今はとても少ない。
無期懲役その後出所したが再犯して40年刑務所生活の方のお話;
・心に希望と目標を持てば、人間誰でも生まれ変われる。
・無期懲役の人の手本になるように長生きして自分の罪をつぐないたい。
・仕事に就くことができたが、仲間が自分の過去を職場で話した。それにより会社にいられなくなった。それで何となく福井に行った。しかし、保護観察司に言わなかったので重要事項報告違反で福井に行ってから1か月後に逮捕されて刑務所に戻ってしまった。
・「人にありがとう」と言われて更生できた。
・「ありがとう」と言えないと更生できない
井出シスター(かえるのうた副代表);
・許す力。この許す力を持ちたい。許せないといつまでも自分がそれに囚われている。
・ポジティブシャワーは良い。自分の良いところを言ってもらうのは前向きになれる。
・映画でお互いに“手を読む”作業をしていた。これは良いと思った。
感想;
副代表の井出シスターはケベック・カリタス修道女会の方でした。“かえるのうた”によく寄稿されているのでどんな方かなと思っていました。帰る時に、声をかけてくださりました。
人は変ることがいつでもできるのだと思いました。ただ、それは何かのきっかけが必要であり、誰かの支援が必要なんだと改めて思いました。社会の支援も必須ですが、誰か人と人のつながりの支援。汪さんはそれを実感されているからこし、今ご自分がそれをなさっているのでしょう。まさに、これまでの人生を生かす働きをされていると思いました。
姜尚中さんは在日朝鮮人で、初めて捺印拒否など名乗りを上げられ、とても苦労されました。就職もなかなか見つかりませんでした。しかし、姜尚中さんを支える日本人がいました。差別するのも日本人、支援するのも日本人。姜尚中さんは支援する日本人がいたからこそ、今があります。
マザー・テレサさんが日本で講演した時に、ある女性が「私もカルカッタに行きお手伝いしたい」とマザー・テレサさんに言いました。マザー・テレサさんは「あなたの身近であなたができることがたくさんあります。それをぜひしてください」と伝えました。大きなことはできなくても自分ができることからすることなのでしょう。自分の目の前にある、私ができることを。
”かえるのうた”応援サイト
http://inorinohinshitu.sakura.ne.jp/kaerunouta.html
取り返しのつかない罪を犯したとき、人は罪に向きあい、償うことができる だろうか。
米国アリゾナ州を拠点とする民間の更生団体アミティは、刑務所や社会復帰 施設で更生プログラムを積極的に行ってきた。創設者をはじめスタッフの多くが元受刑者や元薬物依存者というユニークな団体である。友情や友愛を意味するアミティの活動の特徴は、刑罰でも矯正でもなく、語り合いを通して、 生き方そのものを変革していくことだ。
ライファーズとは、終身刑もしくは無期刑受刑者のこと。最も重い罪を犯 した彼らが、アミティで自分の人生をさらけ出し、徹底的に罪に向きあって いく。そして、それを見た他の受刑者も、麻痺した心を開き、暴力への依存 から自由になる道をともに模索していく。再犯の連鎖から回復の連鎖への転換がここにある。
映画を見て(映画の内容より);
・仲間と話し合う場を持ち、仲間の良いところを言い合う。
・サンクチュアリ(安全な場所)「あなたにとってのサンクチュアリとは?」
・子宮が最初0の安全な場所 ・サンクチュアリがあれば人は強くなる
・サンクチュアリと聞いてどんなイメージが? 参加者に答えてもらう。
・魂のところ ・平和 ・安全 ・信頼 ・祈り
・サンクチュアリを失ったときについて話し合う。
・アミティのプログラムのおかげで多くの人が立ち直っている。
・問題に至った原因について考えるようになった。
・自分の心に平和を築かなければ平和になれない。
・共感と信頼が必要
・家庭で小さい時から、非行や犯罪が始まっていた。
・自分たちの過去や思いを話したことは決して他には話さない。
・キリスト教の文化の背景があるからできるので、日本では難しいかも。
・秘密をお互い守る。最後に皆で輪になって約束する。
・正直に話す人が自分の閉ざしていた心を開いた。本気で語っている。
・ライファーズがサンクチュアリを提供している
・アミティに参加するようになって被害者のことを考えるようになった
・裁判のときには被害者のことは考えなかった
・遺族のことを考えるようになった
・出所後、アミティの施設で1年過ごせる。
・アミティLA支部には100人いる。
・自由には責任が伴う。
・おれたちは変ることができる。そう信じることができるようになった。
・15歳の子どもが殺された。おれのヤクのため。銃で4発撃たれた。
責任の取り方は2つ
・報復する。
・死者に人の役に立つことで敬意を払う。
・世界の子どもを救うことができる。
・悪魔の手先だった兄が変わることができた。見本になった。
・ライファーズが出所できるかどうかは被害者の遺族の許しがあるかも大きな判断基準。映画では、遺族の許しがなく出所できない人と、出所できた人が取り上げられていた。出所できないライファーズが仲間のケア(相談)に乗っている。
汪さんのお話;
・50%が再犯
・一人で反省できるが、一人では更生できない。
・本人の努力だけでは超えられない。
・自己責任を否定しているようだが、出所してからの社会環境が厳しい。支援が乏しい。
・家族とも疎遠になっている。
・刑務所を出ても、住むところも仕事もない。
・昔は無期懲役は模範囚だと15年ほどで出所できたが、今はとても少ない。
無期懲役その後出所したが再犯して40年刑務所生活の方のお話;
・心に希望と目標を持てば、人間誰でも生まれ変われる。
・無期懲役の人の手本になるように長生きして自分の罪をつぐないたい。
・仕事に就くことができたが、仲間が自分の過去を職場で話した。それにより会社にいられなくなった。それで何となく福井に行った。しかし、保護観察司に言わなかったので重要事項報告違反で福井に行ってから1か月後に逮捕されて刑務所に戻ってしまった。
・「人にありがとう」と言われて更生できた。
・「ありがとう」と言えないと更生できない
井出シスター(かえるのうた副代表);
・許す力。この許す力を持ちたい。許せないといつまでも自分がそれに囚われている。
・ポジティブシャワーは良い。自分の良いところを言ってもらうのは前向きになれる。
・映画でお互いに“手を読む”作業をしていた。これは良いと思った。
感想;
副代表の井出シスターはケベック・カリタス修道女会の方でした。“かえるのうた”によく寄稿されているのでどんな方かなと思っていました。帰る時に、声をかけてくださりました。
人は変ることがいつでもできるのだと思いました。ただ、それは何かのきっかけが必要であり、誰かの支援が必要なんだと改めて思いました。社会の支援も必須ですが、誰か人と人のつながりの支援。汪さんはそれを実感されているからこし、今ご自分がそれをなさっているのでしょう。まさに、これまでの人生を生かす働きをされていると思いました。
姜尚中さんは在日朝鮮人で、初めて捺印拒否など名乗りを上げられ、とても苦労されました。就職もなかなか見つかりませんでした。しかし、姜尚中さんを支える日本人がいました。差別するのも日本人、支援するのも日本人。姜尚中さんは支援する日本人がいたからこそ、今があります。
マザー・テレサさんが日本で講演した時に、ある女性が「私もカルカッタに行きお手伝いしたい」とマザー・テレサさんに言いました。マザー・テレサさんは「あなたの身近であなたができることがたくさんあります。それをぜひしてください」と伝えました。大きなことはできなくても自分ができることからすることなのでしょう。自分の目の前にある、私ができることを。
”かえるのうた”応援サイト
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