サクラ
・冬の寒さがきびしいほど、春の目覚めが良い。
2月の中旬に奄美大島と札幌市のソメイヨシノの枝を切って、同じ暖かさの場所に置き、どちらが早く開花するか比べると、札幌市の方が先に開花する。
・なぜ北海道ではウメとサクラが同じ時期に咲くか
ウメの花が咲くころの平均気温は6~9℃。一方、サクラの花が咲く平均気温は鹿児島市で13℃前後。札幌市の平均気温は9~10℃。北にいくほどサクラの咲く気温が低くなり、北海道ではウメの咲く気温とサクラの咲く気温が同じになっているので同じ時期に咲く。
・ウメでは一つの芽から一つの花。サクラは一つの芽から複数個(健康な木は4~5個)
・ソメイヨシノは接ぎ木で増やされている。すべての木が同じ遺伝子を持っているため、同じ時期に一斉に咲き、散るときも一緒になる。
アサガオ
・ツルには下向きの毛が生えていてツルが落ちないようになっている。
・太陽が沈んでから10時間後に咲く。10時間後に咲くので朝早くに咲く。
・花のはかない短い寿命を決めている遺伝子がある。この遺伝子があるので花がしおれる。この遺伝子組み換え技術を使ってこの効果を妨げると、長い時間、花がしおれなくなり、24時間後も開花した状態が続いた。しおれるまでの時間が2倍に延長された。
・赤い花を咲かせた種は必ずしも赤い花を咲かせるとは限らない。赤い花を咲かせる優性遺伝子と白い花を咲かせる劣性遺伝子のアサガオだと、白い花を咲かせる花粉が付くと劣性遺伝子だけのアサガオができ、白い花を咲かせる種ができる。
・突然変異が起こる原因の一つに「トランスポゾン」と呼ばれるものがあり、これが赤い色素をつくる遺伝子の中に入ると赤い花をさかせることができなくなり白い花になる。
ゴーヤ
・雌雄同株の植物の一つ。お互いの性質を混ぜ合わせ、いろいろな性質の子孫を作る。いろいろな性質の子孫があると、さまざまな自然環境の中でどれかの子どもが生き残る。同じ遺伝子だと一斉に滅んでしまう。
・ゴーヤが苦いのは、まだ種が成熟していないため、それまでに動物に食べられないため。種が成熟すると苦みが消える。
トウモロコシ
・一つの株に雄花と雌花を別々に咲かせる。かつ、雄花が先に熟して花粉をまき散らしても同じ株の雌花は熟していないのでその花粉は付かない。そうすることで違う株の遺伝子を得るようにしている。
・異なる品種を栽培するときには、200m以上の距離を置くか、開花時期を違えるように植えないと、他の遺伝子が付き、それが実にも影響する。
イチゴ
・イチゴの日は1月15日。ショートケーキの日は22日。カレンダーの22日の上は必ず15日なので。イチゴが乗っている。
・農林水産省は野菜の分類で、スイカ、イチゴ、メロンなどを「果実を食用する野菜」という意味で「果実的野菜」と定義している。なぜなら、野菜の定義が「野菜とは、食用に供し得る草本性の植物で、加工の程度の低いまま副食物として利用されるもの」となっている。果実は「木本性などの永作作物のことを果樹といい、その実を果実という」となっている。
・美味しい果実を作るのは動物に食べてもらうため
チューリプ
・球根で育てるに種だと数年花が咲くのにかかるから
・自家不和合性;自分の花粉が自分のメシベについても種ができない。
・種はなかなか見ない。それは他の品種の花粉が付く必要があるから。チューリップは球根から増やす(無性生殖)ので、同じ品種の株が並んで植えられていると種はできない。
感想;
身の回りの草花も考えてみると不思議なことだらけです。
どのようにしてその機能を身に付けたのでしょう?
生き残るためにより良い方向に進んでいるのでしょう。
・冬の寒さがきびしいほど、春の目覚めが良い。
2月の中旬に奄美大島と札幌市のソメイヨシノの枝を切って、同じ暖かさの場所に置き、どちらが早く開花するか比べると、札幌市の方が先に開花する。
・なぜ北海道ではウメとサクラが同じ時期に咲くか
ウメの花が咲くころの平均気温は6~9℃。一方、サクラの花が咲く平均気温は鹿児島市で13℃前後。札幌市の平均気温は9~10℃。北にいくほどサクラの咲く気温が低くなり、北海道ではウメの咲く気温とサクラの咲く気温が同じになっているので同じ時期に咲く。
・ウメでは一つの芽から一つの花。サクラは一つの芽から複数個(健康な木は4~5個)
・ソメイヨシノは接ぎ木で増やされている。すべての木が同じ遺伝子を持っているため、同じ時期に一斉に咲き、散るときも一緒になる。
アサガオ
・ツルには下向きの毛が生えていてツルが落ちないようになっている。
・太陽が沈んでから10時間後に咲く。10時間後に咲くので朝早くに咲く。
・花のはかない短い寿命を決めている遺伝子がある。この遺伝子があるので花がしおれる。この遺伝子組み換え技術を使ってこの効果を妨げると、長い時間、花がしおれなくなり、24時間後も開花した状態が続いた。しおれるまでの時間が2倍に延長された。
・赤い花を咲かせた種は必ずしも赤い花を咲かせるとは限らない。赤い花を咲かせる優性遺伝子と白い花を咲かせる劣性遺伝子のアサガオだと、白い花を咲かせる花粉が付くと劣性遺伝子だけのアサガオができ、白い花を咲かせる種ができる。
・突然変異が起こる原因の一つに「トランスポゾン」と呼ばれるものがあり、これが赤い色素をつくる遺伝子の中に入ると赤い花をさかせることができなくなり白い花になる。
ゴーヤ
・雌雄同株の植物の一つ。お互いの性質を混ぜ合わせ、いろいろな性質の子孫を作る。いろいろな性質の子孫があると、さまざまな自然環境の中でどれかの子どもが生き残る。同じ遺伝子だと一斉に滅んでしまう。
・ゴーヤが苦いのは、まだ種が成熟していないため、それまでに動物に食べられないため。種が成熟すると苦みが消える。
トウモロコシ
・一つの株に雄花と雌花を別々に咲かせる。かつ、雄花が先に熟して花粉をまき散らしても同じ株の雌花は熟していないのでその花粉は付かない。そうすることで違う株の遺伝子を得るようにしている。
・異なる品種を栽培するときには、200m以上の距離を置くか、開花時期を違えるように植えないと、他の遺伝子が付き、それが実にも影響する。
イチゴ
・イチゴの日は1月15日。ショートケーキの日は22日。カレンダーの22日の上は必ず15日なので。イチゴが乗っている。
・農林水産省は野菜の分類で、スイカ、イチゴ、メロンなどを「果実を食用する野菜」という意味で「果実的野菜」と定義している。なぜなら、野菜の定義が「野菜とは、食用に供し得る草本性の植物で、加工の程度の低いまま副食物として利用されるもの」となっている。果実は「木本性などの永作作物のことを果樹といい、その実を果実という」となっている。
・美味しい果実を作るのは動物に食べてもらうため
チューリプ
・球根で育てるに種だと数年花が咲くのにかかるから
・自家不和合性;自分の花粉が自分のメシベについても種ができない。
・種はなかなか見ない。それは他の品種の花粉が付く必要があるから。チューリップは球根から増やす(無性生殖)ので、同じ品種の株が並んで植えられていると種はできない。
感想;
身の回りの草花も考えてみると不思議なことだらけです。
どのようにしてその機能を身に付けたのでしょう?
生き残るためにより良い方向に進んでいるのでしょう。