幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

幸せに生きるには幸せな考え方をすること 笑顔のレシピは自分が創ることだと思います。笑顔が周りを幸せにし自分も幸せに!

「日本人の心はなぜ強かったか-精神バランス論-」斎藤孝著 ”精神力=自明灯を灯せる力”

2017-01-24 02:12:00 | 本の紹介
心は精神でコントロールできる
心が強い人は、心、精神、身体(習慣)のバランスがよい。心は精神と身体にしっかり支えられている。
心が弱い人は、心の部分が肥大化して、精神と身体(習慣)が縮小している。

「心の問題」を抱えている人が増えているということは、それだけ日本人の「精神」と「身体」が弱っていることを意味する。ならばその部分を鍛えなおすことで、相対的に「心の問題」を小さくできるのではないか。

幕末に多くの国の将来を憂う志士が出てきたが、論語など四書五経を学んでいたからではないか。論語などの素読が寺子屋などで行われていたがそれが精神を鍛える役割があった。

吉田松陰 留魂録 より
「私は三十歳、四季はすでに備わっており、花を咲かせ、実をつけているはずである。それが単なるモミガラなのか、成熟した栗の実であるのかは私の知るところではない。もし同士の諸君の中に、私のささやかな真心を憐み、それを受け継いでやろうという人がいるなら、それはまかれた種子が絶えずに、穀物が年々実っていくのと同じで、収穫のあった年に恥じないことになろう。同士よ、このことをよく考えてほしい」

藤本義一が若かりしころ、映画の撮影所で下働きをしていた時、求人の張り紙を見て、それを書いた川島雄三監督を尋ねた。監督は背中を向けたまま、「プロとアマチュアはどう違うのですか?」と聞いてきた。突然でこまったが、「プロというのは、いやなことをするから好きなことができると思います。アマチュアというのは、いやなことを避けるから、好きなこともできないと思います」と答えたら、監督が「よし、入りなさい」と言ったんですよ。

ある明治人の記録」からは一行一行から「精神」が感じられる。幕末の会津に生まれ、最終的に陸軍大将まで昇り詰めた柴五郎の少年時代の回顧録だ。幼少期に戊辰戦争を経験し、本人を残し、祖母、母、兄嫁、姉妹が自刃。その記憶を背負って生きるつらさと心強さが伝ってくる。太平洋戦争が始まった際、「この戦は負けです」と言い切った人物でもある。

心が弱った時に「夜と霧」ビクトール・フランクル著(精神科医がナチスの強制収容所での体験記)を読もう。心が弱った時だからこそ、その時の状況に気持ちを寄せることができる。

身体に集中すれば心は黙る
・サウナで汗をかく
・カラオケボックスで1時間ほど歌う
・合谷(親指と人差し指の付け根)と労宮(手の内側の真ん中)を押す
・肩甲骨を回す
・頭皮を両手の指で思いっきり揉む
・ぼんのくぼ(首の後ろと頭の間)をマッサージするとやる気が出る
・テンションをあげるなら「ハッハッハッハ」と小刻みに息を吐く
・気を鎮めるなら「1~2秒だけ軽く息を吸ってすぐに止め、次に8秒ほどかけてフーッとゆっくり吐き出す
・新しい免疫学を提唱されている安保徹によると、指の爪の両脇をもう一方の指の爪で強く挟んで雄と免疫力が高まる

人に判断を求めよ
もし自分で判断できないのなら、できる人に仰いでみる。これも一つの判断の仕方である。

感想
ロゴセラピーでは、精神が心と身体をコントロールしている。
心と身体は病気になることがあるが、精神は病気にならないと考えます。
精神、つまり、こういう生き方をしたい。
誰かのために、何かのために生きたいとの思いが精神になります。
その精神力があれば、いろいろなハードルがあっても乗り越えることができます。

この本の主旨では、精神、心、身体(習慣)の内、心が大きくなりすぎてしまってバランスを崩しているとのことです。
心の占めている割合を下げる必要がある。そのためには精神と身体(習慣)を大きくすることだと。
そのためのいろいろな方法が紹介されています。

真っ暗なトンネルの中で一歩歩むのは勇気が必要になります。
しかし、この先には必ず出口(光)があると信じる、つまり自分の心に明かりを灯す(自明灯)とその明かりを信じて歩むことができます。それがまさに精神力になります。
自明灯を灯すことができる人が様々なハードルがあっても歩んでいける力が強いのでしょう。

「結論ありき」否めず=天皇退位 ”有識者は偏識者?”

2017-01-24 02:01:30 | 社会
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170123-00000159-jij-pol時事通信 1/23(月)

 天皇陛下の退位に関する政府の有識者会議が、3カ月間にわたる議論の論点整理を公表した。

 政府の意向を踏まえ、今の陛下一代に限り退位を認めるのが妥当と読める内容で、「結論ありき」の印象は否めない。ただ、国会の議論や世論が割れている現状を踏まえ、主な選択肢についてメリットとデメリットを並べる書きぶりにとどめた。

 昨年10月17日に議論を始めた有識者会議は、12月中旬の段階で早々と、皇室典範改正を念頭に「恒久制度化は困難」との見解でおおむね一致。特例として陛下の退位を容認する方向が定まった。背景には、今の陛下が高齢で、恒久的な制度設計に要する十分な時間が取れないと判断し、議論が「女性・女系天皇」などに拡散することも避けたかった安倍晋三首相ら政権中枢の意向がある。

 これに対し、皇室典範改正による恒久制度化を主張する民進党など主要野党が「結論ありき」と批判。報道各社の世論調査でも、恒久制度化に支持が集まっていた。このため、有識者会議は論点整理で、特定の立場をあからさまに主張することはしなかった。

 とはいえ、退位の恒久制度化について論点整理が記述した積極的意見は10件だったのに対し、問題点は23件に上った。政府が指向する一代限りの退位は賛成4件、反対3件。記述量を見れば、恒久制度化の問題点に重きを置いたのは明らかだ。会議関係者が「全体を読んでもらえれば、『一代限り』しか選択肢がないことが分かるようにした」と明かすように、政府が意図する方向性は譲らなかった。 

天皇陛下の生前退位「賛成」91% 朝日新聞世論調査
http://www.asahi.com/articles/ASJ9D4T75J9DUZPS005.html2016年9月12日
今の天皇陛下の生前退位に「賛成」と答えた人のうち、「今の天皇陛下だけが退位できるようにするのがよい」は17%、「今後のすべての天皇も退位できるようにするのがよい」は76%だった。

感想
国民のアンケートでは、生前退位賛成91%×今後すべての天皇76%=69% になります。
有識者とは何なんでしょうか?
有識者は、選定段階で偏った知識/考えを持っている人を選んでいるのではないかと思ってしまいます。

日本の天皇の始まりは、天照大御神(伊勢神宮)で、女性です。
初代天皇が神武天皇(樫原神宮)で男性です。
これまで女性天皇は8人です。

生前退位は当たり前のように行われていました。

つまり、公式典範は明治に権力者が都合のよいように作成したもので、それまでの天皇家の歴史を反映していません。
今回、有識者は、国民の声を反映していません。
それは国民はバカだから、頭の良い”有識者”が正しく判断しますとのことでしょうか?
この記事のように、政府の意図に沿う人を選んでいる。まさに結論ありきの選定だったのです。
政府の見解を出すと問題なので、あたかも有識者としてお墨付きを付けているだけのように思います。

原子力委員会の委員選定も、原子力賛成の人を集めていますから、廃止の方針は最初から出てきません。
政府の方針を後押しするために行っているだけのように思ってしまいます。
まさに戦争もそれで行ってしまったと思います。
戦争を決めた人は多くは生き残り、戦争反対者は戦争に駆り出され、多くが飢餓と病気で亡くなりました。
私たちの1票が政権者を選んでいるので、それが結果として国民の声になってしまうのかもしれません。