20歳の時と変わっていないところは、「うじうじしているところ」かな。
2回目。ハリウッドで活躍。ブロードウエイで「王様と私」
43歳の時、「ラストサムライ」に出演、その後「バットマンビギンズ」、「硫黄島からの手紙」に出演。ブロードウエイの「王様と私」で主役を、それがトニー賞にノミネートされた。
ブロードウエイで天国と地獄を見た渡辺謙さんにサワコさんが迫る。
55歳で「王様と私」に。ミュージカルは初めて。歌もカラオケで歌うぐらい。踊りは養成所で少しやったくらい。
英語で舞台をやるのは大変。映画はミスショットの連続。舞台はミスショットをどれだけ減らすか。現地の映画俳優もミュージカルでは苦労している。
“無謀“な挑戦は、中心の舞台でやってみるかとの思いだった。
1曲目。辛い現実を忘れさせてくれる曲。弘田三枝子さんの「人形の家」。練習中にその歌が頭の中で流れている。家に帰るとこてこての昭和歌謡を聞きたくなる。
これを聞いていると、謙さんの苦悩が想像できる(サワコさん)。
自分のことを歌った曲。なにくそ、とのプライドもあった。
ブロードウエイのミュージカルは公演の1年前から稽古が始まる。
ヒロインのケリー・オハラさんと共演。相手はミュージカルのトップスター。素読みで、歌詞のところは読めばよいと言われたが、ケリーさんは歌った。明日カーテンが開いても良いくらいだった。
歌がとんでもなく難しい。LとTをきちんと出さないと意味が伝わらない。ニューヨークの人はしゃべるのが早い。英語ではとても苦労した。
本公演が始まる1か月前に、プレビュー公演が始まる。それで舞台をどうするかを検討する。よって、途中で舞台を止めることも前提で入って貰っている。アメリカの台詞を効かせるということもやる。次々と新しいハードルが出てきた。
想定外の演出に翻弄された。あるシーンを全てカットすることがあった。しかし、それをやると次のシーンが上手くできなかった。ガタガタになって、とても落ち込んでしまった。明日、日本に帰るチケットを買おうかなと思うくらい落ち込んだ。もう逃げ出そうと思った。監督からメールを貰った。ケリーさんから、「こんなことで落ち込むことはない。王様はあなたしかいない」とメールがあった。
観客の声「英語の発音は明瞭でないが、新たな王様になっていた。魅了していた」
お客さんが歌いながら帰った。
靴を脱いだ時があった。あの時は足が汗びっしょりでこのままだと滑ると思って、脱いだ。前に滑ったことがあったが、その時のケリーのフォローが素晴らしかった。お客さんはそれが台本だと思ったくらいだった。
トニー賞に日本人として初めてノミネートされた。オバマ大統領夫妻も見に来てくれて、挨拶に来てくれた。デジタル全盛時代に人の心を動かすのは、やっぱりライブの力はすごいなと思った。舞台に立って、変わったことは? まだ自分は鍛えられるんだなと思った。杏さん(娘)も舞台を見に来た。久しぶりにTVのドラマに出る。「しあわせの記憶」で“ダメ親父”を演じる。
2曲目。まさにマイハッタンという曲。ミュージカル終焉後にはこの曲。「I've Grown Accustomed to Her Face 」(私は彼女の顔に慣れるようになった)
自分が次にやることより、待っている方が広がる。自分の想像できるのは限られているが、オファーは想像もできないことが来る。
感想;
自分の限界を突き破る挑戦。それにチャレンジされるのがすごいと思いました。
それに全力を注ぐことで自分の能力が広がっていくのでしょう。
自分に限界を設けず、やってみることなのでしょう。
失敗してもそれが次の力にもなると信じて、実際そうなのだと思います。
2回目。ハリウッドで活躍。ブロードウエイで「王様と私」
43歳の時、「ラストサムライ」に出演、その後「バットマンビギンズ」、「硫黄島からの手紙」に出演。ブロードウエイの「王様と私」で主役を、それがトニー賞にノミネートされた。
ブロードウエイで天国と地獄を見た渡辺謙さんにサワコさんが迫る。
55歳で「王様と私」に。ミュージカルは初めて。歌もカラオケで歌うぐらい。踊りは養成所で少しやったくらい。
英語で舞台をやるのは大変。映画はミスショットの連続。舞台はミスショットをどれだけ減らすか。現地の映画俳優もミュージカルでは苦労している。
“無謀“な挑戦は、中心の舞台でやってみるかとの思いだった。
1曲目。辛い現実を忘れさせてくれる曲。弘田三枝子さんの「人形の家」。練習中にその歌が頭の中で流れている。家に帰るとこてこての昭和歌謡を聞きたくなる。
これを聞いていると、謙さんの苦悩が想像できる(サワコさん)。
自分のことを歌った曲。なにくそ、とのプライドもあった。
ブロードウエイのミュージカルは公演の1年前から稽古が始まる。
ヒロインのケリー・オハラさんと共演。相手はミュージカルのトップスター。素読みで、歌詞のところは読めばよいと言われたが、ケリーさんは歌った。明日カーテンが開いても良いくらいだった。
歌がとんでもなく難しい。LとTをきちんと出さないと意味が伝わらない。ニューヨークの人はしゃべるのが早い。英語ではとても苦労した。
本公演が始まる1か月前に、プレビュー公演が始まる。それで舞台をどうするかを検討する。よって、途中で舞台を止めることも前提で入って貰っている。アメリカの台詞を効かせるということもやる。次々と新しいハードルが出てきた。
想定外の演出に翻弄された。あるシーンを全てカットすることがあった。しかし、それをやると次のシーンが上手くできなかった。ガタガタになって、とても落ち込んでしまった。明日、日本に帰るチケットを買おうかなと思うくらい落ち込んだ。もう逃げ出そうと思った。監督からメールを貰った。ケリーさんから、「こんなことで落ち込むことはない。王様はあなたしかいない」とメールがあった。
観客の声「英語の発音は明瞭でないが、新たな王様になっていた。魅了していた」
お客さんが歌いながら帰った。
靴を脱いだ時があった。あの時は足が汗びっしょりでこのままだと滑ると思って、脱いだ。前に滑ったことがあったが、その時のケリーのフォローが素晴らしかった。お客さんはそれが台本だと思ったくらいだった。
トニー賞に日本人として初めてノミネートされた。オバマ大統領夫妻も見に来てくれて、挨拶に来てくれた。デジタル全盛時代に人の心を動かすのは、やっぱりライブの力はすごいなと思った。舞台に立って、変わったことは? まだ自分は鍛えられるんだなと思った。杏さん(娘)も舞台を見に来た。久しぶりにTVのドラマに出る。「しあわせの記憶」で“ダメ親父”を演じる。
2曲目。まさにマイハッタンという曲。ミュージカル終焉後にはこの曲。「I've Grown Accustomed to Her Face 」(私は彼女の顔に慣れるようになった)
自分が次にやることより、待っている方が広がる。自分の想像できるのは限られているが、オファーは想像もできないことが来る。
感想;
自分の限界を突き破る挑戦。それにチャレンジされるのがすごいと思いました。
それに全力を注ぐことで自分の能力が広がっていくのでしょう。
自分に限界を設けず、やってみることなのでしょう。
失敗してもそれが次の力にもなると信じて、実際そうなのだと思います。