TV番組「素敵な宇宙船地球号」への出演依頼があった。
「ボルネオの像が環境破壊で生きる場を失い、苦しんでいます。関係企業の一つであるサラヤの社長として、そのことについてコメントしてください」と。
寝耳に水という感じで、最初は何をいわれているのかもわかりませんでした。ただ、「環境破壊」という言葉を耳にしたとき、カチンと引っかかるものがありました。(サラヤが環境破壊やて?何でだろう)
どうやら、私たちの製造販売している洗剤の原材料が問題視されているようなのです。その商品名は「ヤシノミ洗剤」でした。ヤシノミ洗剤の主な原材料はココヤシの油とパーム油。
ところが、東南アジアのボルネオ島では、パーム核油の原料である油やし栽培のせいで、像をはじめとする野生動物たちの環境が破壊されていると、その番組は指摘しようとしていたのです。
東南アジアなどの熱帯地域では近年急速に油やしのプランテーションが拡大している。ジャングルを切り開いてプランテーションへの変えられている。ボルネオゾウという世界最小のや製造がいるという大発見がなされたのだが、この貴重な動物も、プランテーションの拡大で聞きに瀕している。ジャングルが農園に変わってしまったために異動の道が分断されて居場所をなくし、充分な食糧を得にくくなっている。
自然に優しいと信じていた自社商品の原材料の生産現場でこんなことが起こっていゆおとは、夢にも思ったことがありませんでしたから。
(遠い熱帯の島ボルネオ像を、アフリカ原産のヤシの油で洗剤をつくる日本企業の私たちが、間接的に苦しめているわけか)
テレビ出演の大きなリスク
最悪の場合、サラヤの全商品に対する不買運動に発展するリスクさえありました。
出演の反響―感情的な講義が殺到
「アブラヤシの油を使っている企業でありながらコメントを拒否すると、企業への不信感が強い今の日本社会の雰囲気では、プラスのイメージとはならない。むしろ出演して、きぎゅおのトップが責任ある態度を示した方がよい」との考えで出演した。
これをきっかけにボルネオの自然を確保し、像を助けるための迂回ルートを作るなど、NGOと協力して取り組むきっかけとなった。
たとえ、外部の人からは理解されずに「きれいごと」といわれても淡々と実践を続けるうち、気付けば、ご理解の輪が大きくなっていき、時代は、私たちの「きれいごと」を評価してくださるように変わっていました。
私たちサラヤやNPO、日本の皆様、そして世界の人々がともに、清流の景色を喜びながら、清々しく生きて行けるよう、これからも「きれいごと」を実践し続けていきたいと思っています。
感想;
企業の社会貢献。
文化への貢献、環境への貢献、社会への貢献。
企業も宇宙の一つ。そのため。利益を上げるだけでなく利益の1~3%をそういった活動に支援することが必要と判断している企業も増えてきました。
そういう姿勢の企業が社会からも認められ存続し続ける価値があると判断する人も増えてきています。
また、ファンドなどにも、そういった貢献度を評価して、環境に貢献している企業のファンドなどを組み込むようにもなっています。
投資する側からみると、そういう企業は利益も上げ、存続し続けるとの視点から、投資の対象として良いとの判断です。
「きれいごと」goo辞書より
1 実情にそぐわない、体裁ばかりを整えた事柄。「もはや綺麗事では済まされない」「綺麗事を並べる」
2 手際よく美しく仕上げること。
あまりよい意味では使われません。
あえて、この言葉を使われたのは、企業がやっていると”きれいごと”とよくない意味でとらわれがちですが、それでし続けているとそれは”きれいなこと”となるとの意味で使われているのだと理解しました。
人を見る時、その人がお金と時間を何に実際使っているかを見ればその人が良くわかると言います。その人の発言よりも行動なのだと思います。
まさに”きれいごと”は行動で示すとの強い意思を感じました。
「ボルネオの像が環境破壊で生きる場を失い、苦しんでいます。関係企業の一つであるサラヤの社長として、そのことについてコメントしてください」と。
寝耳に水という感じで、最初は何をいわれているのかもわかりませんでした。ただ、「環境破壊」という言葉を耳にしたとき、カチンと引っかかるものがありました。(サラヤが環境破壊やて?何でだろう)
どうやら、私たちの製造販売している洗剤の原材料が問題視されているようなのです。その商品名は「ヤシノミ洗剤」でした。ヤシノミ洗剤の主な原材料はココヤシの油とパーム油。
ところが、東南アジアのボルネオ島では、パーム核油の原料である油やし栽培のせいで、像をはじめとする野生動物たちの環境が破壊されていると、その番組は指摘しようとしていたのです。
東南アジアなどの熱帯地域では近年急速に油やしのプランテーションが拡大している。ジャングルを切り開いてプランテーションへの変えられている。ボルネオゾウという世界最小のや製造がいるという大発見がなされたのだが、この貴重な動物も、プランテーションの拡大で聞きに瀕している。ジャングルが農園に変わってしまったために異動の道が分断されて居場所をなくし、充分な食糧を得にくくなっている。
自然に優しいと信じていた自社商品の原材料の生産現場でこんなことが起こっていゆおとは、夢にも思ったことがありませんでしたから。
(遠い熱帯の島ボルネオ像を、アフリカ原産のヤシの油で洗剤をつくる日本企業の私たちが、間接的に苦しめているわけか)
テレビ出演の大きなリスク
最悪の場合、サラヤの全商品に対する不買運動に発展するリスクさえありました。
出演の反響―感情的な講義が殺到
「アブラヤシの油を使っている企業でありながらコメントを拒否すると、企業への不信感が強い今の日本社会の雰囲気では、プラスのイメージとはならない。むしろ出演して、きぎゅおのトップが責任ある態度を示した方がよい」との考えで出演した。
これをきっかけにボルネオの自然を確保し、像を助けるための迂回ルートを作るなど、NGOと協力して取り組むきっかけとなった。
たとえ、外部の人からは理解されずに「きれいごと」といわれても淡々と実践を続けるうち、気付けば、ご理解の輪が大きくなっていき、時代は、私たちの「きれいごと」を評価してくださるように変わっていました。
私たちサラヤやNPO、日本の皆様、そして世界の人々がともに、清流の景色を喜びながら、清々しく生きて行けるよう、これからも「きれいごと」を実践し続けていきたいと思っています。
感想;
企業の社会貢献。
文化への貢献、環境への貢献、社会への貢献。
企業も宇宙の一つ。そのため。利益を上げるだけでなく利益の1~3%をそういった活動に支援することが必要と判断している企業も増えてきました。
そういう姿勢の企業が社会からも認められ存続し続ける価値があると判断する人も増えてきています。
また、ファンドなどにも、そういった貢献度を評価して、環境に貢献している企業のファンドなどを組み込むようにもなっています。
投資する側からみると、そういう企業は利益も上げ、存続し続けるとの視点から、投資の対象として良いとの判断です。
「きれいごと」goo辞書より
1 実情にそぐわない、体裁ばかりを整えた事柄。「もはや綺麗事では済まされない」「綺麗事を並べる」
2 手際よく美しく仕上げること。
あまりよい意味では使われません。
あえて、この言葉を使われたのは、企業がやっていると”きれいごと”とよくない意味でとらわれがちですが、それでし続けているとそれは”きれいなこと”となるとの意味で使われているのだと理解しました。
人を見る時、その人がお金と時間を何に実際使っているかを見ればその人が良くわかると言います。その人の発言よりも行動なのだと思います。
まさに”きれいごと”は行動で示すとの強い意思を感じました。