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東芝が水力発電機器のデータ捏造 週刊新潮の報道で発覚 ”担当者の責任にする会社の根深い問題”

2017-01-25 09:14:18 | 社会
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170123-00000078-asahi-soci朝日新聞デジタル 1/23(月)
 東芝は23日、水力発電所の水流を調整する機器を工場から大手電力会社に出荷する際の検査で、データの捏造(ねつぞう)があったことを明らかにした。東芝は「検査担当者の意識の問題だった」と説明し、組織的な関与は否定している。

 東芝によると、昨年11月に京浜事業所(横浜市)で製造した機器の検査を担当する品質保証部の社員2人が、機器の溶接部について見えにくい傷を調べる検査をしていないのに、したように装って記録を作成した。その後、発注した電力会社が立ち会った検査で、溶接部に傷があるのを見つけて指摘。東芝が改めて確認したところ、担当の2人が、検査をせずに記録を捏造したと認めた。機器の傷を修復して電力会社に納め、関係した社員は処分したという。

 この問題は今月中旬の週刊新潮の報道がきっかけで発覚。東芝は朝日新聞の取材にも基本的な事実関係を認めた。同事業所では原子力、火力発電所の機器も製造している。東芝は「ほかに同様の事例がないことを調査で確認した」(広報)と説明しており、電力会社も他の機器に及ぶ再検査は求めておらず、新たな損失は出ないという。問題を公表していなかったことについて、東芝は「個別の取引に関することであり、公表を控えた」(同)としている。

 東芝は、一連の不正会計問題を受けて東京証券取引所から「特設注意市場銘柄」に指定され、内部管理体制について審査を受けているが、昨秋にも子会社で不正会計が発覚した。朝日新聞社

感想
社員2人が問題を起こした。なぜ、2人が問題を起こしたのでしょう。
そこには、会社の風土や文化に問題がなかったのでしょうか?
あるいは過酷な作業ノルマがなかったのでしょうか?
そこを改善していかないとまた起きる可能性があります。

それと検査をチェックする仕組みはなかったのでしょうか?
発注側にはその機能がありました。
チェックする機能があれば、社員はしなかったかもしれません。

医薬品製造では、性悪説に基づいて仕組みや品質保証を行います。
つまり、悪いことをしようと思ってもできない仕組み構築とそのチェックを行います。

不正会計問題は当時の社長の「業績を上げるように」との無理な指示が発端だっと言われています。
子会社でも不正が発覚。
東芝の米国原子力会社の膨大な負債。
会社を支えているのは一人ひとりであり、その人の考え方だと思います。
そこが病んでくると会社はおかしくなっていきます。

米司法省が指摘したタカタの隠蔽工作の手口 "問題に気付いた10年前に適切な対応をすれば”

2017-01-25 09:00:18 | 社会
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20170125-00154528-toyo-bus_all東洋経済オンライン 1/25(水)

 米国だけで11件の死亡事故を引き起こし、2014年秋以降、米国を中心に大きな社会問題となってきたタカタ製エアバッグの異常破裂問題。

 米司法省は、タカタのインフレーター(ガス発生装置)の欠陥がエアバッグの異常破裂を引き起こしてきた問題に関連して、同社がインフレーターの性能試験データを改ざんしてきたことを指摘。少なくとも2000年ごろから、自社製造のインフレーターが自動車メーカーの要求するスペックに達していない場合があることや、試験中に異常破裂さえも引き起こしたことがあると認識していながら、それらのデータを隠蔽して自動車メーカーに販売してきたという見解を1月13日に発表した。

 同時に、これらの”詐欺行為”に中心的に関わったタナカ・シンイチ氏、ナカジマ・ヒデオ氏、チカライシ・ツネオ氏の元幹部3人を昨年12月7日付けで起訴したことも明らかにした。

 1月13日に公開された米ミシガン州の連邦大陪審が提出した起訴状からは、3氏が虚偽データを自動車メーカーに提出するに至るまでのやり取りが記載されている。

■電子メールで「改ざん」の意向を確認

 起訴状によると、最初に電子メールでやり取りがされたのは2004年の2月前後までさかのぼる。ナカジマ氏はタナカ氏やその他の従業員に対し、自動車メーカーに提供するインフレーターの試験データを「改ざん」する旨を説明。それから1年後の2005年2月前後、タナカ氏はナカジマ氏とチカライシ氏やその他の従業員に電子メールで、インフレーターの試験データを改ざんする以外に「選択肢はない」との意向を伝えたのだった。この電子メールを受け取ったナカジマ氏は、メールグループへ「私もXXする以外に選択肢はないと思う」と同調する返信を送った。

 続く3月には、タナカ氏がナカジマ氏とチカライシ氏らに「XXは完了した」と報告、翌4月には若手エンジニアにも「XXするよう」指示する電子メールがタナカ氏から送られた。

 6月、ナカジマ氏は「私たちは一緒に橋を渡る必要があった」という言葉を用いて試験データを改ざんする以外に選択肢はなかったとの内容を改めて電子メールでタナカ氏とチカライシ氏などに伝えたのだった。

 さらに2008年以降にエアバッグの異常破裂による負傷・死亡事故が相次ぐようになってからも、試験データの隠蔽を続けた。また、上級幹部らが3氏らのデータ改ざん行為に何年も前から気が付いていたにもかかわらず、2015年まで3氏らになんらかの懲戒処分がなかったことに対しても、米司法省は厳しく批判した。

長期化するスポンサー選定
 米司法省のバーバラ・マックエイド連邦検察官は「タカタは10年以上もの間、安全よりも利益や製造スケジュールを優先し、製品の安全性に関する重大な試験データを繰り返し組織的に偽ってきた」とタカタを断罪した。

 法人としてのタカタは、インフレーターの試験データ偽装に関する詐欺罪を認め、司法省との間で詐欺罪の罰金2500万ドル(28億円)を支払うことで合意した。米運輸省道路交通安全局(NHTSA)と制裁金支払いの合意に続き、今回の米司法省との合意で不確定要素がまた一つ片付いた。

 タカタの高田重久会長兼社長も「本合意はエアバッグインフレーター問題の解決に向けた重要な一歩であり、弊社のスポンサー選定においても重要な節目になる」とコメントを発した。

■リコール費用が請求されると債務超過の恐れ

 だが、最大の懸案事項であるスポンサー選定は難航を極めている。

 タカタの自己資本は1215億円で、自己資本比率は29.4%、(2016年9月末時点)。自動車メーカーが肩代わりしているリコール費用はすでに1兆円を超えており、自動車メーカーが一斉にリコール費用をタカタに請求すれば、タカタは途端に債務超過に陥る。

 そのため2016年2月以降、外部専門家委員会が主体となって、今後発生する財務・経営悪化を乗り切るための再建案の策定や出資者(スポンサー)の選定を進めている。当初は最終選定の期限を2016年12月としていたが、スポンサー選定作業はいまも継続している。

 難航している理由は、タカタ側と自動車メーカー各社、スポンサー候補とそれぞれの立場があり、タカタ再建に向けての足並みがそろわないことにある。
再生の手法で対立
 企業の再生手法では、大きく分けて法的整理と私的整理の2つの手法がある。法的整理は裁判所が仲介する厳格な法的手続きで、会社更生法や民事再生法といった商法上の手続きの中で債務カットや再建計画を遂行する。これに対して、私的整理は当事者間の協議で債務削減などの方法を柔軟に策定できる。

 タカタ再建のケースでは、スポンサー候補の立場から望ましい手法は法的整理だ。裁判所が介在するため、手続きの公平性や透明性が保たれることがメリットだ。

 エアバッグ問題を巡っては、リコール費用だけでなく集団訴訟費用などでも今後、多額の費用が発生するリスクがある。スポンサー候補は将来に偶発的に発生する費用負担を被らないためにも、法的な拘束力があり、債務額をきっちり確定できる法的整理を目指すのが理にかなっている。

■タカタは私的整理を目指す

 それに対して、タカタ側は法的整理は避けたいところだ。法的整理では原則として上場廃止や、100%減資による既存株主の権利消滅、株式価値の無価値化といった痛みを伴うことが多い。倒産というネガティブなイメージを世間に抱かれやすいことも法的整理のデメリットだ。

 一方、私的整理は社会的な信用を維持することができ、直近の決算会見でも「製品の安定供給を継続するためには、私的整理以外の手段はない」(野村洋一郎取締役)との立場を明言している。ただ、法的整理であっても、下請け先や自動車メーカーとの取引継続についての合意や、債権者との債務整理案、再建計画についての合意を事前に取り決めてから法的整理へ移行することで混乱なく事業を継続する、プレパッケージ型再生という手法も存在する。

 さらに今回のケースでややこしいのは、最大の債権者でありタカタの顧客である自動車メーカー各社の合意形成が難しい点だ。世界最大の自動車安全部品メーカー・スウェーデンのオートリブや、中国・寧波均勝電子傘下の米自動車部品メーカーであるキー・セーフティー・システムズ(KSS)などがスポンサー候補に残っているが、自動車メーカー各社でどちらを支持するかも分かれている。日系自動車メーカーからの支持が高いオートリブはエアバッグの世界シェア4割を占めるため、2割のシェアを持つタカタへの出資は、独占禁止法の問題をクリアするのに時間を要することが予想される。

 肩代わりしたリコール費用に関しても、5560億円かかった最大顧客のホンダから数百億円程度で済んだ自動車メーカーまで、幅が大きいことも費用請求の姿勢で自動車メーカー間の足並みがそろわない一因になる。タカタ問題は最終局面に向かって動き出しているものの、再建にはまだ乗り越えるべき障壁が多いのが現実だ。宮本 夏実

感想
品質問題を発見した時、一番考慮することは、”安全”です。
安全に懸念があると、使用者の生命に影響するかしないか。
問題が発覚したのは2014年。初めて問題に気付いたのは2004年。
当時の責任者には、この問題の大きさを想像できなかったのでしょうか?
10年前に対応していれば、ここまで大きくならなかったと思います。
まさに先送りしたのでしょう。

責任者だけでなく、問題にかかわった社員もいたかと思います。
社内通報制度はなかったのでしょうか?

企業をつぶすのは品質問題ではなく、それの対応を誤った偽証です。
偽証を選択した人の問題もありますが、それを選択した企業風土、企業文化に一番問題があったと思います。
風土、文化に一番影響を与えるのはトップです。
トップが業績優先、それも無理な精神論でのノルマを課し、達成できないときはマイナス評価を行い、給与に反映しているといつか同じ問題を起こすように思います。


「その幸運は偶然ではないんです!」 J.D.クラウンボルツ&A.S.レヴィン共著 "幸運に備えて”

2017-01-25 01:56:36 | 本の紹介
1)想定外の出来事を最大限に活用する
2)選択肢はいつもオープンに
3)目を覚ませ!夢が現実になる前に(夢は常にその時の状況で判断する)
4)結果が見えなくてもやってみる
5)どんどん間違えよう
何か新しいことを学ぶということは、必ず間違えるということであり、間違えることはまったくOKなことです。
6)行動を起こして自分の運をつくりだす
自信がなくてもチャレンジすることを恐れない。
7)まず仕事に就いてそれからスキルを学ぶ
8)内なる壁を克服する
いつも学び、いつも挑戦し、いつも好奇心を持つ

感想
幸運に出会えるのは、そのチャンスに備えて努力を積み重ねていた結果だということのようです。
例えば、舞台で、自分のセリフ以外を覚えていたために、誰かが倒れた時に代役のチャンスをものにしたとか。

新しいことにも、失敗を恐れずにチャレンジしていくのも幸運に巡り合う機会を増やしていくのでしょう。
将来に備えて、種まきをし、育てているといつか花をさかすこともあると信じて。