幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

幸せに生きるには幸せな考え方をすること 笑顔のレシピは自分が創ることだと思います。笑顔が周りを幸せにし自分も幸せに!

「マンガでわかる!統合失調症」中村ユキ著 ”知ることが光に!”

2017-07-26 09:55:38 | 本の紹介
探偵社には統合失調症の患者さんからの相談が毎月何件もあるそうです。
家族や警察、弁護士に「怖い!助けて!」と訴えても「気のせい」とか「思い過ごし」だと言われ、悩んだあげく「盗聴器発見業務」「ストーカー対策」をしている探偵事務所の門をたたくことになるのです。
訪れた患者さんをボランティアで医療につなげる活動をしている探偵社もあります。
活動のきっかけは、自分の事務所で断った患者さんが、ありもしない盗聴器探し(ヒドい会社は「電波の侵入を防ぐため」と偽って、壁のリフォームなども提案する)で悪徳業者から法外な請求をされていることを知ったからだそうです。

経済的なサポート
1)障害年金
2)疾病手当金
3)生活保護
4)自立支援医療(精神通院医療)
5)高額療養費(入院した時)/標準負担額減額認定証

生活全般のサポート
1)精神障害保険福祉手帳
 ・税金の優遇
 ・NHK受信料の減免
 ・NTT104番号案内の利用料金の免除
 ・ケータイ電話の基本料金の減免
 ・公営民営交通の割引
 ・福祉タクシーの利用
 ・動物園などの施設利用の割引
2)家事援助(ホームヘルプサービス)
3)障害者配色サービス
4)精神障碍者短期入所事業(ショートステイ)

自宅以外に過ごせる場所
・ディケア
・作業所
・地域活動支援センター

CP換算
 飲んでいる抗精神病薬の量をクロルプロマジンの量に換算して、異なる種類の薬を飲んでいてもその量の比較をしやすくするためのめやす。
(例)クロルプロマジン100mg=リスパダール1mg
リスパダール10mg=10×100=1000
CP換算すると1000mgになる。
(NPOコンボのHPでも紹介されています)
https://www.comhbo.net/?page_id=4370

標準用量
欧米では300~600mg
日本では50mg~450mg

薬の量を計算しましょう(CP換算値)

https://www.comhbo.net/?page_id=4370より
目的 CP換算値は、抗精神病薬の量が適正かどうか、おおよその目安を知るためのものです。
対象 統合失調症の治療薬(抗精神病薬)を服用している方
    CP換算は統合失調症の治療薬(抗精神病薬)の薬の量を計算するための方法です。そのため、抗うつ薬や抗不安薬や睡眠薬など、他の種類の薬の量を計算することはできませんので、ご注意ください。

計算方法
あなたが服用している統合失調症の治療薬の量(1日の合計)を「処方量」の空欄に入力してください。 すべての薬の量を入力したら、「CP値計算」をクリックすると、CP換算値という数値が算出されます。
CPとは、クロルプロマジンという薬の頭文字をとった略語です。

感想
マンガの良さは読みやすい(見やすい)ことだと思います。
視覚でも入ってきますので、わかりやすいです。
うつ病の時は、なかなか本が読めないと言われています。
マンガだと見られる人もいらっしゃるようです。

著者の中村ユキさんはお母さんが統合失調症ですが、その病気のことを知らなかったために、お母さんもユキさんもとても苦労なさったそうです。
一人で苦しまずに、社会支援があるので、その支援を受けることでも大いにたすけられているとのことです。
それで仕事のマンガを通して啓発活動をされています。
多くの人の光になっていると思います。
精神科医の夏苅郁子さんも中村ユキさんの本に助けられました。

「わが家の母はビョーキです」(マンガ)中村ユキ作 "母親の病気を隠さない”

「心病む母が遺してくれたもの-精神科医の回復への道のり-」夏苅郁子著 ”その環境だからこそ何かできることがある”