「発達障害の自分の育て方」岩本友規著 ”考え方を変え行動すると、脳も変わる！”

１．脳疲労をとって、改善の意欲を取り戻す
１）ストレスのもとからできるだけ離れる
２）とっておきたい栄養素
３）睡眠をしっかりとる
４）適度な有酸素運動をする
５）仕事中は定期的な休憩で疲れをためない
６）PC作業が多い人は姿勢をよくする

２．自立してストレスに負けない心身をつくる
１）世界は２つあることに気づく（自分の視点/周りの人からの視点）
２）自分の世界から周囲の世界の影響をとり除く
３）「周囲の世界」と「自分の世界」
４）自立のために役立つ「読書」の方法
５）読書会に参加してさらに自立をたすける
６）人に伝わるようにプレゼンすると、なぜか自分が見えてくる
７）自立のための育児、育児のための自立
８）「自立」の先にあるバランス脳がさらにストレスから身を守る
９）「自立」すれば、脳が変わり、人は変わる
３．天職を探す
１）天職探しは自立したあとにしかできない
２）なぜ天職を見つけたほうが生きやすいのか
３）やりたいこと×得意なことがいちばんの天職
４）自分の情熱を見つける
５）時間の間隔がなくなる作業を探す
６）興味のあるイベント、勉強会に参加する
７）論理や戦略も感情にとり入れて考える
８）天職が見つかるまで耐え抜くために

鬱病（抗うつ薬）⇒双極性障害Ⅱ型（気分安定薬）⇒統合失調症（統合失調症の薬）⇒発達障害とADHDとの診断（ストラテラ服用）
著者にはこのストラテラが効果があった。
・「自立」「行動」「天職」の３つがポイント
・「ストレスを感じている自分を客観的に見る」クセがついたことで、あまりストレスの影響を受けなくなりました。
・「ハーマンモデル」　右脳と左脳のバランスを知る。
・高橋和己著「人は変われる」
・「意志が心身の状態に影響を与える」
・ミスをしてはいけないとか、仕事を休んではいけないとかいうことは、社会において絶対に守らなくてはいけない決まりでもなんでもないんです。

感想；
発達障害関係なく、自分の育て方としても参考になるように思いました。

考え方と行動が、脳の機能を発達させるのではないかと思います。
セロトニンなど脳内ホルモンは考え方によって変わると言われています。
認知療法がうつ病に効果が薬と同等程度あるのもそれを裏付けているようです。

対人関係療法では対人とのコミュニケーションを学びます。
それを演技として実践できるようにします。

ベテルの家の「当事者研究」では統合失調症の人たちが自分の幻聴や幻覚との対処方法を紹介して皆からアドバイス貰いながら対処方法を磨いていきます。

まさに自分をいかにコントロールしていくか、とても参考になります。