幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

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<首相検討>甘利氏、党要職起用へ 2日に閣僚認証式 ”利益供与の人が?”

2018-09-23 12:01:24 | 社会
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180923-00000004-mai-pol 毎日新聞 9/23(日)
 安倍晋三首相は自民党総裁3選を受けた内閣改造・党役員人事で、甘利明元経済再生担当相(69)を党の要職で起用する検討に入った。甘利氏は総裁選で首相選対の事務総長を務めた。また、一連の人事を10月1日から2日にかけて行う調整も始めた。1日に党役員人事、2日に皇居での閣僚認証式を行う方向だ。

 首相は23日から国連総会出席のため訪米し、28日に帰国する。30日に政権が重要視する沖縄県知事選が投開票されるほか、公明党が党大会で新執行部を発足させる。これを受けて10月1日に自公党首会談を行った後、内閣改造の手続きに入る。

 甘利氏は、2012年12月の第2次安倍内閣発足時から経済再生担当相として経済政策「アベノミクス」の司令塔役を担った。首相や麻生太郎副総理兼財務相(78)からの信頼が厚く、菅義偉官房長官(69)とともに内閣の「骨格」を担ったが、16年1月に秘書の現金授受疑惑で辞任した。昨秋の衆院選を経て地元有権者の信任を得た形になったことや、総裁選での尽力を評価し、総務会長など党の要職として起用する方向だ。

 首相は既に麻生氏、菅氏、二階俊博幹事長(79)を留任させる方針を固め、総裁選への立候補を見送り首相を支援した岸田文雄政調会長(61)も続投させる方針だ。また茂木敏充経済再生担当相(62)、加藤勝信厚生労働相(62)、河野太郎外相(55)、世耕弘成経済産業相(55)の留任も検討中だ。

 一方、総裁選で首相の憲法改正案やアベノミクスを厳しく批判した石破茂元幹事長(61)は、要職への起用を見送る。【小田中大、田中裕之】

感想
利益供与があり、その追及から逃れるために入院し、そして不起訴。
森友学園、詩織さん事件、甘利氏の利益供与、加計学園など、安倍首相の古くからのお友だちや安倍首相のために尽力した人には司法も含めて甘くかつ出世や要職に就けています。

関口宏のサンデーモーニングのコメンテーターのコメントから。
・リーダーシップとはいろいろな意見を取り入れてよき判断をしていくのがリーダーシップ。安倍首相は強いレーダーシップを認められたと言われているが、リーダーシップについて安倍首相はご理解されていない。
・積極的平和とは自国が戦えるようにすることではなく、貧困などの人権問題を解決することにより平和を追求するのが積極的平和であり、それを安倍首相は理解されずに使われている。
・「安保法案が成立したが、反対勢力が戦争になると言っていたが、戦争は起きましたか?」と安倍首相が発言されているが、それが起きる可能性が高まり、起きた時にはもう遅い。
・海外では日本リスクが言われている。年金資金の株投資、借金の増加(国民一人当たり850万円ほど)。将来を考えた施策になっていない。
・憲法改正が前提になっている。(A級戦犯だった)祖父 岸信介の憲法改正の夢を達成することを目的にしている。本来は日本の平和を守るためにどうしたらよいか。その時憲法はどうすべきかを議論するのが本来の筋であるのに、安倍首相は憲法改正が目的になっている。

多くの番組が芸能人をコメンテーターによび、頓珍漢なコメントや、政権によいしょのコメントをしている中で、この番組のコメンテイターはなるほどと考えさせられることが多い。
視聴率もよいので、まだまだ日本国民、しっかりと日本を考える人びとがいるのだなと思うし、そういう人が自由に発言できなくなる社会にしようとしている(秘密保護法、共謀罪など)政権を受け入れていると、気がついた時には遅かったことになります。

第二次世界大戦で多くの人が戦地に、そして犠牲者に、その時にはもう「戦争反対!」とは言えなかったそうです。戦争を決めた人は安全なところにいて生き延びて行きました。ほとんどが戦争責任を負うことなく。
A級戦犯の人も赦免されました。
その裁判は戦勝国がしたものであり、私たち日本国民が戦争責任を自ら明らかにしていません。
失敗は反省し、それを生かしてよりよくしないと同じ失敗を繰り返します。
それを繰り返そうとしているのではないかと危惧しています。
福澤諭吉の「学問のすすめ」「愚民が愚政を招く。そうならないように学問をしなさい」


「ロゴセラピーのエッセンス18の基本概念」ヴィクトール・フランクル 本多奈美、草野智洋(解説)”何のためにいきるのか?”

2018-09-23 02:00:18 | 本の紹介
・ロゴセラピーの基本概念
1)意味への意志
意味の探求は人生における主要な一時的モチベーション
2)実存的フラストレーション
意味への意志も欲求不満におちいることがある
3)精神因性神経症
衝動や本能の対立から生じるものでなく、実存的な諸問題から生じる。
人生の意味を探している患者を支援することがロゴセラピー。
4)精神の力学
「なぜ生きるのかを知っている人間は、たいていはどんなふうにでも生きていける」
5)実存的空虚感
退屈なときにあらわれる。しばしば様々な仮面や外見をまとってあらわれることがある。権力への意志/金銭への執着など
6)人生の意味
人生の意味は、人によって、日によって、時間によってすら異なる。  
人間にとって、いまここにある意味ある課題は、この課題を実現するために与えられた可能性と同様、かけがいのない唯一のものなのです。
人生の意味は何かと問うのではなく、問われているのは他でもないじぶんなのだということを理解しなければなりません。一言で言うと、すべての人間は人生から問われているのです。そして人間は自分自身の陣営に責任を持つことによってのみ、人生に答えることができるのです。このようにロゴセラピーは、まさに人間存在の本質があると考えます。 
7)実存の本質
責任性の強調は、ロゴセラピーの定言命法にあらわれています。それは、「あたかも二度目の人生を生きているように生きなさい。しかも、あなたが今ちょうどしかっかっているように、一度目の人生ではすべてまちがってしまったつもりで」というものです。まず現在をすでに過去のもののように思わせ、この過去はいつでも変えられ、改善できることを言っているこの金言ほど、人間の責任感を呼び覚ますものはないのではないでしょうか。ロゴセラピーは教えたり、説教したりしません。ロゴセラピストは眼科医に喩えられましょう。画家は自分が見た世界をわたしたちい示そうとします。眼科医は、現実の世界をわたしたちがありのままに見ることができるようにしてくれます。ロゴセラピストの仕事は、患者の視野を広げ、患者にとっての多種多様な意味の可能性の全体像を見えるようにしてあげること、意識させることです。
8)愛の意味
ある人の本質を完全に理解できるのは、その人を愛している他者のみです。人は愛を通して、愛する人の本質的な特徴と特性に気づく能力が与えられるのです。愛はセックスの単なる副次効果などではなく、むしろセックスはわたしたちが愛と名づける究極の連帯経験の表現なのだと言うべきでしょう。
9)苦悩の意味
意味を発見するために苦悩が必要だというこではけっしてありません。わたしが言いたいのは、苦悩にもかかわらず意味は可能であるということです。
10)メタ臨床的な問題
11)あるロゴドラマ

11歳の息子を亡くした自殺未遂を起こした30歳の彼女にに、「あなたは80歳で、死の床に横たわっています。それでは、あなたの人生を振り返ってみてください。子どもはいなかったけれども、経済的にはこの上なく恵まれ、社会的な名声に浴した人生を」。それからわたしは彼女に、この状況でどう感じるか、想像してみてくださいと言いました。
それから障害ののある息子を持つお母さんに、同じように想像して、自分の人生を振り返ってくださいと申しました。テープに彼女の発言が吹き込んでありますので、再現してみましょう。「わたしは子供を持ちたいと思っていて、その願いは叶いました。息子の一人は亡くなりました。でももう一人の障害のある息子は、わたしが世話をしてやらなかったら、施設に入れられたでしょう。障害があり一人では何もできない子ですが、彼もわたしの息子であることに違いはありません。だから私は自分の息子を、よりよい人間にしてあげたのです」。その瞬間、彼女ははげしく泣き出しましたが、泣きながらこうも言いました。「わたし自身は、安らかな心で自分の人生を振り返ることができます。自分の人生は意味に満ちていたと言えるからです。意味を実現するために、わたしは全力で取り組みました。自分の息子にために最善のことをしようと、自分のベストを尽くしたのです。わたしの人生は無駄ではありませんでした」。死の床で自分の人生を振り返るという視点に立ったとき、彼女は突然、そこに意味があるとわかりました。彼女が味わってきたあらゆる苦悩にも意味があったのです。また同時に、彼女の亡くなった息子さんのように短い生涯でも、喜びと愛に満ち溢れている可能性があり、80年にわたる人生よりも多くの意味があるかもしれないこともわかりました。
12)超意味
人間の限られた知的能力を上回り超越する、最後にして最高の意味を、ロゴセラピーの文脈で超意味と呼んでいます。
13)人生のはかなさ
14)技法としてロゴセラピー

不安はそのことで不安を覚えたまさにそのときにあらわれる。過剰志向は自らが望んでいることを妨げる。「逆説思考」「過剰自己観察消去」
15)集団的神経症
人間には考えうるかぎりで最悪の条件にも立ち向かう驚くべき能力があると証言できる。
16)汎決定論批判
人間は完全に条件に左右され決定づけられるのではなく、自分で決めることができます。
17)精神科医として信条
18)精神医学における人間性の復活

人間はアウシュヴィッツのガス室を考案した存在です。しかしこのガス室に主の祈りやシェマー・イスラエル(聞け、イスラエル/祈祷の中で一番大切な言葉)を唱えながら、毅然と頭をもたげて入っていったのも人間なのです。

・自分の責任について
1)患者は誰に対して責任があるのか、自分の良心に対してか、それとも神の前で責任を感じるのか
2)何のために責任があると感じるのか、たとえばどのような具体的な価値のために奉仕するのか、どの方面に自分の人生の意味を見いだし、そのような課題を遂行するのか。

感想
ロゴセラピーは、自分がロゴセラピー的に生きて初めて教えることができるとのことです。
そして、その人が持っている精神性を支援し、その状況で自ら生きる意味を見いだすお手伝いをします。
生きる意味を見いだすと人は生きるエネルギーを持つことができます。


人が創る品質 -ロゴセラピー(ヴィクトール・フランクル「夜と霧」)-/本の紹介