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「インフルエンザ予防接種、受けたほうがいい?」女医の回答とコロナのピークとの関係性 ”インフルエンザワクチン接種していた方がやはりリスクは低い”

2021-10-21 08:17:17 | 社会
ちょっとだけ医見手帖(山本佳奈医師)インフルエンザ 2021/10/20 07:00
 日々の生活のなかでちょっと気になる出来事やニュースを、女性医師が医療や健康の面から解説するコラム「ちょっとだけ医見手帖」。今回は「今年のインフルエンザ流行予測とコロナの関係」について、NPO法人医療ガバナンス研究所の内科医・山本佳奈医師が「医見」します。

【インフルエンザとコロナの特徴的な症状の違いはこちら】
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 つい先日、今年度のインフルエンザワクチンを接種しました。10月より多くの医療機関でインフルエンザのワクチン接種が始まっており、勤務先のクリニックでも連日老若男女問わず、多くの方がワクチン接種のため受診してくださっています。

 一方で、「インフルエンザワクチンは接種したほうがいいですか?」と聞かれることも増えてきました。

新型コロナウイルスが全世界にパンデミックをもたらしてからは、全く見かけなくなってしまったインフルエンザ。今年の冬にインフルエンザが流行するかどうかは、正直なところわかりません。

これまで北半球の冬季のインフルエンザの流行を予測するうえで、南半球のインフルエンザの流行状況が参考にされてきました。今年の南半球の流行シーズンで、インフルエンザの流行はどうだったかというと、インフルエンザの患者数はきわめて少数であっことが報告されています。そのため、これからインフルエンザシーズンがやってくる北半球でも、去年に引き続いて今年もインフルエンザは流行しないかもしれません。


しかしながら、万一この冬にインフルエンザが流行した場合、例年以上に感染拡大を引き起こしてしまう可能性が指摘されています。昨年流行しなかったことが影響し、私たちのインフルエンザに対する免疫が落ちている可能性があるからです。

こうしたことを考慮すると、新型コロナウイルスのワクチン接種に加えて、インフルエンザの予防接種により免疫を高めておくことが、新型コロナウイルスの第6波、そしてインフルエンザの冬の流行に備える上で効果的でしょう。


 現在、感染者数が激減している新型コロナウイルス感染症。外来診療では、発熱や風邪症状を主訴に受診された患者さんに対してPCR検査を継続して実施しています。けれども陽性を見かけることはほとんどなく、8月の感染をピークに収束していることを実感しています。

 5月から全国で開始された新型コロナウイルスワクチン接種の効果も、激減した要因の一つでしょう。米国疾病予防管理センター(CDC)が発表した最新のデータによると、米国における8月中の新型コロナウイルス感染症による死亡リスクは、2回のワクチン接種を終えた成人よりもワクチン接種を受けていない成人の方が11倍高かったことがわかりました。また8月において、ワクチン未接種の成人は新型コロナウイルス検査で陽性となるリスクが6倍高く、8月の最終週のワクチン未接種の成人の入院リスクは、2回のワクチン接種を終えていた成人の19倍近く高かったことも報告されています。

Our World in Dataによると、10月14日時点で日本の人口の75.0%が少なくとも1回のワクチン接種を終え、人口の66.4%が2回接種を終えています。接種開始時期が大幅に遅れた日本でしたが、今やアメリカやイギリスの接種率を超えるまでに追いついています。今後検証は必要ですが、ワクチン接種が進んだことも、収束に繋がった要因の一つと言えると思います。

 しかしながら、若年者の接種率は十分とは言えません。東京都が公表している都民年代別ワクチン接種状況によると、65歳以上の90.1%が1回目の接種を終え、88.7%が2回目の接種を終えている一方で、20代の都民で1回目の接種を終えたのは65.3%、2回目の接種を終えたのは53.6%であり、12歳から19歳の都民で1回目の接種を終えたのは65.7%、2回目の接種を終えたのは47.1%です。若い人ほど接種率は低いのが、日本の現状なのです。

 私も微力ながら、5月中旬から立川市や新宿区の集団接種のお手伝いをさせていただいていますが、気になっているのはワクチン接種の予約数の減少の伴い、接種会場が縮小傾向にあることです。「やっと予約が取れたのに、集団接種が終わっていて接種できなかった」ということがないように、早めの周知と接種の呼びかけを行う必要があると感じます。

 新型コロナウイルスの流行に、季節性の変化があるのかもしれません。去年の日本の感染者数の推移を見ると、8月に小さな山があり、11月から3月にかけて(1月初旬のピークの)山があるのがわかります。今年の第5波の感染者数は、8月末がピークの大きな山を描いています。昨年同様の感染者数の推移をたどるとなれば、また11月ごろから感染者数がじわじわ増え出すかもしれません。

 2回目の接種から半年も経過すると感染の予防効果が落ちてきてしてしまうことは、イスラエルをはじめとする多くの国で報告されており、ワクチン効果を持続させるための3回目の接種を実施する国が増えています。日本は、3回目の接種がいつから始まるのか、まだ正確なことは決まっていません。


 もたもたしていると、感染者数が再度増加し、夏のような大流行を引き起こす可能性が十分考えられます。今、感染が落ち着いているときだからこそ、2回接種への呼びかけの強化と、接種の早かった医療従事者への3回目の接種の開始、そして高齢者など早期に2回の接種を終えた人から3回目の接種ができるような体制づくりをする必要があると思います。

山本佳奈(やまもと・かな)/1989年生まれ。滋賀県出身。医師。2015年滋賀医科大学医学部医学科卒業。ときわ会常磐病院(福島県いわき市)・ナビタスクリニック(立川・新宿)内科医、特定非営利活動法人医療ガバナンス研究所研究員 東京大学大学院医学系研究科博士課程在学中、ロート製薬健康推進アドバイザー。著書に『貧血大国・日本』(光文社新書)

感想
他の国では、ワクチン接種しているのに、感染者がまた増えています。
日本ではワクチン接種だけでは説明できない何かあるのかもしれません。

第6波の襲来が危惧されています。
引き続き感染防止が重要だと思います。

小池都知事も、衆議院選挙投票日に感染者増えると自民党にマイナスになるとの配慮もあり、25日までは飲食全面解除されないようです。
感染しても発症に5日ほどかかりますから。
この時点で病床の確保などしっかりして、自宅放置で亡くなることを防いで欲しいものです。

25日過ぎるとGo Toイートなど再開されるところもあるようです。
また感染者増やす政策が行われるようです。
そんなところに補助するのではなく、困窮している母子家庭や困窮者を支援して欲しいです。

「教員のメンタルヘルス 先生のこころが崩れないためのヒント」大石智著 ”セルフメンタルケアが大切!”

2021-10-21 00:18:50 | 本の紹介
・教員の労働時間は長い(2018年;1日)
 ・小学校の教員 11時間15分(平日)   1時間7分(土日)
 ・中学校の教員 11時間32分(平日)   3時間22分(土日)

・学校を訪問し、面談を重ねる中でまず感じたのは、教員自身が学校や教員という職業の特性を知らないことが多いということでした。メンタルヘルス不調を予防する、不調となっても悪化しないようにするためには、まずはセルフケアの意識が求められます。セルフケアを有効なものにするためには、自分自身の特性を知ることが大切です。

・休憩場所がないという職場の特殊性
・自分を尊重しなさ過ぎる雰囲気
 自分を卑下して過度に謙遜している様子を感じること多くありました。
・労働時間をモニタリングする意識が低いということ

・教員という職業の特殊性;感情労働であること
 肉体や頭脳だけではなく、感情の抑制、緊張、忍耐が求められる労働であるとされています。
 働く上で感情を調節することが必須になる労働といえます。
・「選んだ職業は感情労働だった」と認識するということ

・教員のメンタルヘルス
 ・一次予防
  教員がメンタルヘルス不調になることを未然に防ぐことです。
 ・二次予防
  休職を要しない程度の不調がある教員です。不調の改善と休職事例かの防止です。
 ・三次予防
  休職した教員の円滑な復職と復職後の再休職防止です。

・セルフケアを意識する
 ・身体の疲労をコントロールする
 ・労働特性、労働環境の特徴を心得ておく
 ・ハイリスクな時期を知っておく
 ・自分自身の疲労のサインを知っておく
 ・疲労のサインに気づいたら
 ・セルフケアに認知行動療法を取り入れる

・校長から教育委員会に相談があった際には、教員の不調を察知し、早めの連絡をした校長の姿勢に対して「忙しい中、早めに連絡・相談いただきありがとうございます」と、好意的な評価を伝えましょう。

・「死にたい」と打ち明けられた時に心がけたいこと
 ・知っておきたい基礎知識
  ・「死にたい」と打ち明けられることの意味
  ・「死にたい」と打ち明けられる前に気づけることも大切
  ・自殺について話題にすることを恐れる必要はない
 ・職場でできる初期対応
  ・信頼感の構築、傾聴、情報収集
  ・情報を集める時に気をつけたいこと
   『もしも「死にたい」と言われたら、自殺のリスクの評価と対応』松本俊彦著
  ・具体的な支援

・『トラウマインフォームドケア“問題行動”を捉えなおす援助の視点』野坂祐子著
 トラウマインフォームドケア;トラウマの知識をもち、理解を深め対応すること

感想
先生の仕事は”感情労働”だそうです。
確かに子どもとは感情のぶつかり合い。
保護者とも感情のもつれが生まれがちです。
モンスターピアレントという存在もあります。

優しい人ほどメンタルを病むように感じています。
相手の気持ちを考えすぎたり、悪く思われたくない、出来たら良い人と思われたいと思って行動します。
そんな人はもう充分優しいので、過度に相手の気持ちを気にされなくても良いのですが。
人を傷つけていても、傷つけているという意識もない人が平気でいる場合を見かけます。

メンタルに関してはセルフカウンセリングの技法を身につけることが必要なんだと思います。

「スクールカウンセリングのこれから」石隈利紀/家近早苗共著 ”生きる力を持つための教育も必要”