幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

幸せに生きるには幸せな考え方をすること 笑顔のレシピは自分が創ることだと思います。笑顔が周りを幸せにし自分も幸せに!

過労自殺、半数が「直前にうつ」…6割超が医療機関受診せず "一人で悩む”

2021-10-25 08:33:18 | 社会
https://news.yahoo.co.jp/articles/9ae08400b351de78c54df74c5ae2668f121e2847 【独自】10/25(月) 5:00読売新聞オンライン

 2012~17年度に労災認定された過労自殺者497人のうち半数が、自殺の原因となるうつ病などの精神疾患発症から6日以内に死亡していたことが、厚生労働省の調査でわかった。精神科などの受診歴がない人も目立ち、長時間労働などの負荷を受け突発的に亡くなるケースが多いとみられる。専門家は「会社や周囲は異変を早期に把握し、本人のストレスを軽減することが重要」と指摘する。

 調査結果は、近く閣議決定される見通しの「過労死等防止対策白書」(2021年版)に盛り込まれる。

 過労自殺の労災認定にあたっては、関係者の聴取や記録資料などで事実関係を確認した上で、精神科医らが協議し、いつ、どのような原因で発症したかなどを検討している。

 今回の白書では、12年度からの6年間に、うつ病などの精神疾患で労災認定された自殺者497人(男性479人、女性18人)を分析。発症から死亡までの日数は「6日以下」が235人(47%)で最も多く、「7~29日」が93人(19%)、「30~89日」が75人(15%)だった。

 自殺前に「仕事内容、仕事量の大きな変化」があったケースが177件、次いで「2週間以上の連続勤務」が109件、「上司とのトラブル」が92件、「いじめ、暴行」が60件。労働時間についてみると、「恒常的な長時間労働」が201件で、1か月間の残業が160時間以上の「極度の長時間労働」が88件に上った。

 発症時の年齢は、40歳代が最多の163人、30歳代が129人で、働き盛りの世代が半数超を占めた。全体の6割超にあたる318人が精神科など疾患に関する医療機関を受診しておらず、特に「極度の長時間労働」だった自殺者88人は、4分の3にあたる67人が受診していなかった。

 過労死弁護団全国連絡会議幹事長の玉木一成弁護士は「会話や笑顔が減り、睡眠障害や食欲不振などの症状がある時は要注意で、上司や同僚、家族らは変化を見逃さないようにしたい。経営者や管理職が労働時間を適切に管理し、過重な労働を防がなければならない」と話している。

感想
労災認定された人だけなので、もっと多いと思います。
誰かに相談されずに、一人で悩まれて自殺を選ばれたのでしょう。

周りが気付いてい上げることができなかったか、後悔が残ります。

自殺予防のためのセルフカウンセリングあるいは生き方を学ぶことも学校や会社で学ぶ機会を提供することも必要ではないでしょうか。
生きていれば何とかなるとの開き直りがもてると良いのですが。

一人の自殺者のまわりには多くの悲しみが伴います。
本人はとても苦しくて周りの人のことを思って自殺を取りやめることができなかったのでしょう。一方、周りの人のことを思って、必死に食いしばっている人もいます。
一人で悩まずに苦しさを話す勇気を持つことが、生きる道につながるように思います。
もちんろん精神科医などに相談している人もいますので、全てを自殺から防ぐことは難しいかと思いますが、助けられる命がもっとあるように思います。

「ガーンジー島の読書会(上)」メアリー・シェイファー&アニー・パロウズ共著 ”読書会はドイツ軍への嘘から始まった”

2021-10-25 00:54:00 | 本の紹介
・奇しくもそれが「ガーンジー読書会とポテトピールパイの会」の第一回目の会合になったからです。

・パトロール中のドイツ軍士官が林の中から突然姿を現し、腰から拳銃を抜いて叫びました。-禁止時間に、なぜ外出した? これまでどこにいた? これからどこへ行く?
どうすればいいのか、ぼくはうろたえました。逃げれば撃たれる。それぐらいはわかった。口の中はからからに、頭の中は真っ白になり、ブッカーの体を抱えたまま祈るばかりでした。
そのとき、エリザベスが大きく息を吸い込むと、前に進み出たのです。エリザベスは小柄なので、銃口がまともに彼女の眉間を狙う形にになりましたが、彼女はまばたき一つしなかった。
拳銃など目に入らないかのようでした。士官たちに近寄ると、話し始めたのです。誰も聞いたことがないような嘘八百を、外出禁止令を破ってしまい心からお詫びします。私たちはガーンジー島読書会にいった帰りです。今夜は『エリザベスとそのドイツの庭』がテーマでしたが、あんまり話がはずんでつい時間を忘れました。なんてすばらしい本でしょう-読んだことがおありかしら?
ぼくらの中に、彼女に助け船を出して何か言えるほど肝のすわった人間はいませんでしたが、相手をした士官は負けました-笑顔を返すしかなかったのです。

・戦時中、ぼくらが知りたいことは山ほどありましたが、イングランド-を含むあらゆる外地-からの手紙や新聞を受け取ることは禁じられていました。1942年には、無線装置がすべてドイツ軍に没収されました-もちろん何台かは隠されてましたが、こっそり聴いているところを見つかれば、強制収容所送りです。

・この会が誕生したのは、私のディナーに集まった人たちがドイツ軍から逃れるための口実がきっかけだったことは、ご存知だと思います。

・信じられないことに、ドイツ軍は(ガーンジー島の読書会)を許可したのです-しかも奨励までしました-チャンネル諸島における芸術的・文化的な活動を、彼らの目的をドイツによる占領が模範的なものであることを、イギリス側に誇示することでした。

・めいめいが本を持ち帰って、読みました。そしてみんなで顔を合わせるようになりました-はじめは司令官の手前でしたが、しだいに会うことが楽しくなったのです。

・最初のころ、ドイツ軍はいたって紳士的でした。英国の一部を征服したと有頂天になり、ロンドン上陸もほんのひとっ飛びと考えていたんでしょう。

・ドイツ軍士官の話では、島民の庭から食料を盗んだ兵士は射殺させられたそうです。
それでも兵士たちは盗みをやめませんでした。

・ヒトラーは、この諸島を要塞化する計画にとり憑かれていました-イングランドが、二度と島々を取り戻せないように!
そのためにもちろん、ヒトラーには何千人もの奴隷が必要でした。
この島で何千という成人男性や少年が死にました。そして最近わかったところでは、その残酷な仕打ちはナチの指導者ヒムラ―が考えた方法だったのです。彼はこのやり方を疲労死計画と名づけ、みずから実行しました。奴隷を限界まで働かせろ、貴重な食糧はあたえるな、そして勝手に死なせろ。かわりの奴隷は、ヨーロッパの占領国からいくらでも手に入るし、手に入れてみせる。

感想
ガーンジー島はフランス国の近くの島々ですが、イギリス領です。
そこまでドイツ軍が駐留していたようです。

言い訳を言うための嘘から始まった読書会がとても楽しい時間になりました。

ヒトラーは人の命をいのちと思っていなかったようです。
自分たちだけが人だと。
ヒトラー一人ではできません。
それに従った人が多かったということです。

森友問題の佐川氏も同じなのでしょう。
そして現場の赤木さんが改ざんを指示され改ざんしました。
指示した人は皆出世して、手を汚した人は責任を感じて自殺を選択されました。