幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

幸せに生きるには幸せな考え方をすること 笑顔のレシピは自分が創ることだと思います。笑顔が周りを幸せにし自分も幸せに!

「河合隼雄の幸福論」河合隼雄著 ”当たり前の幸せに気付くかどうか”

2023-09-23 15:30:58 | 本の紹介
・スイスの分析心理学者のユングは、人生を前半と後半に分けて考えるべきだ、と主張した。
・・・この世に生きてゆくための土台をしっかりとつくる。しかし、人生の後半になると、そのように生きている自分が死を迎えるとはどういうことか、死すべき者としての自分の生きている「意味」は何か、などという深い問題と直面していかなくてはならない。

・『らくがきフルート』ダニエル・ピンクウォーター作

・私がお会いした人たちが、本当に気の毒としか言いようのない不運、不幸に見舞われてながら、確かに長い年月や不快苦しみを必要とはしたが、それぞれの個性の輝きを見出していかれたのには頭の下がる思いがする。もっとも飛び散る火花で、私の方は何度もやけどを負いそうになったが。

・『ライオンのしっぽ』工藤直子著

・『台所のマリアさま』ルーマー・ゴッデン作

・『学び その死と再生』佐藤学著

・『阪神・淡路大震災作文集』兵庫県教育委員会編
①県立兵庫高校三年生 森本米紀さんの文
「『当たり前』ほど、お金で買えない。明るい灯の下、湯気のたつ夕食を家族で囲む。いやな英語の小テストの勉強をして、お風呂に入って、ぐっすり寝る。電車に乗って、校門をくぐり、友だちに『おはよう』と言う。-そんな『当たり前』が、こんなに貴重で貴いなんて、そしてそれが、こんなにもろくて、はかないものだったなんて。ぜいたくな暮らしはお金で買える。でも今、私たちの『当たり前』はいくらお金を出しても手に入れられないのだ」

②県立東灘高校一年生、竹田幸代さんの文
「ずっと話したことなどなくて、怖そうだな人だと勝手に思っていた人が、実はすごくやさしくて、ということがあった。こんな地震はもう起きてほしくないけど、現代の日本人が忘れかけていた『やさしさ』を見直させてくれたようで、少し地震に感謝したい気持ちもある」

・ しりたいねん 谷口のり子(三年)
 あたし
 おとうちゃんと
 おかあちゃんが
 どうしてすきになった
 しりたいねん

 それから
 みあいか れんあいか
 しりたいねん

 それから
 どうして すきになったのに
 けんかばっかりしてんのか
 しりたいねん

・『村上春樹、河合隼雄に会いにいく』

・人間が幸福であると感じるための条件としてはいろいろあるだろうが、私は最近、
▽将来に対して希望がもてる
▽自分を超える存在とつながっている、あるいは支えられていると感じることができる-
という二点が実に重要であると思うようになった。

・『ボクシングに賭ける』脇浜義明著

・生涯学習の『実験』は必ずしも幸福につながるとは限らない。実験である限り、成功も失敗もある。しかし、成功したり失敗したりを繰り返しつつ生きるのが人生ではなかろうか。幸福というのはそれにつきまとっている一種の副産物と考えておく方がいいだろう。

・『わが娘を愛せなかった大統領へ』パティ・デイビス著(レーガン大統領の娘)

・『生きにくいこどもたち カウンセリング日誌から』岩宮恵子著

・(スクール)カウンセラーと言っても専門的に訓練されている人はいいが、そうでもない」自称カウンセラー」の人が、逆に「お宅の子どもさんの〇〇は平均点以下ですよ」と重大そうに言って親を不安に陥れたりする。これはもってのほかのことである。相談するときも相手をえらばねならない。


・『しあわせ眼鏡』という題で、人間の幸せについていろいろな角度から直接、間接に関連するようなことを書かせていただいてきた。これも今回が最終回になるが、それにあたり、降伏ということが、どれほど素晴らしく、あるいは輝かしく見えるとしてもそれが深い悲しみによって支えられていない限り、浮ついたものでしかない、ということを強調したい。恐らく大切なのはそんな悲しみの方なのであろう。

感想
 お薦めの本です。
いろいろな本から引用されながら、”幸福”について考えさせ、そして河合隼雄さんの思う”幸福”を紹介されています。

 人はつい他の人と比較して、自分にないものを見てしまいがちになります。
そして自分は不幸だなと感じます。
あるものは当然として、そこに感謝を忘れています。
その当然のあるものを失ってそれがどれほど大きかったかを気付きます。
 他の人の体験や本から、今それを気付き、感謝の気持ちで行動できるか、もし行動できたらそれは幸せと呼ぶのでしょう。
もちろん、自分が幸せと思わなければ幸せではないです。

 河合隼雄さんの言いたいもう一つは、幸せや感謝は、深い悲しみを背負っているからこそ感じることができるのではないかということだと思いました。

 さらにもう一つは、何かに取り組んでいる、かけていることがあると、それが幸せだということのように思いました。なんでもよい、自分がかけていることがあるかないか。
 
 本に紹介されていた本を何冊か図書館に予約しました。

小児がん 治ったけど…家族の新たな闘い ”入院児との遊びのボランティア”

2023-09-23 03:02:42 | 社会

小児がんはかつて「不治の病」と言われていましたが、医療の進歩で、その種類によっては、およそ8割の患者が治るようになったともされています。

一方、治癒率が上がったことで新たな問題が浮かび上がっています。
小児がんは治っても、その後、「障害」や「合併症」が見られるケースが報告されるようになってきたのです。
「小児がん」と診断された女の子
栃木県真岡市に住む6歳の大塚月(あかり)ちゃんが小児がんと診断されたのは、生後8か月のときでした。

大塚月(あかり)ちゃん
なかなか寝返りを打たない娘を心配して、両親が詳しい検査を受けさせたところ、脳に悪性の腫瘍、がんが見つかったのです。

母親の大塚明日香さん
「なんでうちの子なんだろうと考えました。もともと未熟児で、小さく生まれているので、私のお腹の中であまり育たなかったのかなと、自分を責めたこともありました」
“助かる確率は50%…”
月ちゃんは、手術で腫瘍を取り除くことになりました。
このとき医師からは「成功して、助かる確率は50%」という厳しい現実を伝えられていました。

生まれて初めての誕生日を祝ってあげたい。

手術の日程は月ちゃんの誕生日の直後に決まりました。
がんはすべて切除

手術後のMRI画像
朝、始まった手術は、午後にいったん終わりましたが、夕方になって容体が急変します。その日の夜、2回目の緊急手術が行われました。

すべてが終わったのは日付が変わったころでした。
両親は、医師から月ちゃんの脳の画像を見せられ、「腫瘍はすべて取りきれた」と伝えられました。
新たな闘いの始まり
小児がんの治療によって、一命を取り留めた月ちゃん。
しかし家族にとって、これが新たな闘いの始まりになりました。

手術後、さまざまな障害が見られるようになったのです。
そのひとつが、発達の遅れです。

月ちゃんは6歳になった今も、ことばを話すことができません。食事にも介助が必要です。スプーンやフォークは持てますが、ひとりで食べることはできません。

運動機能の発達にも、遅れが出ました。

歩けるようになったのは、5歳になってからでした。

こうした障害の原因について、月ちゃんの主治医は、抗がん剤の影響で心臓に負担がかかっていることや、がんを引き起こした染色体の異常が関係している可能性などについて説明したと言いますが、いまだにはっきりしたことはわかっていません。

両親が今後の成長の見込みをたずねると、医師はただ「わからない」と答えたと言います。

母親の大塚明日香さん
「今はどうしてもおむつをしていたり、食事するにも補助が必要なので、大きくなったときにどこまで成長できるかとか、親がどこまで手を離して進んでいってくれるのかという不安があります」

治療後の課題 「晩期合併症」
月ちゃんのような小児がんの治療後に見られる障害は、「晩期合併症(ばんきがっぺいしょう)」と呼ばれ、いま全国で報告されています。

そして日本ではこの対応は、まだ十分とは言えません。

【主な「晩期合併症」】
・成長発達の異常(内分泌異常を含む)
 身長発育障害、無月経、不妊、肥満、やせ、糖尿病
・中枢神経系の異常
 白質脳症、てんかん、学習障害
・その他の臓器異常
 心機能異常、呼吸機能異常、肝機能障害、肝炎、免疫機能低下
・続発腫瘍(二次がん)
 白血病、脳腫瘍、甲状腺がん、その他のがん
(厚生労働省のサイトより)
小児がんの治療は、体が発達する幼い時期に放射線を照射したり、抗がん剤などの強い薬を服用したりするため、その後の成長に影響が出ることが懸念されています。

専門医によりますと、日本では、がんそのものを治療することばかりが優先されてきましたが、今、晩期合併症の研究が始まっています。

動き始めた「晩期合併症」の調査
名古屋大学医学部附属病院の片岡伸介医師らのグループは、月ちゃんのように小児がんを乗り越えた全国のおよそ2万3000人を対象に、大規模な調査に乗り出しました。

がんの治療を終えた患者に、どのような「障害」や「合併症」が見られるのかを調べてデータベース化し、将来的に、全国の医師が小児がんの治療方針を立てる際の参考にしてもらいたいと考えています。

名古屋大学医学部附属病院小児科 片岡伸介医師
「日本では小児がんが治る方は増えてきましたが、そうした方が大人になるにつれて、どのような臓器に、どのような合併症が起きているかというデータは、まだ少ないのが現状です。早いうちにデータを集積して、結果を還元していきたいと思っています」

月ちゃんの成長を信じて
月ちゃんは今、週に5日、母親の明日香さんといっしょに、歌を聴いたり、プールで手足を動かしたりするリハビリに取り組んでいます。

小児がんから救われた小さな命を、たとえ時間がかかっても、しっかりと育みたい。明日香さんの願いです。

母親の大塚明日香さん
「将来、娘が大きくなったら、いっしょに買い物に行ったり、女子トークをしたりしたいです。今後に不安もありますが、これから成長していってくれるだろうという期待もありますので、今はただ、できることが1つずつ増えていってほしいという気持ちです」

感想
 小児ガン、小児白血病は、昔は100%治りませんでした。
今は7~8割治りますが、月ちゃんのように後遺症が残ったり、メンタルを病んだりします。

 子どもが小さいので、母親がつきっきりです。
大人でも大変な病気、子どもにとって厳しいです。
その子どもたちと一緒に遊ぶボランティアがあります。
 遊んでいる間、子どもたちは病気のことを忘れています。
違いは、子どもたちの中には、頭髪が抜けていたり、点滴のチューブを付けています。
 母親が買物に行こうとすると、子どもがお母さんに「お母さんは良いね。行きたいところに行けて」と言います。そのため子どもから離れることができません。
 でもボランティアが子どもと遊んでいる時は「お母さん、どこ行ってもいいよ」と言います。
 お母さんはボランティアが遊んでいる約90分、買物したり、お風呂に入ったり、飲み物飲んでちょっとゆっくりできる時間になります。
 助成金を申請して、流れる万華鏡キットを得て、子どもたちと一緒に作りました。
子どもは、好きなパーツを選んでマイ万華鏡を作ります。
 万華鏡を作った笑顔、お母さんに見せている笑顔、その子どもの笑顔がお母さんの笑顔になっていました。

 また、病気が治った子どもたちのメンタルを支える小児科医の取り組みもありました。
 
 大人になってがんになると「なぜがんに」と思います。
子どもたちを見ていて、「なぜ自分は小児がんにならなかったんだろう? なぜ今までがんにならなかったのだろう?」と思うようになりました。
 38歳で胃がんになり胃を2/3切除しました。

 コロナで遊びのボランティアが病院に入れなくなりました。
都内の遊びのボランティアの最初のガラガラドンでは、病院の先生を支えるサラダの提供、付き添っているお母さんが簡単に食事を済ませているので、お母さんにお弁当提供、そして子どもを亡くしたお母さん同士が集まれる場として料理を一緒に作り、一緒に食べ、話す場の提供など、子どもと親を支える活動を行っているボランティアがあります。


もも裏歩きでひざの痛みがたちまち消えた ”やってみる価値はありそう!”

2023-09-23 01:16:32 | 本の紹介
現代書林 http://www.gendaishorin.co.jp/book/b451710.html
多くの女性があこがれるモデル歩き。
悪い歩き方の代表だと、あなたは知っていましたか?

実は、9割の人は歩き方が間違っています。

悪い歩き方をしていると、筋肉が衰え、関節が固くなっていきます。
すると、ひざが痛くなり、さらに腰痛や股関節痛で苦しむことに。
やがて、寝たきりの予備軍となるのです。

間違った歩き方とは、足を前に出して歩く「出し歩き」です。
ほとんどの人が、「出し歩き」を無意識のうちにしてしまいます。

正しい歩き方とは、太ももの裏を意識した歩き方、「もも裏歩き」です。

著者は歩き方を指導するだけで、85歳の女性のひざの痛みたちまち治しました。

本書では、歩き方を変えただけで、ひざの痛みが消えた症例を多数紹介。
もちろん、「もも裏歩き」をわかりやすく紹介しています。
85歳のおばあちゃんでも、すぐにできるようになる超カンタンな方法です。

あなたも正しく歩けるようになり、痛みに悩まされることのない、一生健康な体を手に入れませんか?

感想
歩き方で膝への負担が違うようです。
もも歩きに挑戦してみました。
少し前かがみになって、後ろ足で地面をけるようにして歩幅を広く取りました。
歩くスピードが速くなりました。