幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

幸せに生きるには幸せな考え方をすること 笑顔のレシピは自分が創ることだと思います。笑顔が周りを幸せにし自分も幸せに!

「ちいさいケーブルカーのメーベル」 バージニア・リー・バートン作 ”市民の力がケーブルカー継続に!”

2015-09-26 03:30:01 | 社会
「ちいさいケーブルカーのメーベル」 バージニア・リー・バートン作 かつらゆうこ・いしいももこ訳

バージニア・リー・バートンは「ちいさいおうち」の作者でもあります。
「ちいさいおうち」の絵本は大好きで小さい時何度も読みました。

「ちいさいケーブルカーのメーベル」のお話
サンフランシスコは坂が多く、馬が登るのが大変でした。
そこでそれを見たハリディさんがケーブルカーを発明し、設置しました。
大地震も乗り越えてケーブルカーは市民に愛され、またサンフランシスコに来た旅行者はケーブルカーに乗ることを楽しみにしています。

時が経過し、車が移動手段に代わって来ました。ケーブルカーは遅くて時代遅れのように思われました。
サンフランシスコの市会議員たちが、ケーブルカーを失くそうとしていることがわかりました。
人々はそれに反対して”サンフランシスコのケーブルカーを守る市民の会”を立ち上げました。

ケーブルカーを失くすなという手紙や電報が市会議員に送られてきました。
市民の会は、「ケーブルカーを残すかどうかは投票で決めるべきだ」と申し出ました。
市会議員は「なにをばかな。めそめそした話だ。それに住民投票にかけるんは、請願書が必要なのだ」と言いました。
あっというまに市民の会は署名を集めて請願書を市役所に提出しました。

反対派(ケーブルカー廃止)が事実や数字を持ちだすと、賛成派はそれにまけずにやり返しました。
反対派がうるさく騒ぎ立てると、賛成派はがむしゃらに頑張りました。

ケーブルカーを残す賛成派:反対派(廃止)=3:1の結果で、残すことが決まりました。

感想;
本来、市会議員は市民の声を聴いて行動しないといけないのに、自分たちの考え、自分たちのためにケーブルカー廃止を計画しました。
その市会議員の考え、行動は市民のためではありませんでした。

この話は、まるで”集団自衛権”のように思いました。
政府は”集団自衛権(ケーブル廃止)”を成立させようとしました。
多くの国民(サンフランシスコ市民)が反対し、かつ70%がやり方が問題だと指摘しました。
お話では住民投票になりましたが、”集団自衛権”では議員の数で強硬に成立させました。

サンフランシスコのケーブルカーはサンフランシスコの顔になっています。
”集団自衛権”が国民が戦争に巻き込まれ、悲しみにならないとよいのですが。






流出の除染袋36袋、回収断念 急流などで環境省 ”海に放射性物質拡散”

2015-09-25 13:51:00 | 社会
http://news.goo.ne.jp/article/fminyu/nation/fminyu-33220139.html流出の除染袋36袋、回収断念 急流などで環境省福島民友

 東京電力福島第1原発事故の除染で出た汚染土などを入れた袋が関東・東北豪雨の影響で飯舘村などの川に流出した問題で、環境省は24日、人が近づくのが困難な場所にある36袋の回収作業を打ち切ると発表した。
 36袋は、袋の調査に入った作業員5人が一時遭難した南相馬市の梵天大滝の付近など、急流の対岸や山中にあることから、同省は回収困難と判断した。同省は「下流の水を調査し、袋の影響をしっかりと把握していく」としている。
 同省は24日午前11時までに439袋を発見し、このうち398袋を回収した。回収分のうち、破損したり、中身がない状態の袋は255袋。同省は、回収可能な場所にある残りの5袋の回収を急ぐとしている。
 飯舘村から福島市に避難する行政区長会長の愛沢文良さん(74)は「回収を打ち切ると、下流の住民の不安が大きくなると思う。環境省が本気で回収する気持ちがあるのか、疑問が残る」と話した。

http://news.goo.ne.jp/article/fminyu/nation/fminyu-14741942.html飯舘、汚染土壌も流出 関東・東北水害、除染袋は393袋に9月16日 福島民友

 飯舘村の農地除染で刈り取った汚染草木などを入れた大型の袋が関東・東北水害で川に流出した問題で、環境省は15日、除染で出た汚染土壌も流出していたと発表した。袋は新たに82袋が発見され、流出は393袋となった。このうち、153袋は中身がないか破損していて、草木のほか汚染土壌も流出していたという。同省は農地に残っている袋の数などから395袋が流出したと推定、残る2袋の調査を急ぐ。同省は「土壌の流出量は少なく、草木も比較的放射性物質濃度は低いため周辺環境への影響はない」としている。
 同省は15日、住民から通報が寄せられていた飯舘村小宮地区の新田川沿いの山間部で80袋を発見。村内でほかに2袋を見つけた。一方、14日までに見つけた314袋のうち、3袋は未使用だったことが分かった。同省は発見した393袋のうち202袋を回収。川の中州などにある残りの191袋は川の水位が下がり次第回収する。

感想;
今回のケースも一例でしょう。放射性物質が海に拡散しています。
海を汚染させ、魚を汚染させ続けています。
健康診断で胃のX線も被爆リスクと病気発見のメリットを考え、一定以上の年齢が推奨されています。

ここまでは安全、これ以上は危険という0-100ではなく、0が放射線が増えることによりリスクが少しずつ増えます。どこかで基準を設けるために設定されていますが、それ以下は安全ということではありません。
やるべきことは、出来る限り海への汚染を防ぐと言うことだと思います。

東電に任せきりではなく、国が行い、かつ第三者がそれをチェックするという機能が必要なように思います。そうしないと、実際されていることが妥当か、問題がないかが不透明ですし、客観性がありません。

東電に任せきりにしたため、津波の高さを6mと想定し、対応しなかった結果、今の福島第一原発事故を引き起こしました。これは人災です。
なぜなら、東北電力女川原子力は津波対策14.6mにしたために津波の被害を避けることができました。実際の津波は14mでした。
任せきりだと、人によって差がでます。
どうしても利益優先する人が上に立つと事故防止への取り組みがおろそかにされます。
東芝の不正経理も利益優先のトップの判断でした。
VWの不正データも担当者だけでなく、それを指揮したあるいはそうさせたトップ層がいたのではと思います。
トップに立つ人がおかしいと、国が、会社がおかしくなります。

マララさん「教育は義務であり責任」 ”独裁者は教育させない、知らせない”

2015-09-25 09:07:23 | 社会
http://digital.asahi.com/articles/ASH9N7CY3H9NUHBI03S.html2015年9月25日

 マララ・ユスフザイさんがインタビューで朝日新聞とやりとりした際、マララさんの答え全文は以下の通り。

 ――あなたがノーベル賞を受けた後も、例えばボコ・ハラム(ナイジェリアの過激派)は女子生徒たちを誘拐し、人質にとったままです。今回の映画を通じ、女子教育をターゲットにする勢力に向かって何と言いたいですか。

 今回の映画は私たち家族の物語、私たちがテロリズムによって影響を受け、それでも教育を受ける権利や平和のために立ち上がったさまを描いています。でも同時に確かなのは、これは私たち一家族だけの話ではなく、世界中の何百万人もの人たちの物語、教育を奪われた何百万人もの女の子の物語だということです。だからこの映画を通じて、人々の意識が向上し、今でも多くの子供、世界中で6600万人以上の女子が学校に通えずにいるのだということを思い起こしてほしいと願っています。この問題について人々の理解を助け、その解決策を見いだす助けになればと願っています。

 ――あなたを撃った者たちはイスラム教の正しい信徒だと自称していますね。今年1月には、シリアで過激派組織「イスラム国」(IS)に2人の日本人が殺されました。イスラム教の真の意味についてどう考えますか。

 イスラムは平和の宗教です。イスラムという語自体が平和を意味するのです。問題はすべて、イスラムについての人々の異なる解釈、そしてそれがおのおのの目的と一緒にされてしまうことの方にあります。残念なことに、立ち上がって、これは正しくないと表明する宗教学者はあまりいませんし、これは真のイスラムではないと声を上げる人もあまりいない。私はできる限り努力して、イスラムが扱っているのは平和だということを言おうとしてきました。

 イスラムは真実と兄弟愛であり、その教えの中では明確に、あなたがもし一人の人間を殺せば、それは人類全体を殺害することであり、逆にもし一人の命を救えばそれは人類全体を救済することだと説かれています。教育を受けることはあらゆる個人の権利であるばかりではなく、義務であり責任なのです。学び、知識を得て、教育を受けるべきなのです。残念ながら、自分たちが真のイスラム教徒だと自称している人たちがいますが、彼らはイスラム教についての真実の、正しい知識を持っていないのです。

 正しいタイミングで声を上げることが大切です。もし声を上げなければ、事態はそのまま続きます。スワート渓谷(パキスタン北部、マララさんの故郷)でも、もし私が黙ってしまっていれば、父が黙ってしまっていれば、同じ状況が続いていたと思います。

 ――今年は被爆70年で、一方であなたの国パキスタンも隣国インドも核兵器を持っています。核というもの、あるいは兵器全般についてどう考えますか。

 残念なことに、兵器は常に破壊をもたらします。人々を殺害し、破壊する。世界は兵器にお金を費やしすぎています。もし世界の指導者たちが、軍に費やす総額のわずか8日分だけでも支出をやめようと言いさえすれば、その8日分の額だけで、世界中のあらゆる子供が12年間にわたり教育を受けるための1年分を確保できるのです。だから世界の政治指導者たちが軍と兵器、戦争への支出を止めれば事態は実際に大きく変わるはずなのですが、彼らにとっての優先事項として決めてしまっているのです。

 でも、私たちは戦いをやめず、彼らに対して、教育や保健衛生こそが人々にとって重要なのだと思い出させる必要があります。銃を製造することで人を助けることはできないのです。子供に銃を渡して、助けていることになりますか。私はこのお金を銃には使わず、代わりに学校や医療に使うと言うことこそ、その人を、その子供を助けることになるのです。

 ――オバマ米大統領に対して無人機の問題を提起したそうですが、それが理由ですか。

 私が無人機攻撃の問題に触れたのは、無人機がテロリストを殺害できるのは確かですが、テロリズムを、テロリズムの思想自体を殺すことはできないからです。テロリズムに対してそれを止めたければ、あらゆる児童が質の高い教育を受けられるよう保証する必要があります。こうした人たちの多くは教育を受けておらず、職がなく失業中で、希望もないのです。そして彼らは銃を取るのです。子供たちに銃を取らせたくないのであれば、本を与えなければなりません。

 変革はこれが歴史上初めてというわけではありません。努力が必要です。何度も何度もいう必要があります。いつかは彼らも耳を傾けざるを得なくなります。無視し続けることはできません。私を支持してくれる人が多ければ多いほど、私の声は人々の声になり、どんな指導者でも人々の声を無視できはしません。

 ――ノーベル賞を受賞したことで何か変わりましたか。

 私はそれでも同じ私です。背の高さも同じで、体が変わったわけでもない。

 でもこの賞がもたらしてくれたチャンスは、教育に対する注目、例えばノーベル平和賞を共同受賞したカイラシュ・サティヤルティさんや、マララ基金、そのほか多くの団体が教育のためにしていることについての注目、世界の注目を彼らの発言に集め、ナイジェリアやケニアの女の子たちに集めることができました。ノーベル賞をとった時、私は授賞式に5人の友達、ナイジェリアやパキスタン、シリアからの友達を招きました。あの日、この賞は私に対してのものではなく、あの年の賞はこれは児童に対してのものだという風に、とにかく感じたのです。

 うまくいけば、今後また本を書くかもしれません。別の映画ができるかもしれません。でも、今回の映画を通じて望んでいるのは、意識の向上です。これは一つの家族、ひとりの少女だけの話ではなく、何百万人もの子供たちが苦しんでいて、そこに今注目する必要があるということです。あらゆる子供に12年の教育が保証されるべきです。紛争の下で苦しんでいる子供たちもいます。そうした子供たちはもはや無視されるべきではないのです。彼らは未来そのものであって、もし無視するのならそれは未来を無視することです。だからこの映画がそうした意識を向上するよう願っていますし、学校の生徒たちもこの映画を見られるよう願っています。「マララと共に立つ生徒たち」というキャンペーンをやっていて、途上国でも先進国でも学校の生徒がこの映画を見られるようにしたいと思っています。

 ――パキスタンに戻る可能性があると聞きましたが、来年、直近の計画は何ですか。大学に進学しますか。

 まだ2年(英国の高校が)残っています。Aレベル(英国での大学進学前の高校卒業資格課程)を済ませてから、それから大学に行きます。でも、もうまもなくパキスタンを訪問できるのではないかと期待しています。学校教育が終わった後は、パキスタンに戻ることはとてもはっきりしています。

 ――パキスタン国内では、マララさんに対して、彼女は父親に命じられたことを発言しているだけだといった冷たい見方をする人もいます。

 そうした人はとても少数なのだと思いますが、批判されるのは時にはいいことで、そこから学べます。正しい人たちもいます。でも、私のキャンペーンは教育に向けてのものです。誰か個人を標的にしているわけではありません。無知、そしてテロリズムというイデオロギーが標的であって、人々を批判しようとしているわけではありません。女子は教育を受けるに値しないという考えを相手にしているのです。私のキャンペーンは教育への戦い、あらゆる女の子が学校に行く権利をめざし、あらゆる児童が12年間の教育、しかも質の高い教育を受けられるようにめざす戦いなのです。

 疑念は常にあると思います。ただ、私たちの国パキスタンでは、いつも、情勢が良い方向には向かっておらず、テロや爆弾事件が毎日のように起きています。ほとんど毎日、爆弾で人がなくなったと耳にします。人々は政治家への信頼を失い、希望を失っています。そうした信頼の欠如、希望の不在が、人々がよいことが起きると期待できずにいる一つの理由だと思います。

 脚光を浴びがちなのは少数派で、そちらがニュースになります。一方で多数派は沈黙を守っているので、そうした黙っている人たちの数が多くても、こちらの人たちが考えていることは、声を上げる少数派と比べると力に欠けます。

 ――映画によってそうした見方が変わると期待していますか。

 今回の映画が人々の意識を向上させ、私たち家族の物語を、この一つの家族がどうやって教育のために立ち上がったか人々がより深く理解してくれればと思います。私たちの話をより近く感じてくれるようになれば。

 でも、私自身はあまり考えていません。なぜなら、もし私が、自分に敵対している人たちのことばかり常に考え、どうしたらその態度を変えられるかとばかり考えていたら、どうやっても前には進めません。だから自分の課題に集中することが大事なんだと思います。教育に焦点をあて、信条に従って正しいことをやっていると考えることが大切です。あなたが仮に預言者か何かだったとしても、それに対して批判する人は常にいます。

 ――(記者会見で)あなたのメッセージが響くのは、あなたが特別な存在であるとか特権を得ているからではなく、まさに普通であり、同じような子供たちを代表しているからと思いますが、その半面、自分があまりに注目されすぎていて、単に自分自身でありたいと思うような時はありませんか。どうやって自分を保っていますか。

 とてもいい質問ですね。今現在、私には二つの違う生活があるみたいです。一人の女の子は、家では弟とけんかもして、普通の女の子のように暮らしています。学校に行き、宿題をしなければならないし、試験も受けなければならない、そういったことです。私は最近はGCSE(英国で義務教育を終了した生徒が受験する統一テスト)を受けたばかりです。そういう女の子が一方にいます。その一方でもう1人の女の子がいて、外の世界に向けて声をあげ、教育の権利を提唱している。

 二つの別の人生があるみたいに見えますね。でも、現実には私という1人の人間がそのすべてをしているんです。そして、私は毎日、できるかぎり努力してその二つをつなげ、それが私の人生なのだと考えるようにしています。学校へ行くふつうの生徒で、テストも受けなければならない一方で、この活動を通じて声をあげて女子の声を伝えようとしているとしても、私は私です。ある意味で私は二つをつなげていますが、でもどちらも私の人生の一部であり、どちらの意味でもそれが私なのです。

 ――あなたがふつうであることに感銘を受けます。ふだんの生活で余暇はどんな風に過ごしていますか。趣味は。

 友達と一緒に過ごして、買い物に行ったり、ビデオを見たり音楽を聴いたりしています。それから弟たちとのけんかですね。

 ――音楽はどんなものを。

 特にこれというのはなくて最新のものをきいています。あとは私たちが遊ぶのは、特定のゲームにはまっているんですけど、私たちの家族はほとんどモノポリー中毒です。モノポリーをするときほんの少しズルをすることがありますが、大してしていませんよ。弟たちは私がズルをするって思っているけれど、私からすれば、ほんのちょっぴりだけ、そんなにしていないんです。

感想;
独裁者は国民に知らせないようにしているようです。
戦前、新聞紙法などで、報道に規制をかけ、政府に都合のよい情報だけを流しました。
戦争に負けているのにいつも大勝利の情報だけでした。
真実を報道する人、会社を逮捕あるいは圧力をかけました。

また、知らないことは判断もできません。そうするために教育の機会を与えないでいます。
なぜなら、教育を受けると、独裁政治に問題があることを知られるからです。
日本も昔は”女性は教育など受けない方がよい”などとの考えを持つ人が多く、中には女性の中にもいました。それは教育を受けて来なかったからです。

今の日本はどうでしょうか?
NHKはすっかり、政府の都合のよい番組作りをしています。
衆議院の強行採決はTVで流しませんでした。
また、民放のTV局もすっかり弱腰になり、問題点を言えなくなっています。
ラジオやネットではまだ問題点を発言する場があるようです。

福島原発の汚染水を流し続けている現状、Out of Controlの状態も報道されないので、一番の問題に対する取り組みも充分ではありません。

新国立競技の問題は皆に情報が開示されたことで、あまりにもひどいとの国民の声があって初めて見直しがされました。開示されなかったらあのままだったと思います。

安部首相は”秘密保護法”を通しました。NHK会長を籾井会長にしました。民放TV局には”公平な報道を”との美辞麗句の下、圧力をかけました。NHKが公平な放送をしなくなりましたがそれには何の指摘もされていません。

”集団自衛権”のことは衆議院選挙の主テーマの一つになっていません。
消費税率のUpを先送りするかどうかの判断を国民に委ねたいとのことでした。
集団自衛権のことを国民に委ねたいとの方が、もっと重要ではないでしょうか?
国民が一人ひとりがもっと考えないといけないのではないかと思います。

”いのちのビザ”第二次大戦中、ユダヤ人にビザ(査証)を大量に発給しナチス・ドイツの迫害から救った外交官・故杉原千畝氏の故郷岐阜県が記憶遺産の候補になっています。
外務省の反対を無視してご自分の判断で約6千人のユダヤ人に発行し、いのちを救いました。
しかし、杉原氏は外務省の指示に違反したかどで外務省を追われました。
最近、政府が杉原氏の妻に(本人は既に逝去)謝罪と名誉回復をしました。
その前に、米国ユダヤ人社会が杉原千畝さんを探し、その時点では亡くなっていて、杉原氏の妻を米国に招き、感謝状を授与しました。そういったことがあり、日本でも話題になり見直されました。政府が謝罪したのは国民が実態を知ったからでした。
いのちのビザで生き延びた米国人の家族が紹介されていました。
「彼のビザがなかったら、子ども、孫、多くの家族はいなかった」と語っていました。
ユダヤ人社会が日本人に対して良い感情を抱いているのは杉原氏の貢献が大きいです。
麻生副総理の「だから静かにやろうや、というんで憲法もある日気がついたらドイツのさっき話しましたけれども、ワイマール憲法といういつの間にか変わってて、ナチス憲法に変わってたんですよ。 誰も気が付かないで変わったんだ。あの手口学んだらどうかね」。
これに対して、ユダヤ人社会は問題視せずに対処してくれました。日本人に対して問題にしたくなかったのだと思います。ヨーロッパでの発言なら政治生命は終わっていたと言われています。
一人ひとりが正しい判断ができるように、教育を受け、考えることが平和な社会を築く礎になるのだと思います。





42歳男性は16年の引きこもり生活をどう脱したか  ”立ち直りはお母さんの怪我で手伝いを”

2015-09-24 11:50:22 | 生き方/考え方
http://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/42%e6%ad%b3%e7%94%b7%e6%80%a7%e3%81%af16%e5%b9%b4%e3%81%ae%e5%bc%95%e3%81%8d%e3%81%93%e3%82%82%e3%82%8a%e7%94%9f%e6%b4%bb%e3%82%92%e3%81%a9%e3%81%86%e8%84%b1%e3%81%97%e3%81%9f%e3%81%8b/ar-AAeH4PL?ocid=spartandhp#page=2
42歳男性は16年の引きこもり生活をどう脱したか: 実家で16年間引きこもっていたという42歳の男性。マンガを読んだり、ゲームなどをしながら、日々を過ごしていたという© diamond 実家で16年間引きこもっていたという42歳の男性。マンガを読んだり、ゲームなどをしながら、日々を過ごしていたという

高校3年から「妄想」に苦しめられ16年間の引きこもり生活へ

 富山県に住む42歳の通称「月空」さんは、周囲との人間関係をうまく築くことができず、実家で16年間にわたって引きこもってきた。

 高校3年生の頃から体調に異変を感じはじめた。自分の思考が抜き取られているかのように、周囲に悟られているような気がしたのだ。

「関係妄想(すべてのことが自分と関係あるもののように思える)です」

 後に、精神保健福祉士(PSW)の資格を取得した月空さんは、そう当時の自分を振り返る。

 その頃の月空さんは、そうした状況が異常なことなのに、周りに気づかれないよう、一生懸命、正常なふりをして生きてきた。

 やがて、幻聴が聞こえるようになった。人と会うことが、ものすごく疲れる。それは、地獄のような苦しみだった。

 大学までは頑張って出たものの、就職は無理だと断念した。

 以来、何もすることがなく家にいる間は、午前4時頃就寝して、午後2時頃起床する昼夜逆転の毎日。ほとんどゲームやマンガに明け暮れた。

 勉強も好きだったが、頭を使うことができなくて、1日1時間勉強すると、ヘトヘトになった。

 昼間は周囲が気になって外出できず、夜になると自転車で出かけた。

 ところが、会社員だった父親が定年を迎え、収入が減った。年金だけでは生活できなくなったことから、通院していた先で障害年金を申請することになったのだが、そのとき初めて「統合失調症」と診断されていることを主治医から教わった。

母親の怪我がきっかけで家事の手伝い、ブログ開設へ

 そんな「引きこもり」を脱するきっかけは、ある日、月空さんの母親が家の中でアキレス腱を切ったことにある。

 元々、母親は人に尽くして助けたがるタイプだった。そこで、動きが不自由になった母親の家事を手伝いたいと思うようになったのだ。

 簡単な食事作り、食器洗い、掃除、洗濯などを手伝っていくうちに、「人の役に立つことが嬉しい」「いろいろと学びたいな」などという感情が湧き出るようになった。

「自分で何かをしようという気持ちになったことが、心の中の自立の一歩だったと思う」(月空さん)

 この頃から、ブログを書き始めた。

「幻聴をコントロールできないだろうか?」

 そんなテーマを取り上げると、反応があった。1日に平均2500アクセス、多いときには5000アクセスに達するようになった(現在は休止中)。

「ネットの向こうには人がいて、ちゃんと交流できるんだということがわかった。幻聴を気にせず、コミュニケーションできるツールだった。ブログを書くことが楽しくなって、表現することが、すごく自分の救いになったように思います」

 心が楽になると、苦しみを感じなくなり、幻聴が聞こえなくなった。ネット上を超え、ここでなら話してもいいよと思える居場所で現実的な交流を持つことによって、自分の意思である程度コントロールできるようになっていたのだ。

 ほとんどの人が好意的な反応で、「自分のプライドみたいなものが満たされた」という。プライドがある程度満たされると、現実的にも自信が出てきて、謙虚さも出てくるようになった。

精神保健福祉士の資格を取得、親の目線に立ったメッセージを発信

 PSWの資格は、通信教育で取得した。そして、福祉事務所で週に1度、ボランティアを行うようになった。

「PSWの勉強はすごく楽しかったんです。昔から心理学やカウンセリングに興味があって、自分の病気のことも知りたかったからです。病気を知ることで、自分が楽になれるような気がしました」

 すでに月空さんは、4年制の大学を卒業していたので、養成学校の通信に1年半通えば、受験資格を得られたという。

「これで、体調が良くなったときに、働ける希望があると思えたんです」

 4年前から週に2日、アルバイトを始めるようになった。

「きっかけは、当時診てもらっていたカウンセラーに、“PSWとして人を導くには、ある程度の社会経験も必要だから”と勧められ、そうかと思って応募して落ちまくりました。社会の厳しさを知り、学習塾のバイトに採用されたときは、本当に嬉しかったんです」

 週に2日働いただけでもすごく疲れて、後の5日は休んでいた。でも、年月をかけて少しずつ3日、4日と増やしていった。体力と共に、精神力もついてきたという。

 今年1月には、同人誌を出している出版社から、『ひきこもりの月空模様』を自費出版した。

 PSWとしての活動はあまりできていないものの、親の会で「引きこもりの気持ちを教えて…」と言われるようになった。しかし、噛み砕いて話したつもりなのに、あまり理解してくれていないようだった。だから、本にして親たちに好きなところを読んでもらったほうが早いのではないかと思ったという。

「実は、親も『引きこもる子の親』という立場で悩んでいる当事者。親も主役であり、子どものことで苦しんでいる。周りからも責められて、子どもを引きずるようにして学校へ連れて行ったり、無理やり押し付けようとしたりする。だから、まず親自身が楽になって、ゆっくり進んでいいよ、失敗していいよということを学ぶ必要があると思う。焦らなくても完璧な親を目指さなくてもいい。引きこもり当人にとっても、自分は30点でいいと思ったら30点でいいという等身大の自分がわかれば、楽になると思うんです」

 引きこもりやすい傾向がある人は、自分の評価を低く思っている人が少なくない。それを補うように、プライドが高すぎる傾向があるものの、自らを振り返って「それは妄想だった」と月空さんは明かす。

 同書には、親向けと当事者向けの課題に分けて、それぞれに対するメッセージが自身の経験を基にわかりやすく綴られている。

「親が子どもを愛していることは、子どもには結構、伝わっています。親自身が苦しんでいると、子どもも苦しい。反対に、親が幸せそうにしていると、子どもも嬉しいんです。親自身が、幸せそうにしてほしいんです。だから、幸せになってもいいんだよって、親にも子どもにも伝えています。働けなくても、幸せに感じることって結構できる。挫折したからこそ、小さな一歩に気づける。そこをほめてあげてほしい」

 引きこもり状態の長期化、高年齢化によって、「いつまで待てばいいのか?」と不安がる家族もいる。

 月空さんは「待つのではなく、いろいろと情報を入れたり勉強したりしながら、ちょっとずつでもいいから成長していることが必要」だと訴える。

「譲れない違和感」の正体に気づくこれが引きこもり脱出の一歩に

「世間の常識って、それまでに身についてしまった偏見だったりします。でも、自分の生き方を貫いて、自分の生き方のストーリーと社会のストーリーとの接点を持たせることが、自分にとってのゴールだと思うんです。だから、それに近づけられるよう、社会の情報も、常識以外の情報も入れて、少しずつ折り合いを付けることが大事だと思う」

 引きこもる、あるいは不登校を選択する子どもは、社会に何らかの違和感を覚えているという。ただ、その違和感が何なのか、周囲はもちろん、本人にもわからないことが多い。

「例えば、女性なのに女性を愛してしまう。そういった“譲れない違和感”のようなものが100人に100様あります。そんな違和感を抱えながら、社会から収入を得るというのは、どういうことなのか。生きていくためには、各々がそんな社会と折り合いを付けていかなければいけない。つらい作業ではありますが、やはり動けるのは家族だと思うんです」

 月空さんは、この「譲れない違和感」を大事に育て、表現できるようになったことで社会と接点を持てるようになり、自らの引きこもり状態を打開していくうえで、とても役に立ったと打ち明ける。そして、それは社会を変革していくうえでもカギを握るのではないかという。

 リーマンショック以降、多くの人たちがリストラなどで一気に仕事を失い、求人に応募しても落ちまくって、そのまま社会に戻ることができないまま引きこもった。誰にでも、これから「引きこもり」状態に陥ってしまう可能性はある。

 いざというとき、セーフティーネットが機能している“弱者に優しい社会”は、すべての人たちにとっても、居心地のいい世界だ。周囲がまず、この根源的な問いに気づき、みんなで一緒に考えていかなければ、なかなか「出口」は見つからないだろう。

 自著『ひきこもりの月空模様』というタイトルには、月が満ちたり欠けたりするように、引きこもっている人もテンションが上がったり下がったりを繰り返す。満ちているときなら、ちょっとだけ外に出られる。新月のときは、心まで引きこもる。「月空みたいに変わるよね」という意味が込められているそうだ。

 同書の「はじめに」には、こう記される。

<バイトにもたくさん落ちました。それでも雇ってくれるところを見つけて現在4年目。一応、精神保健福祉士の資格はがんばってとったのでそれを生かしてピアサポートするのが僕の夢です>

<ひきこもりまた人を求め。空に浮かぶ月のように満ち欠けをくりかえす。その先には。。。>

 同書は増刷され、5月には続編も出版された。

 その一方、月空さんは、富山市内で「ひきこもり当事者会」を探してみたものの見つからなかった。

 そこで、自ら「ひきこもりのひきこもりによるひきこもりのための当事者会」を呼びかけ、9月29日に開催する予定。時間は正午から、会場は「さくらカフェ」(富山駅前近く)。問い合わせ先は、sora@pio.jpi(送信の際は「@」を半角の「@」に変換してお送りください)。

感想;
誰かのためにすることが、それが自分を幸せにすることだったようです。
幸せになりたい幸せになりたいと追究すればするほど、幸せが遠ざかって行きます。
先ずは身近な人を幸せにしていると、自分も幸せになる。
愛された愛されたいと思っていると誰からも愛されない。
周りの人を自ら愛して行くと、愛されるようになる。
「亡己利他」
もうこりたと呼びます。
己を忘れ、他(周りを)利する。
これが幸せになる近道と言われています。
”情けは人のためならず”
情けは自分のためとの意味です。

反原発・安保集会:大江健三郎さん「若者の短い文は希望」  ”来年の参議院選挙に声を!”

2015-09-24 03:26:48 | 社会
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e5%a4%a7%e6%b1%9f%e3%81%95%e3%82%93%e3%80%8c%e8%8b%a5%e8%80%85%e3%81%ae%e7%99%ba%e3%81%99%e3%82%8b%e8%a8%80%e8%91%89%e3%81%af%e5%b8%8c%e6%9c%9b%e3%80%8d/ar-AAeFwM5?ocid=spartandhp#page=2毎日新聞

 シルバーウイーク最終日の23日、安全保障関連法反対や脱原発を訴える大勢の人々が、東京都渋谷区の代々木公園に集まり、野外ステージ周辺を埋め尽くした。安倍政権が国会での数の力を背景に政策を進めていることに対し、来年の参院選を見据えて「原発再稼働や戦争法案を許した議員を落選させよう」と声を上げた。

 「さようなら原発さようなら戦争全国集会」と題した集会。作家や大学生、弁護士、原発事故のあった福島県からの自主避難者が次々にマイクを握った。

 安保関連法への抗議で注目された学生団体「SEALDs(シールズ)」琉球の元山仁士郎さん=国際基督教大4年=は「顔や名前を出して声を上げるのは勇気がいる。でも、安保を巡って起きた数の暴力は、沖縄の基地問題でも行われている。先人の努力によって自分たちが持てている憲法や人権を、自分たちの言葉にしていきたい」と語った。

 呼びかけ人の一人で作家の大江健三郎さんは「若者の発する言葉、書いている短い文章は新しいし、希望である」と若い世代への期待を述べ、聴衆から大きな拍手を浴びた。

 ルポライターの鎌田慧さんは「(安倍政権は)アメリカのための政治を行い、憲法を自分たちの利益のためにつぶした。安保関連法が違憲だと弁護士とともに明らかにしていく。野党が力を合わせて、次の選挙に勝っていく」と語った。

 集会には遠方からの参加者も多かった。大分県から来た木村譲さん(88)は「良い未来を残したい一心で戦後を生きてきた。これからを生きる人たちに、命や憲法を踏みにじる政治に声を上げなかったと言われたくない。老骨にむち打って来た」と話した。

 会場では、九州電力川内原発の再稼働を批判する声も響いた。茨城県牛久市から小学生の娘2人と集会に参加した女性(41)は「福島の原発が収束していないのに、川内原発を再稼働して原発を使い続けようという政治は、国民をばかにしている。地道に共感の輪を広げて活動の熱を冷まさないようにしたい」と力を込めた。【山田奈緒】

感想;
今回の件はいかに選挙で国民の声を反映しなければならないかということを痛感しました。
今回のやり方については適切でないが70%でした。
しかし、選挙で自民党と公明党が過半数を占めると、国民に支持されたとの解釈になります。
参議院の選挙に向けてどう声を伝えることができるか。
集団自衛権を憲法違反として告訴した場合、司法はどう判断するか。
議員一人当たりの選挙人数はずっと違憲状態ですが、行政に無視され続けています。
司法としてどう判断するのかが今回の集団自衛権に言えるのではないでしょうか?