https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170426-00000069-san-pol産経新聞 4/26(水)
今村雅弘復興相の辞任が事実上決まったのは、今村氏が25日夜、自民党二階派のパーティーでの講演で失言した直後だった。
「首相として、おわびをさせていただきたい」
安倍晋三首相は同じパーティーのあいさつ冒頭で、今村氏の発言に不快感を示すと同時に東北の人々に即座に謝罪した。これは、今村氏をもうかばうつもりはないとの意思表示だった。
「今回はアウトだった。被災者にとって、決して許せない言葉だった」
今村氏の後任に、吉野正芳・衆院東日本大震災復興特別委員長を選び、事態の早期決着を図った後の同日深夜、安倍首相は周囲にこう語った。
もともと安倍首相は、平成24年12月の第2次安倍内閣発足時の記者会見では次のように述べ、激烈な被害を受けた被災地の復旧・復興に全力を尽くす覚悟を表明していた。
「閣僚全員が復興相であるという意識を共有し、(被災地再生に)あらゆる政策を総動員する」
にもかかわらず、肝心要の復興相当人が内閣の方針を理解していないかのような失言をしたのだから、怒り心頭だったのだ。
安倍首相自身、一議員として雌伏中だった震災発生直後の23年3月中から、自費で救援物資を集めて自らトラックで福島県や宮城県、岩手県と幾度も被災地をめぐり、膝詰めで被災者の話を聞き、その要望の実現を図ってきた。
それだけに、安倍首相は今村氏が今月4日の記者会見で、福島第1原子力発電所事故の自主避難問題でフリー記者の執拗(しつよう)な質問に感情的となり、「二度と来ないでください」「うるさい」などと発言をしたことにも、周囲にこんな不満を漏らしている。
「挑発に見事に乗ってしまった。もっとうまくいなさなきゃダメだ」
ただ、いかに今村氏の失言が安倍首相の真意とは異なろうと、復興相に任命した責任は首相にあり、野党は当然そこを攻めてくる。安倍内閣への大きな打撃となったことは間違いない。
安倍内閣の復興相では、今村氏の前任の高木毅前復興相も女性の下着にかかわる週刊誌報道で野党の追及を受けた。また、務台俊介元内閣府・復興政務官は豪雨被害視察の際に職員におんぶされて水たまりを渡ったことが批判された。
これで吉野氏が再び舌禍事件を起こすようだと、安倍内閣の復興に対する姿勢そのものに疑心が向けられかねない。内閣は正念場を迎えた。(阿比留瑠比)
感想;
「自己責任」発言が出た時点で、適切な任命でなかったことが明らかになったのに、安倍首相は「引き続き担当していただく」と断言されました。
今回は直ぐに更迭されました。
前の判断が間違ったことになります。
ころころ発言を変えられています。
適切な判断遂行能力は大丈夫なのかと心配になってしまいます。
今村雅弘復興相の辞任が事実上決まったのは、今村氏が25日夜、自民党二階派のパーティーでの講演で失言した直後だった。
「首相として、おわびをさせていただきたい」
安倍晋三首相は同じパーティーのあいさつ冒頭で、今村氏の発言に不快感を示すと同時に東北の人々に即座に謝罪した。これは、今村氏をもうかばうつもりはないとの意思表示だった。
「今回はアウトだった。被災者にとって、決して許せない言葉だった」
今村氏の後任に、吉野正芳・衆院東日本大震災復興特別委員長を選び、事態の早期決着を図った後の同日深夜、安倍首相は周囲にこう語った。
もともと安倍首相は、平成24年12月の第2次安倍内閣発足時の記者会見では次のように述べ、激烈な被害を受けた被災地の復旧・復興に全力を尽くす覚悟を表明していた。
「閣僚全員が復興相であるという意識を共有し、(被災地再生に)あらゆる政策を総動員する」
にもかかわらず、肝心要の復興相当人が内閣の方針を理解していないかのような失言をしたのだから、怒り心頭だったのだ。
安倍首相自身、一議員として雌伏中だった震災発生直後の23年3月中から、自費で救援物資を集めて自らトラックで福島県や宮城県、岩手県と幾度も被災地をめぐり、膝詰めで被災者の話を聞き、その要望の実現を図ってきた。
それだけに、安倍首相は今村氏が今月4日の記者会見で、福島第1原子力発電所事故の自主避難問題でフリー記者の執拗(しつよう)な質問に感情的となり、「二度と来ないでください」「うるさい」などと発言をしたことにも、周囲にこんな不満を漏らしている。
「挑発に見事に乗ってしまった。もっとうまくいなさなきゃダメだ」
ただ、いかに今村氏の失言が安倍首相の真意とは異なろうと、復興相に任命した責任は首相にあり、野党は当然そこを攻めてくる。安倍内閣への大きな打撃となったことは間違いない。
安倍内閣の復興相では、今村氏の前任の高木毅前復興相も女性の下着にかかわる週刊誌報道で野党の追及を受けた。また、務台俊介元内閣府・復興政務官は豪雨被害視察の際に職員におんぶされて水たまりを渡ったことが批判された。
これで吉野氏が再び舌禍事件を起こすようだと、安倍内閣の復興に対する姿勢そのものに疑心が向けられかねない。内閣は正念場を迎えた。(阿比留瑠比)
感想;
「自己責任」発言が出た時点で、適切な任命でなかったことが明らかになったのに、安倍首相は「引き続き担当していただく」と断言されました。
今回は直ぐに更迭されました。
前の判断が間違ったことになります。
ころころ発言を変えられています。
適切な判断遂行能力は大丈夫なのかと心配になってしまいます。