http://www.asahi.com/articles/ASK4X5F02K4XULZU00K.html 編集委員・大月規義 2017年4月28日
吉野正芳復興相が27日、衆参両院の特別委員会で行った所信表明への批判が、野党から相次いでいる。「原発事故」という言葉がなかったためで、就任早々、釈明に追われている。
安倍晋三首相も3月11日に政府が主催した震災6年の追悼式の式辞で「原発事故」という言葉を用いず、内堀雅雄・福島県知事から「違和感がある」などと批判された。
27日の所信で吉野氏は「将来的に帰還困難区域のすべてを避難指示解除し、復興再生に取り組む」などと語ったものの、原発事故という言葉はなかった。吉野氏は福島県いわき市出身で、選挙区内には東京電力福島第一原発や避難指示区域がある。
28日の衆院東日本大震災復興特別委員会で民進党の金子恵美氏は、復興相の所信表明には竹下亘氏のときまでは「地震、津波、原発事故の複合災害」などという表現があった、と指摘。2015年10月に就任した高木毅氏の所信から「原発事故」という言葉が消えたとして、「原発事故の被災地出身としての認識」をただした。
吉野氏は当初、「原発事故という言葉はないが、原発事故に対応する施策は所信で述べた」と弁明した。だが、他の議員からも「原発事故災害は継続中だという意識がないのか」などと批判が上がると、吉野氏は「言葉が足らず反省している。今後は(福島の問題は)原発事故が原点にあると発言していきたい」と述べた。(編集委員・大月規義)
感想;
吉野復興相は「被災者の気持ちをわかるのは自分だ。被災者に寄り添っていきたい」と発言された。
所信表明で「原発事故」を入れなかったのは、安倍首相の気持ちを忖度して意図で気に入れられなかったのでしょう。
福島出身者なら、福島県民がどれだけ「原発事故」に苦しんでいるか、まったく被災者に寄り添っていません。
今村元復興相を選んだ佐賀県、吉野復興相を選んだ福島県、引き続き選び続けるかも問われているのかもしれません。
吉野正芳復興相が27日、衆参両院の特別委員会で行った所信表明への批判が、野党から相次いでいる。「原発事故」という言葉がなかったためで、就任早々、釈明に追われている。
安倍晋三首相も3月11日に政府が主催した震災6年の追悼式の式辞で「原発事故」という言葉を用いず、内堀雅雄・福島県知事から「違和感がある」などと批判された。
27日の所信で吉野氏は「将来的に帰還困難区域のすべてを避難指示解除し、復興再生に取り組む」などと語ったものの、原発事故という言葉はなかった。吉野氏は福島県いわき市出身で、選挙区内には東京電力福島第一原発や避難指示区域がある。
28日の衆院東日本大震災復興特別委員会で民進党の金子恵美氏は、復興相の所信表明には竹下亘氏のときまでは「地震、津波、原発事故の複合災害」などという表現があった、と指摘。2015年10月に就任した高木毅氏の所信から「原発事故」という言葉が消えたとして、「原発事故の被災地出身としての認識」をただした。
吉野氏は当初、「原発事故という言葉はないが、原発事故に対応する施策は所信で述べた」と弁明した。だが、他の議員からも「原発事故災害は継続中だという意識がないのか」などと批判が上がると、吉野氏は「言葉が足らず反省している。今後は(福島の問題は)原発事故が原点にあると発言していきたい」と述べた。(編集委員・大月規義)
感想;
吉野復興相は「被災者の気持ちをわかるのは自分だ。被災者に寄り添っていきたい」と発言された。
所信表明で「原発事故」を入れなかったのは、安倍首相の気持ちを忖度して意図で気に入れられなかったのでしょう。
福島出身者なら、福島県民がどれだけ「原発事故」に苦しんでいるか、まったく被災者に寄り添っていません。
今村元復興相を選んだ佐賀県、吉野復興相を選んだ福島県、引き続き選び続けるかも問われているのかもしれません。