東日本大震災を振り返りながらコロナ禍を考える

間もなく東日本大震災から10年になります
一瞬にして 多くの人命と財産が奪われた 未曾有の大災害でした
10年前を思い出してみると 発災当時 自分は広島に住んでいましたので 
直接的な被害はありませんでしたが テレビで映し出される 津波被害の状況を見て
とても現実とは思えない恐怖を感じました
そして恐怖に加え 絶望感を覚えたのは 原発事故でした
冷却水低下 メルトダウン 水素爆発 と 時間が経過するにつれて 
次々と悪い状況がニュースで伝えられ このままでは 
この国は終わってしまうのではないかと 真剣に心配しながら
燃料プールを冷やすための放水作業を固唾をのんで見ていました
ちょうど4月に広島から神戸への転勤が決まっていましたので
引っ越しの準備作業にも追われ とても慌ただしい日々だったように記憶しています
当時の自分のブログを見ると 発災後の3月13日に 
しばらく更新を休止しますと 文字だけの記事を載せて 約1ヶ月間の空白期間があり
その後 神戸転勤し 4月10日に再開しています
公私ともに慌ただしかったこともありますが 
ブログを更新するような雰囲気では無かったような気がしています

実は 今のコロナ禍において 何となく 
その頃と似たような閉塞感を感じています
コロナ禍は自然災害とは言わないかもしれませんが 
自然の脅威に晒されている状況は似ています
特に 約1年前 横浜港に寄港したクルーズ船でクラスターが発生し
市中にも徐々に感染が広がり 有名人が亡くなったりして 
一気に恐怖感が高まりました
昨年4月に最初の緊急事態宣言が出された時には 
街から人の姿が消え 通勤電車もガラガラになりました
未知のウィルスに対する恐怖は 10年前の放射能に対する恐怖と似ているような気がします

放射能については 一部帰還困難区域が残っているものの 
除染作業も進み 少なくとも当時と同じような恐怖感はありません
新型コロナについても 緊急事態宣言が継続中ですが
1年前と同じ心境かと言われると 少し違うような気がします
7割のテレワークが呼びかけられていますが 通勤電車は普通に混んでいますし
街の人出があまり減らないのも 恐怖心や警戒心が薄れて来ているのではないかと思います
先日 内閣官房のコロナ感染症対策室の職員がテレワークどころか
過労死ラインを上回る残業を行っているといったことが報道されていました
まさにブラックジョークのような話ですが 
この年度末の多忙な時期に 7割のテレワークができる職場が 
はたしてどれくらいあるのでしょうか?

ということで 自分も7割のテレワークは達成できていませんが
マスク着用 不要不急の外出自粛 3蜜を避けるといったことは 
できるだけ守るよう心掛け 写真撮影は もっぱら県内のみで
人が少ない早朝時間帯を心掛けています

今回は2月末にお邪魔した 神奈川県内の県立秦野戸川公園と
その近くの香雲寺というお寺さんの 河津桜と梅の様子です
美しい早春風景を見て心が癒されれば 免疫効果も向上するのではないか?
と勝手に思っています

1 県立秦野戸川公園


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5 香雲寺


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8 道すがらの河津桜


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