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平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

ドラゴン桜~小杉麻里推しとしてドラマを振り返る!(画像あり)

2021年06月20日 | 学園・青春ドラマ
 さあ、『ドラゴン桜』もあと2話!
 今日はいよいよ大学入学共通テストだ。

 僕の推しは小杉麻里ちゃん(志田彩良)♪

 

 勉強ができる優等生。
 父親の反対で大学受験を断念していたのだが、桜木先生(阿部寛)の尽力で東大受験できることに。
 こうなると「水を得た魚」だ!
 受験勉強できる喜びで、どんどん知識を吸収していく。

 大食いキャラで、
「東大受験は長時間だからお菓子を持っていくのが必須」と教えられると、手を挙げて、
「お菓子はいくらまでですか?」笑←上の写真

 理性的で厳しいことも言うが、実はやさしい。
 幼馴染みで発達障害の原健太(細田佳央太)のことをいつも気にかけている。
 父親がなぜ暴力をふるうようになったかも理解していて、立ち直ることを願っている。

 東大模試Eランクになることに悩んでいる早瀬菜緒(南紗良)には、
「こんな所で悩んでないで勉強しなよ」と厳しいことを言いつつ、ラインではこんなメッセージ。
『雲の上はいつも晴れ』。

 将来のオリンピック・バドミントン候補だった岩崎楓(平手友梨奈)には、
「東大模試って練習試合みたいなものでしょう?」
「ねえ、試合前のコンディション管理の方法を教えて」
 なるほど~、スポーツのコンディショニングと受験の体調管理は同じなのかぁ。

 前半、悪役でイヤなヤツだった秀才・藤井遼(鈴鹿央士)には──
「あんた、しっぽまいて逃げ出すつもり?」
 カッケー!
 そんな藤井君もいいヤツになったよねえ。
 相変わらず皮肉屋だけど、すっかり仲間思いに。
 ツンデレ藤井君。

 で、あれま。
 今回はすべての生徒のことを書こうと思ったら、すでに1200字を越えてしまった!
 とりあえず画像で女子生徒だけ軽く紹介しておきます。

 
 ※早瀬菜緒
  役まわりはフツーの明るい女の子。
  比較的恵まれた家庭で、ピアノ・ダンス・書道・水泳と習い事をさせてもらったが、
  飽きっぽくて長続きしなかった。
  東大模試の件で勘違いを指摘されると、てへっ!
  演じている南紗良さんはカップヌードルのCMに出ている。

 
 ※岩崎楓。
  怪我でインターハイ出場を断念。
  東大でスポーツ医学を学びたいと思っている。
  東大に合格し、オリンピック出場も果たし、東大で学んだスポーツ医学で
  怪我で苦しむアスリートの役に立ちたいと思っている楓はスーパーガールだ!
  同じ東大専科の瀬戸輝(高橋海人)の気持ちにはどう答えるのか?
  上の画像の拳を突き出すシーンと床に倒れるシーンでは、
  欅坂ファンから『不協和音』の再来と話題になった。
  僕も欅オタですが、「不協和音か!」とツッコミを入れました♪

 で、もうひとつ小杉麻里ちゃん。

 
 ※実は小杉麻里を演じている志田彩良さんは『ゆるキャン△』にも出ているんですね。
  なので、実写版『ゆるキャン△』見ました♪
  アニメ版も見ました♪
  Netfix便利♪
  画像奥のテントは桜木先生のテントだが、「ゆるキャンか!」とツッコんだ人も多いはず!

 さて、いよいよ今夜は大学入学共通テスト!
 どんなドラマが展開されるか?
  
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「ドラゴン桜」って、友情・努力・勝利の少年ジャンプだよな!

2021年06月16日 | 学園・青春ドラマ
『ドラゴン桜』ってモーニング連載でしたけど、実は少年ジャンプ作品ですよね。
「友情」「努力」「勝利」
 まさにこれらの言葉が当てはまる。
・努力して勉強して東大に入る。
・仲間との切磋琢磨と協力、時にぶつかり合う友情。
・受験勉強していく過程で、自分と向き合い、人としても成長していく。

 登場する生徒たちのキャラが立っているのも特徴で、
 見て下さい、次回(6/20)、大学共通試験に向かう生徒たちを♪

 

 カッケー、この横一列!
 楓(平手友梨奈)はポケットに手を入れてる。
 奈緒ちゃん(南紗良)はトレーナー。
 小杉さん(志田彩良)は大食いだから、大量の食料の入った保冷ボックスを抱えている。笑
 男子生徒はどうでもいいので説明を省くが、ひとりひとりの生徒に思い入れが出来るのがこの作品!
 みんな合格してほしいなあ。

 日曜21時・TBSの「日曜劇場」としては新しい市場開拓の意図か?
『半沢直樹』に代表されるように、「日曜劇場」はどちらかというと大人向けの枠。
 ここに敢えて「学園もの」を持って来たのは、10代の学生層を狙っているのか?
 東大を目指してがんばる姿は勉強意欲を刺激するから、子供を持つ家庭の推奨ドラマにもなりそう。

 いずれにしても、
 今までマイナスのイメージだった受験をプラスにしたのが『ドラゴン桜』。
 そう、受験はカッコいいのだ! 熱いのだ!

 さあ、次回は大学共通試験だ!

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ドラゴン桜~桜木節炸裂! クソみたいな人生を変えられるのは自分しかいねえんだ!

2021年05月02日 | 学園・青春ドラマ
 桜木(阿部寛)は言う。

「どうだ? 暴力でねじ伏せられて笑いものにされる気分は?
 力でねじ伏せるのも暴力。
 言葉でねじ伏せるのも暴力。
 スマホでSNSを使って陥れるのも立派な暴力だ!

 水野、お前はこいつらを変えてやりたいと言ったな。
 それは間違ってる。
 クソみたいな人生を変えられるのは自分しかいねえ。
 こいつらは自分自身で目を覚ますしかねえんだ。

 子供が何をやっても許されるっていうのか?
 子供の自由を尊重することと甘やかすことは違う!
 間違いを犯しても叱らず、
 目標すらも与えず、
 こんなんだから、このガキ共は濁ったドブ川みたいな目をしているんだ!
 自由にかこつけて守っているのはお前自身の立場だろう!
 責任って問題から目を背けているだけだろう!

 ガキだろうが、弱者だろうが、
 図に乗ればあっさり踏みつけられる。
 世間をなめるな!」


 桜木先生、いらだってますね。
 2005年の前作の時よりも、
 生徒にも教師にも言いたいことがいっぱいあるようだ。
 つまり、
 日本社会が複雑になり、心の闇が深くなってしまった、ということだろう。

 2005年は単純だった。
「東大に行けば人生が変わる」
「東大は人生のプラチナチケット」
 生徒たちはそれぞれ問題を抱え、「自分の人生をどう切り拓いていくか」に悩んでいて、
 その問題を解決するために東大進学を目指した。
 アイドル志望の女生徒などは、「東大生のアイドルなら注目される!」という理由だけで東大進学を目指した。笑
 2005年の生徒たちは単純だったのである。

 ところが、2021年の現在は──
「自分の人生をどう切り拓いていくか」に悩むことをせず、
 SNSで他人を陥れることにエネルギーを使い、一瞬の快楽に酔いしれている。
 エネルギーの使い方がマイナス方向で淀んでいるから、
「濁ったドブ川のような目」をしている。

 桜木のなすべきことは「東大進学」ではなく、
 この「濁ったドブ川のような目」を糺すことだった。

 ………………

 今作で楽しみなのは、このふたりの生徒だ。

 岩崎楓(平手友梨奈)
 早瀬奈緒(南紗良)

 岩崎楓役の平手友梨奈さんは、言わずとしれた「欅坂46」の元センター。
 徹底的に作品に入り込む憑依型で、紅白歌合戦では気絶してぶっ倒れた。
 平手さんにはどこか狂気のようなものを感じる。
 そんな彼女が阿部寛さんとぶつかったら何が生まれるか?
 第1話では、早速ふたりのにらみ合いが見られたが、ふたりとも目力強っ!
 本日(5/2)放送の第2話では、岩崎楓メインの話になりそうだ。

 早瀬奈緒役の南紗良さん。
 僕は存じ上げなかったのだが、独特の表情をする女優さんだな。
 笑っても普通の笑い方をしない。
 目があらぬ方向を向いている。
 一見、この人、もしかして精神を病んでるの? という印象を受ける。
 すごい、女優さんが現れたような気がする。

 その他、他の生徒たちも一筋縄ではいかない心の闇をかかえているようで、
 桜木とどんなぶつかり合いをするのか?

 第2話は、本日21時TBS系で放送です!

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再放送「ドラゴン桜」~入試では正解はひとつだが、人生では正解はいくつもある

2021年04月25日 | 学園・青春ドラマ
「ドラゴン桜」の再放送を見終わった。
 2055年の本放送も見ていて、
 誰かが不合格になることは覚えていたのだが、
 彼らが合格して、彼らが不合格だったのか。

 そんな生徒たちに桜木先生(阿部寛)が最後に語った言葉がこれ。

「入学試験の問題にはな、正解はひとつしかない。
 そのひとつにたどり着けなかったら不合格。
 これは厳しいもんだ。
 だがな、人生は違う。
 人生には正解はいくつもある。
 大学に進学するのも正解。
 行かないのも正解だ。
 スポーツに夢中になるのも
 音楽に夢中になるのも
 友達ととことん遊び尽すのも
 そして誰かのために敢えて遠まわりするのも
 これ、すべて正解だ。
 だからよ、
 お前ら生きることに臆病になるな。
 お前ら自分の可能性を否定するなよ。
 お前ら胸を張って堂々と生きろ」

 おおぉっ、生きることの全肯定だ!

 桜木先生の受験特訓を受けて
 生徒達は、自分は努力できる人間であること、
 努力すれば、何らかの結果を出せること、
 自分の力で人生の道を拓けることを知った。
 これらのことを知った彼らはこれからたくましく生きていくことができるだろう。

 いやあ、いい授業でした!
 このドラマ、2005年の制作だが、まったく古さを感じないなあ。

 そして本日、令和版「ドラゴン桜」が放送される!
 TBSの日曜劇場だし、
「半沢直樹」「下町ロケット」の福澤克雄さんが監督だし、
 前作以上のクオリティが期待できる。
 決して前作の焼き直しにはならないだろう。

 さて、令和版「ドラゴン桜」はどんなメッセージを贈ってくれるのか。

コメント (2)
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賭ケグルイ双~見るべきは森川葵さんの顔芸! ここまで振り切ってくれると気持ちいい

2021年04月24日 | 学園・青春ドラマ
 amazonプライムなどで配信されている「賭ケグルイ双」。

 この作品、ギャンブルの駆け引き・知恵比べと共に
 役者さんの顔芸を楽しむ作品なのだ。

 何しろギャンブルと言えば、喜怒哀楽!
 もちろんポーカーフェイスという表現もあるんだけど、
 役者さんはこの喜怒哀楽をいかに表現するかが要求される。

 そんな中、今回の主役・早乙女芽亜里役の森川葵さんはすごいな。
 目をむいて歯をむいてイキり、大口を開けて笑い、顔を歪めて泣き叫ぶ。
 これだけ振り切ってくれると、ほんと気持ちいい。

 芽亜里がツインテールをバッ! と後ろにはね除けて見栄を切る仕草も定番になった。
 芽亜里がスローモーションでカッコ良く歩いているのに、
 仲間の花手毬 つづら( 秋田汐梨)と戸隠 雪見(萩原みのり)がついて来ないというのも定番ギャグになった。笑
 …………………

 さて、ここからは暗号の話。

 #8では、三春滝咲良(生田絵梨花・乃木坂46)との対決が描かれるが、対決種目は「宝探し」。
 その宝の在処を示した暗号がこれだ!

『クモは19
 ほたるは25のとき
 20の場所を探せ』

 芽亜里たちは虫取り網をもって、学園のクモとほたるを探し始めるが、
 そんなことでお宝が見つかるわけがない。笑

 暗号解読には『鍵(キイ)』が必要なんですね。

 以下ネタバレ。




 で、この暗号の『鍵』とは古典の『源氏物語』。

『源氏物語』には全部で54帖のシークエンスがあって、
 第19帖は「薄雲」→暗号・クモは19
 第25帖は「蛍」 →暗号・ほたるは25
 だとすると、
 暗号「20の場所を探せ」は、第20帖「朝顔」。
 つまり朝顔のある場所にお宝が隠されている!

 暗号としては仲間由紀恵さんの『トリック』などにありそうだが、
 暗号解読には『鍵』が必要ということを的確に教えてくれる暗号だった。

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「ドラゴン桜」の再放送やってるよ!~ガッキーがヤンキー、長澤まさみが可愛いっ!

2021年04月06日 | 学園・青春ドラマ
 TBSの夜12時、『ドラゴン桜』の再放送をやってる!
 25日からの新作『ドラゴン桜』の番宣なんだろうけど懐かしい。

 2005年放送の作品なのか。
 長澤まさみ、可愛いっ!
 ガッキーがヤンキーやってる! しかも性格が悪い役!
 萌える、萌えるぜえぇーーーっ!

 山Pはどうでもいい。
 小池徹平ちゃんもどうでもいい。
 中尾明慶くんもどうでもいい。
 理由=男だから!

 途中のワンシーン。
 どこかで見たことの景色だなあ、と思って見ていたら、何と僕の家の近くだった。
 秋のお祭りの神輿のコース。
 昨年はコロナで中止になったけど、今年はやれるのかな?
 …………………

 せりふは現在だとヤバめなせりふが多いな。

「バカとブスこそ東大へ行け」
「女は愛嬌」
「頭に行くべき栄養が胸と尻に行っちゃったの?」


 今だと完全なセクハラ発言。
 新作『ドラゴン桜』はこれらをどう処理して描くのか?

 現在にリアリティをもって響くせりふもある。

「社会のルールは頭のいいやつによって作られている」
「社会のルールは頭のいいやつに都合のいいように作られている」
「頭のいいやつはルールをうまく利用して得をしている」
「頭を使わないやつは一生ダマされ損して負け続ける」
「ダマされたくなかったら東大へ行け」


 ここで言う『頭のいいやつ』を『上級国民』と言い換えれば、2021年にリアリティのあるせりふになる。
 政治家、官僚、大企業、セレブリティ──
 彼らは自分に都合のいい法律やルールをつくり、そこから利権を得て僕たちの血税を分け合っている。
 僕たちに来るのは、そのおこぼれ。
 庶民はおにぎり1個を盗んだだけで逮捕されるのに、
 上級国民は法律の網をかい潜り、詭弁を弄し、忖度もされて罪を免れる。

 こんな社会だからこそ、
 2021年に新作『ドラゴン桜』が作られるのには意味がある。
 さて、どんなメッセージが語られるのか?
 新作には、てち(平手友梨奈)も生徒役で出るのか!
 これまた楽しみだ。

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野ブタ。をプロデュース 特別編・第4話~野ブタパワー注入……! 信子は修二や板東梢の心の扉をノックし続ける!

2020年05月03日 | 学園・青春ドラマ
「野ブタパワー注入……」
 懐かしい。
 これ、ひさしぶりに見られた!

 信子(堀北真希)はこうやって自分を奮い立たせている。
 信子の心の中には、さまざまな思いや気持ちがあるのにうまく表現できない。
 それでも、修二(亀梨和也)と彰(山下智久)に出会って、自分を出そうともがき始めた。

 実は信子の中には、宝石のようなきらめく言葉が渦巻いている。
 誰もがすっかり忘れていて、言われるとハッとするような言葉。

 たとえば、上原まり子(戸田恵梨香)が作ったバースデーケーキ。
 修二はスルーしようとしたが、信子はケーキを持って来る。
「これ、心がこもっているから」
 まり子がケーキを作った思いを想像すれば決してスルーなどできないのだ。
 修二はケーキという表面的なものばかりを見て、まり子の心を見ていない。

 ウソをつき、ゴマかしてばかりいると、いずれ心が空虚になっていく。
 …………

 昨日(5/2)放送の特別編・第4話。
 テーマは『頭と心』だった。

 人は『頭で考える』と、「損か得か」「他人に好かれたい。嫌われたくない」という視点で考えてしまう。
 一方『心で考える』と、損得抜きで相手のことを考えてしまう。
 やさしい世界を選んでしまう。
 現に坂東 梢(水田芙美子)は「114」のイベントで、水ではなく花を選んだ。
 修二も花を選ぼうとした。
 花を選べば、損になるのに。

 人は生きていれば、垢や汚れが付き、癖で体が歪み、どんどんいびつになっていく。
 でも垢や汚れを取り去り、癖や歪みを矯正していけば、人間の本来の姿に戻れる。
 それはやさしくて、心が満たされて、何だかうれしい世界。
「人って変われるよね?」
 信子にこう問われて、坂東 梢も桐谷修二も変わった。
 心豊かで、何だかうれしい世界に行くことができた。
 …………

 そして作品論。
 この作品は『頭で考えて分析する作品』ではないんですね。
『心で感じる作品』
『心で考える作品』
 余計なことは考えずに、ただ心で感じればいい。
 何だか心がザワザワするぞ。ほっこりしたぞ。涙が出て来たぞ。
 こんな体験ができればいい。

 頭でっかちより心でっかち。

 木皿泉作品ですね。
 人間の上っ面でなく、もっと深い所からドラマを描いている。
 突然、現れるキャサリン(夏木マリ)やゴーヨク堂店主・デルフィーヌ(忌野清志郎)なんかはシュール!
 今回は『本当のことを教えてくれよおじさん』が現れた!(笑)

 さて、次回はどのような世界を見せてくれるのだろう?

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野ブタ。をプロデュース(特別編)~懐かしい! みんな、若かったねえ。「わたしはここにいます!」のシーンでは感涙!

2020年04月19日 | 学園・青春ドラマ
 コロナウイルスの影響で「野ブタ。をプロデュース(特別編)」が放送されている!

 修二(亀梨和也)は言う。

「どんなやつだってさ、自信なんてないと思うぞ。
 オドオドして生きてると思うし、
 本当は自分のことで精一杯で人のことなんか考えている余裕もない。
 だから、怖がる必要なんか、まったくなくてさ。
 まずは良く思われようなんて考えないで、
 自分はここにいるんだってことをみんなにわからせようぜ」

 自分の解放の物語だ。
 他人の目や批判を怖れず、どんどん自分を出していけ。
 全員には好かれないだろうが、出した自分を好きになってくれる人はいる。
 制服の事件のように、まわりが変わることもある。

 これで信子(堀北真希)は不器用でも自分を出していく決心をした。
「おはようございます……」
「おはよ……」
 怖い先生や自分をいじめる女子たちに朝のあいさつができて、拳を握りしめる信子!
 まだ、これくらいしか出来なかったけど、あいさつできた自分がうれしくて信子は心の中で叫ぶ!
「おはようございます!」
「わたしはここにいます!」
「おはようございまーーーす!」

 くううっ、泣ける……!
 名シーンだ!
 一瞬だけど、信子が解放された!
 いつ見ても、このシーン感動する!

 実は先程、信子に偉そうなことを言った修二は「他人の目を気にして、良い奴を演じているやつ」なんですよね。
 信子に「自分を出せ」と言いながら、実は本当の自分を偽っている。
 そんな修二が信子のがんばる姿を見て変わっていく。
 信子をプロデュースしながら自分を見つめ直していく。
 これが、この作品のモチーフだ。

 やはり木皿泉・脚本作品はいい!
 …………

 しっかし、みんな、若いなあ。

・山P
・亀梨和也
・堀北真希←怪演(笑)
・戸田恵梨香
・中島裕翔
 大東俊介さんもクラスメイトの役で出てた。

 こうなったら日テレ土曜9時の名作を再放送してほしい!

『Q10』→木皿泉作品!
     佐藤健・前田敦子
     蓮佛美沙子・賀来賢人・柄本時生・高畑瑞希・福田麻由子・岸井ゆきの
『ギャルサー』
     藤木直人・新垣結衣・戸田恵梨香・古田新太
『女王の教室』
     天海祐希・志田未来・福田麻由子・伊藤沙莉・夏帆

 みんな、若いよ~♪
 志田未来さん、福田麻由子さん、伊藤沙莉さんなんか小学生!

 人に歴史あり。
 役者さんにも歴史あり。
 そして名作はいつの時代も古くならないと思うんだ。


※関連サイト
「青春アミーゴ」修二と彰(YouTube)

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女子高生の無駄づかい~これが青春! 彼女たちは無意味でおバカなことにエネルギーを消費する!

2020年03月08日 | 学園・青春ドラマ
『女子高生の無駄づかい』(テレビ朝日)が先日6日最終回を迎えた。

 この作品、特に大きなドラマはない。
 後半、ほんのりと登場人物たちの心の交流が描かれるが、
 ひたすら、無意味でおバカなことをやり続ける!!
 時間の無駄!
 エネルギーの浪費!
 青春の消費!
 どうでもいいことに心が揺れ動き(本人たちにしてみれば重要な問題なのだが)、何となく解消していく。

 でもね。
 これが青春なんですよね。
 時間やエネルギーを無意味なことに消費できる。
 これが若さ。

 オトナになると、時間は価値になり、効率、成果・実績が求められ、無意味やおバカなことは排除される。
 非常に息苦しくて窮屈。

 

 個性もオトナになると、均一が求められ、失われる。

・バカ(岡田結実)
・ロボ(中村ゆりか)
・ヲタ(恒松祐里)
・ロリ(畑芽育)
・ヤマイ(福地桃子)
・マジメ(浅川梨奈)
・マジョ(井本彩花)
・リリィ(小林由依/欅坂46)

 彼女たちは皆、個性的だ。
 それぞれに自分のこだわりがあり、勝手に悩み、あわあわする。
 唯我独尊なのはバカとロボくらい(バカとロボは最強だな)。

 こんな彼女たちはオトナになったら、どうなるのだろう?
 リクルートスーツを着て就職活動に勤しむのか?
 ヤマイは中二病を卒業するのか?

 青春時代をこんなふうに描いた作品は新鮮だった。
 無意味でバカなことをどんどんやろう!
 成果・実績・効率なんてクソ食らえ!
 その方が断然、面白い!
 これらがモラトリアムの時期だけに許されたものだとしても、大人はかつての自分を振り返ってみてもいいんじゃないかな?

『女子無駄』はコミック原作でアニメ化もされているが、このドラマも2.5次元的な作品。
 今はほんと2次元と3次元の境目がなくなってきてるなあ。
 今後ドラマはこうした方向に向かっていくのかもしれない。

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腐女子、うっかりゲイに告る。~ゲイと腐女子は理解し合えるのか? 藤野涼子、金子大地の演技が光る新しい青春ドラマ!

2019年04月25日 | 学園・青春ドラマ
 安藤純(金子大地)はゲイ。
 三浦紗枝(藤野涼子)は腐女子。
 作品はそんなふたりの理解とすれ違いを描く。

 すれ違いはこうだ。
 沙枝はゲイをBL小説やコミックに描かれているような『ファンタジー』として見ているが、純はつらくドロドロしたもので、決して『ファンタジー』などではないことを知っている。
 実際、純は世界に違和感を抱き、理解されない孤独に苛まれ、妻子ある年上の男性の恋人・佐々木誠、通称マコトさん(谷原章介)とつき合っていることに悩んでいる。

 しかし、純と沙枝が理解し合える瞬間もある。
 沙枝は『腐女子』であることを知られ、中学時代、気持ち悪がられ友だちをなくしていた。
 知られたら困る秘密を持っていることでは純と沙枝は同じだ。
 あるいはこんな言葉。
 純は沙枝に言う。
「友だちが言ってたんだ。
 人間は自分が理解できるように世界を簡単にしてしまうものなんだって。
 僕はそうしたくない。わかったふりをしたくない。
 三浦さんを腐女子だからこういう人なんだと決めつけたくない」

『人間は自分が理解できるように世界を簡単にしてしまう』
 いわゆる『レッテル貼り』ってやつですが、確かにこうならないように注意したいですね。

 この純の言葉を受けて沙枝は腐女子が世界をどう理解するかを語る。
 先輩が後輩を叱っているサラリーマンを見れば、腐女子はふたりは恋人同士で、先輩は後輩になかなか会えないことを怒っていると妄想する(笑)
 避雷針と雷は恋人同士だし、地面と地面に落ちた木の葉、噴水と噴水の水もそう(笑)
 純は沙枝が見ている世界を面白く思う。
 こうしてふたりは少しずつ理解し合っていく。
 ………………

『おっさんずラブ』以来、テレビドラマ界ではゲイがちょっとしたブームですね。
『きのう何食べた?』~西島秀俊さん、内野聖陽さんのゲイの演技、上手いなあ。
『俺のスカート、どこ行った?』~こちらは古田新太さん。
 出版界やアニメ界ではBLブームはすでにピークを過ぎた気がするが、テレビ界は遅れている。
 相変わらずの刑事、医者、弁護士ものばかりで新ジャンルになかなか手を出さない。
 新ジャンルの一作品がヒットすると、後追いで手を出す。
 そんなゲイものの中で、この作品『腐女子、うっかりゲイに告る。』は主人公たちの心の中をていねいに誠実に描いている。
 時間は30分なのに密度も濃い。

 それと、沙枝役の藤野涼子さん、上手いなあ。
『ソロモンの指輪』『ひよっこ』
 素朴で芯のある女の子を演じさせたら彼女の右に出る者はいない。
 沙枝はアニメの限定グッズの購入に純を強引に誘うようなオープンな子だが、手放し明るさでない、抑えた演技がゾクゾクさせる。

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