SNSとオールドメディア。
これを対立で語ることには抵抗があるのだが、両者について語ってみる。
まずSNS。
これの影響力は凄まじい。
・都知事選での石丸伸二
・衆議院選挙での国民民主党
・兵庫県知事選での斎藤元彦氏の当選
動画の切り抜きと拡散。
切り抜きでは、都合の悪い所はカットして良い所だけを見せることができる。
そして拡散増幅。
この増幅がハンパでない。
おまけにエコーチェンバーで同じ意見の動画ばかりを見せられる。
おまけに動画、観衆の水増しなどフェイクをいくらでも作れる。
ウソもいくらでも流せる。
それが顕著だったのが斎藤元彦氏が当選した兵庫県知事選挙だ。
告発して自ら命を断たれた県民局長には地位を利用して10人の女性に手を出していた。
ところが、それが7人、5人と減っていき、結局ひとりに。
おまけに、この一人の女性とは不倫ではあるけれど、相互同意だったらしい。
10人の女性とは何だったのか?
イメージ戦力も効いていて、
・斎藤元彦氏は既得権を破壊しようとしたらハメられた。
・ハメたのは県職員、県会議員、在阪マスコミ。
・斎藤元彦氏は既得権と戦っているヒーローだった。
というイメージづくりで見事当選……。
怖ろしい時代になったものである。
おまけにこれらの動画をつくっているのはごく少数の人たち。
拡散しているのも少数の人たち。
でも、これがメジャーになり世論をつくる。
石丸伸二氏は来年の東京都議選にむけて政党をつくるらしい。
先日、能登の被災地に行った石丸氏は壊れた家屋を見て
「全戸に平等に対応するのは難しい。一部を見捨てるという選択肢もあり得る」
「家を持っている人に対応することは持っていない人に対する不公平になる」
といった意味合いの発言したが、基本的に彼は合理主義の新自由主義者。
家を失った人の悲嘆に思いを致すことがない。
僕は石丸伸二氏、斎藤元彦氏に気味悪さを感じる。
彼らには心がない。
話が逸れてしまったが、政府は選挙でのSNS規制を考えているらしい。
う~ん、これはどうなんだろう?
一定の規制は必要だと思うが、拡大解釈されて言論規制に繋がらないか?
…………………………………………………
一方、オールドメディアのテレビ。
テレビがSNSより情報が表面的で速度が遅いのは仕方がない。
表面的なのは一応「公正公立」を放送法で要求されているからだ。
放送時間が限られていて深掘りできないという理由もある。
SNSより速度が遅いのは「裏を取らなくてはならない」から。
週刊誌の記事を即テレビで放送するというわけにはいかない。
この点では、ウソや陰謀論もあるSNSより信頼できるのだが、テレビにも問題がある。
テレビは権力者やスポンサーに弱い。
無言の圧力や忖度で、必要なことを報道しない。
大物政治家の不正やスキャンダルしかり。
ジャニーズ問題しかり。
今、SNSでは元SMAPの中居正広氏のスキャンダルが話題だが、
テレビでは一切報道していない。
実名の被害者がいるので、このままスルーにはならないだろうが、
おそらく現状は様子見、あるいは正月があけてからの放送になるだろう。
まあ、こんなことを続けていたらテレビは信頼されなくなって、いずれ滅びると思うんだけど。
現在はSNSもテレビも信頼できない時代になって来た。
新聞はまだ信頼できて、国際問題、政治経済、文化、生活まで網羅できるすぐれたメディアで、
見直されるべきだと思うが、発行部数は毎年減。
情報社会はますます混沌としてきた。
来年はどんな情報が飛び交い、社会を動かしていくのだろう。
間違った方向に行かなければいいと思うが、果たして?
これを対立で語ることには抵抗があるのだが、両者について語ってみる。
まずSNS。
これの影響力は凄まじい。
・都知事選での石丸伸二
・衆議院選挙での国民民主党
・兵庫県知事選での斎藤元彦氏の当選
動画の切り抜きと拡散。
切り抜きでは、都合の悪い所はカットして良い所だけを見せることができる。
そして拡散増幅。
この増幅がハンパでない。
おまけにエコーチェンバーで同じ意見の動画ばかりを見せられる。
おまけに動画、観衆の水増しなどフェイクをいくらでも作れる。
ウソもいくらでも流せる。
それが顕著だったのが斎藤元彦氏が当選した兵庫県知事選挙だ。
告発して自ら命を断たれた県民局長には地位を利用して10人の女性に手を出していた。
ところが、それが7人、5人と減っていき、結局ひとりに。
おまけに、この一人の女性とは不倫ではあるけれど、相互同意だったらしい。
10人の女性とは何だったのか?
イメージ戦力も効いていて、
・斎藤元彦氏は既得権を破壊しようとしたらハメられた。
・ハメたのは県職員、県会議員、在阪マスコミ。
・斎藤元彦氏は既得権と戦っているヒーローだった。
というイメージづくりで見事当選……。
怖ろしい時代になったものである。
おまけにこれらの動画をつくっているのはごく少数の人たち。
拡散しているのも少数の人たち。
でも、これがメジャーになり世論をつくる。
石丸伸二氏は来年の東京都議選にむけて政党をつくるらしい。
先日、能登の被災地に行った石丸氏は壊れた家屋を見て
「全戸に平等に対応するのは難しい。一部を見捨てるという選択肢もあり得る」
「家を持っている人に対応することは持っていない人に対する不公平になる」
といった意味合いの発言したが、基本的に彼は合理主義の新自由主義者。
家を失った人の悲嘆に思いを致すことがない。
僕は石丸伸二氏、斎藤元彦氏に気味悪さを感じる。
彼らには心がない。
話が逸れてしまったが、政府は選挙でのSNS規制を考えているらしい。
う~ん、これはどうなんだろう?
一定の規制は必要だと思うが、拡大解釈されて言論規制に繋がらないか?
…………………………………………………
一方、オールドメディアのテレビ。
テレビがSNSより情報が表面的で速度が遅いのは仕方がない。
表面的なのは一応「公正公立」を放送法で要求されているからだ。
放送時間が限られていて深掘りできないという理由もある。
SNSより速度が遅いのは「裏を取らなくてはならない」から。
週刊誌の記事を即テレビで放送するというわけにはいかない。
この点では、ウソや陰謀論もあるSNSより信頼できるのだが、テレビにも問題がある。
テレビは権力者やスポンサーに弱い。
無言の圧力や忖度で、必要なことを報道しない。
大物政治家の不正やスキャンダルしかり。
ジャニーズ問題しかり。
今、SNSでは元SMAPの中居正広氏のスキャンダルが話題だが、
テレビでは一切報道していない。
実名の被害者がいるので、このままスルーにはならないだろうが、
おそらく現状は様子見、あるいは正月があけてからの放送になるだろう。
まあ、こんなことを続けていたらテレビは信頼されなくなって、いずれ滅びると思うんだけど。
現在はSNSもテレビも信頼できない時代になって来た。
新聞はまだ信頼できて、国際問題、政治経済、文化、生活まで網羅できるすぐれたメディアで、
見直されるべきだと思うが、発行部数は毎年減。
情報社会はますます混沌としてきた。
来年はどんな情報が飛び交い、社会を動かしていくのだろう。
間違った方向に行かなければいいと思うが、果たして?