あめふれば かさとりやまの もみぢばは ゆきかふひとの そでさへぞてる
雨降れば かさとり山の もみぢ葉は ゆきかふ人の 袖さえぞ照る
壬生忠岑
雨が降って笠取山の紅葉が一層色づき、そこを行き交う人の服の袖までも照らしている。
笠を取る山である笠取山は、雨が降っても笠をかぶるので濡れない、ということと考えるとこの歌は、「雨に濡れないはずにもかかわらず見事に色づいたもみじが、そこを行く人の袖までも照らし染めている」ということになるでしょうか。そう解釈するのは、言葉のつながり上からは少し無理があるようにも思いますが、今の私にはまだ良くわかりません。まだまだ勉強しなければいけませんね。 ^^;;