たらちねの おやのまもりと あひそふる こころばかりは せきなとどめそ
たらちねの 親の守りと あひそふる 心ばかりは 関なとどめそ
よみ人知らず
共に行くことはできないけれど、親が子を守るために寄り添わせるこの心だけは、関所といえどもとどめるでないぞ。
詞書には「小野千古が陸奥介にまかりける時に、母のよめる」とあります。小野千古(おののちふる)は小野道風の子。千古が陸奥の地方官として赴任するに際し、母親が詠んだ離別の歌ですね。「たらちねの」は「親」「母」に掛かる枕詞です。
たらちねの おやのまもりと あひそふる こころばかりは せきなとどめそ
たらちねの 親の守りと あひそふる 心ばかりは 関なとどめそ
よみ人知らず
共に行くことはできないけれど、親が子を守るために寄り添わせるこの心だけは、関所といえどもとどめるでないぞ。
詞書には「小野千古が陸奥介にまかりける時に、母のよめる」とあります。小野千古(おののちふる)は小野道風の子。千古が陸奥の地方官として赴任するに際し、母親が詠んだ離別の歌ですね。「たらちねの」は「親」「母」に掛かる枕詞です。