いのちだに こころにかなふ ものならば なにかわかれの かなしからまし
命だに 心にかなふ ものならば なにか別れの かなしからまし
白女
命さえ思うままになるものならば、どうして別れが悲しいことなどありましょうか。
別れは悲しいけれど、命さえ永らえればまた会うこともできると歌うことで、逆に命にまで匹敵するほどの別れの悲しみを詠んでいます。
作者の白女(しろめ)は摂津国の遊女。古今集への入集はこの一首のみです。
いのちだに こころにかなふ ものならば なにかわかれの かなしからまし
命だに 心にかなふ ものならば なにか別れの かなしからまし
白女
命さえ思うままになるものならば、どうして別れが悲しいことなどありましょうか。
別れは悲しいけれど、命さえ永らえればまた会うこともできると歌うことで、逆に命にまで匹敵するほどの別れの悲しみを詠んでいます。
作者の白女(しろめ)は摂津国の遊女。古今集への入集はこの一首のみです。