したはれて きにしこころの みにしあれば かへるさまには みちもしられず
したはれて 来にし心の 身にしあれば 帰るさまには 道も知られず
藤原兼茂
おのずと恋い慕ってしまう気持ちからここまでやって来たけれど、あなたと別れて帰る道々はあなたと共にい続ける心と帰る身体が離れてしまうので、帰り道もわからなくなってしまうのでしょう。
歌意を不足なく表すには言葉がたくさん必要で、解釈文が長くなってしまいました。これまでもいくつか出てきた、別れによる心と身体の分離を詠んだ歌ですね。
したはれて きにしこころの みにしあれば かへるさまには みちもしられず
したはれて 来にし心の 身にしあれば 帰るさまには 道も知られず
藤原兼茂
おのずと恋い慕ってしまう気持ちからここまでやって来たけれど、あなたと別れて帰る道々はあなたと共にい続ける心と帰る身体が離れてしまうので、帰り道もわからなくなってしまうのでしょう。
歌意を不足なく表すには言葉がたくさん必要で、解釈文が長くなってしまいました。これまでもいくつか出てきた、別れによる心と身体の分離を詠んだ歌ですね。