あきはぎの はなをばあめに ぬらせども きみをばまして をしとこそおもへ
秋萩の 花をば雨に ぬらせども 君をばまして 惜しとこそ思へ
紀貫之
秋萩の花が雨に濡れたのは惜しいことでしたが、あなた様との別れの方がなお一層惜しいことに思われます。
この歌は、兼覧王(かねみのおほきみ)に対する贈答歌で、この次の 0398 がこれに対する兼覧王からの返しとなっています。
あきはぎの はなをばあめに ぬらせども きみをばまして をしとこそおもへ
秋萩の 花をば雨に ぬらせども 君をばまして 惜しとこそ思へ
紀貫之
秋萩の花が雨に濡れたのは惜しいことでしたが、あなた様との別れの方がなお一層惜しいことに思われます。
この歌は、兼覧王(かねみのおほきみ)に対する贈答歌で、この次の 0398 がこれに対する兼覧王からの返しとなっています。