かへるやま ありとはきけど はるがすみ たちわかれなば こひしかるべし
かへる山 ありとは聞けど 春霞 たち別れなば 恋しかるべし
紀利貞
かえる山という名の山があるとは聞いていますが、春霞が立って旅立たれたならば、あなたを恋しく思うことでしょう。
「かへるやま」は越前の国に存在した地名。そこにむけて旅立つ相手との別れを惜しむ歌。「たち」は霞が「立つ」と旅に「発つ」との掛詞になっています。
かへるやま ありとはきけど はるがすみ たちわかれなば こひしかるべし
かへる山 ありとは聞けど 春霞 たち別れなば 恋しかるべし
紀利貞
かえる山という名の山があるとは聞いていますが、春霞が立って旅立たれたならば、あなたを恋しく思うことでしょう。
「かへるやま」は越前の国に存在した地名。そこにむけて旅立つ相手との別れを惜しむ歌。「たち」は霞が「立つ」と旅に「発つ」との掛詞になっています。