ひとめもる われかはあやな はなすすき などかほにいでて こひずしもあらむ
人目もる 我かはあやな 花すすき などかほに出でて 恋ひずしもあらむ
よみ人知らず
人目を憚っていても何にもならない。花薄のように、どうして気持ちを明らかにせずに恋などしていられようか。
「もる」は「守る」で、気にする、慎むの意。「花すすき」は「ほ(穂)」に掛かる枕詞です。恋情が募り、人知れず思いを寄せることに耐えがたくなってきた心情を詠んでいます。
ひとめもる われかはあやな はなすすき などかほにいでて こひずしもあらむ
人目もる 我かはあやな 花すすき などかほに出でて 恋ひずしもあらむ
よみ人知らず
人目を憚っていても何にもならない。花薄のように、どうして気持ちを明らかにせずに恋などしていられようか。
「もる」は「守る」で、気にする、慎むの意。「花すすき」は「ほ(穂)」に掛かる枕詞です。恋情が募り、人知れず思いを寄せることに耐えがたくなってきた心情を詠んでいます。