わりなくも ねてもさめても こひしきか こころをいづち やらばわすれむ
わりなくも 寝てもさめても 恋しきか 心をいづち やらば忘れむ
よみ人知らず
どうしようもなく寝ても覚めても恋しいことだ。いったい、心をどこにやれば忘れられるのだろうか。
第五句の「やる」は「遣る」で、ここでは「行かせる」「送る」といった意。恋しい思いに苦しむ心を、自分から遠く離れたところへ追いやってしまいたいという思い。
わりなくも ねてもさめても こひしきか こころをいづち やらばわすれむ
わりなくも 寝てもさめても 恋しきか 心をいづち やらば忘れむ
よみ人知らず
どうしようもなく寝ても覚めても恋しいことだ。いったい、心をどこにやれば忘れられるのだろうか。
第五句の「やる」は「遣る」で、ここでは「行かせる」「送る」といった意。恋しい思いに苦しむ心を、自分から遠く離れたところへ追いやってしまいたいという思い。