よひのまも はかなくみゆる なつむしに まどひまされる こひもするかな
宵の間も はかなく見ゆる 夏虫に まどひまされる 恋もするかな
紀友則
宵のうちからもうはかなく見える夏虫と比べても、さらに迷いがまさる恋をしていることよ。
自ら火に飛び込んで命を落とす夏虫の儚さと比較しても、さらに惑い迷う恋に苦しんでいるわが身を詠んでいます。夏虫の運命をモチーフとした詠歌は 0544 にも登場しました。
古今集の撰者でもある紀友則の歌が、ここから五首続きます。
よひのまも はかなくみゆる なつむしに まどひまされる こひもするかな
宵の間も はかなく見ゆる 夏虫に まどひまされる 恋もするかな
紀友則
宵のうちからもうはかなく見える夏虫と比べても、さらに迷いがまさる恋をしていることよ。
自ら火に飛び込んで命を落とす夏虫の儚さと比較しても、さらに惑い迷う恋に苦しんでいるわが身を詠んでいます。夏虫の運命をモチーフとした詠歌は 0544 にも登場しました。
古今集の撰者でもある紀友則の歌が、ここから五首続きます。