まくらより あとよりこひの せめくれば せむかたなみぞ とこなかにをる
枕より あとより恋の せめ来れば せむ方なみぞ 床中にをる
よみ人知らず
枕からも足元からも恋が迫って来るので、どうしようもなく寝床の真ん中でじっとしている。
「恋」はここでは相手を思う自分の心のこと。現代の感覚では恋心は自身の内側から湧き上がってくるイメージと思いますが、当時は自分の外からやってくるものと考えられていたとのこと。迫りくる恋の病になすすべなく床の中で縮こまっている、というところでしょうか。
まくらより あとよりこひの せめくれば せむかたなみぞ とこなかにをる
枕より あとより恋の せめ来れば せむ方なみぞ 床中にをる
よみ人知らず
枕からも足元からも恋が迫って来るので、どうしようもなく寝床の真ん中でじっとしている。
「恋」はここでは相手を思う自分の心のこと。現代の感覚では恋心は自身の内側から湧き上がってくるイメージと思いますが、当時は自分の外からやってくるものと考えられていたとのこと。迫りくる恋の病になすすべなく床の中で縮こまっている、というところでしょうか。