ちることも いろさへともに もみぢばは ももとせふれど かはらざりけり
散ることも 色さへともに もみぢ葉は 百年ふれど かはらざりけり
美しく色づいては散って行くもみじ葉のうつろいは、百年の時を経ても変わることはない。
毎年葉をつけ、それが色づいては散っていくかわらない営みを詠んだ歌ですが、歌人の心にはそれとうらはらに変化してやまない世のうつろいや、あるいは自身の老いといった「変わり続けて戻らない」ものが去来しているのでしょうか。
ちることも いろさへともに もみぢばは ももとせふれど かはらざりけり
散ることも 色さへともに もみぢ葉は 百年ふれど かはらざりけり
美しく色づいては散って行くもみじ葉のうつろいは、百年の時を経ても変わることはない。
毎年葉をつけ、それが色づいては散っていくかわらない営みを詠んだ歌ですが、歌人の心にはそれとうらはらに変化してやまない世のうつろいや、あるいは自身の老いといった「変わり続けて戻らない」ものが去来しているのでしょうか。