あめふらむ よぞおもほゆる ひさかたの つきにだにこぬ ひとのこころを
雨降らむ 夜ぞ思ほゆる 久方の 月にだに来ぬ 人の心を
月夜にさえも訪れてくれない人の薄情さを思うと、雨の降る夜にはましてや、やって来てくれないのだろう。
ここまでの三首、独り月を眺めて訪れてくれない愛しい人を思う歌が並んでいます。おそらくは同じ一枚の屏風絵に付した歌なのでしょう。
あめふらむ よぞおもほゆる ひさかたの つきにだにこぬ ひとのこころを
雨降らむ 夜ぞ思ほゆる 久方の 月にだに来ぬ 人の心を
月夜にさえも訪れてくれない人の薄情さを思うと、雨の降る夜にはましてや、やって来てくれないのだろう。
ここまでの三首、独り月を眺めて訪れてくれない愛しい人を思う歌が並んでいます。おそらくは同じ一枚の屏風絵に付した歌なのでしょう。