漢検一級 かけだしリピーターの四方山話

漢検のリピート受検はお休みしていますが、日本語を愛し、奥深い言葉の世界をさまよっています。

貫之集 292

2024-02-02 06:30:10 | 貫之集

あしひきの やまのかひより なにとてか たびゆくひとを たちかくすらむ

あしひきの 山の峡より なにとてか 旅行く人を 立ちかくすらむ

 

山と山の間を通って旅行く人の姿を、どうして山が迫ってきて隠してしまうのだろうか。

 

 「あしひきの」は「山」に掛かる枕詞。歌に込めた心情が、私にはよくわかりませんでした。^^;;