ながきよを おもひあかして あさつゆの おきてしくれば そでぞひちぬる
長き夜を 思ひ明かして 朝露の おきてし来れば 袖ぞひちぬる
長い夜を物思いで明かし、露の置く朝に起きてきたので、袖がすっかり濡れてしまったよ。
第四句「おき」は「(朝露が)置き」と「(自分が)起き」との掛詞になっています。袖が濡れたのは露に触れたためのみならず、物思いに涙したためでもあるのでしょう。
ながきよを おもひあかして あさつゆの おきてしくれば そでぞひちぬる
長き夜を 思ひ明かして 朝露の おきてし来れば 袖ぞひちぬる
長い夜を物思いで明かし、露の置く朝に起きてきたので、袖がすっかり濡れてしまったよ。
第四句「おき」は「(朝露が)置き」と「(自分が)起き」との掛詞になっています。袖が濡れたのは露に触れたためのみならず、物思いに涙したためでもあるのでしょう。