星に願いを

5年間続けた海外生活から帰ってきて、5年がたちました。趣味の自転車(アウトドア)、読書(インドア)を綴っていきます。

救急病院へ

2009年01月31日 02時31分19秒 | 出来事


金曜日。
ばたばといろんなことがあった一週間が終わり、
いよいよ週末が始まると思った矢先のこと。

パートナーから、電話が入って、
「今すぐ、帰って来られないか?」
と言うことだった。
下の娘の咳が学校から帰ってきてから、止まらないらしい。
あまりに酷く、むせ返って吐いたりしたらしい。

慌てて、帰宅した。
下の娘がリビングで横になっていて、
咳がオットセイが鳴いているような咳になっていた。
そして、声を出すのが辛く、かすれていた。

クループの疑いがあったので、
救急病院へ連れて行くことを決めた。

パートナーは慌てていて、半分パニックになっていた。

上の娘が4歳のとき、クループ症候群を発症し、
救急車で運ばれたことがあったから、そのことを思い出したのだろう。

パートナーの慌てぶりで、上の娘も心配して、おろおろしだす始末。

救急対応をしている病院を探すと、フランクフルトの大学病院があった。
そして、そこには小児科専門で救急を行っていることがわかった。

一度、電話を掛けてみて、
「英語で話していいですか?」と聞くと、「どうぞ」
という事だったので、容態を説明し、すぐに連れて行くように指示された。

早速、車にパートナーと娘を乗せて、上の娘には留守番を言い渡して、
病院へ向かった。

マイン川の南側の広大な敷地を持つ、フランクフルトの大学病院。
あらかじめ、小児病棟と救急診察の入り口を聞いていたけれど、
やっぱり迷ってしまった。

それでも英語で受付けを済ませて、30分も待たないうちに診察が始まった。
お医者さんは、小児科専門で、英語の堪能な先生だった。

結果、クループではなく、普段の風邪でのどが赤くなっているだけということだった。

帰りに処方箋をもらって帰ることになった。
この時間に開いている薬局はどこなのか尋ねると、
掲示板を見てくださいと言われた。
掲示板を見てみると、フランクフルト近郊の薬局(Apotheke)が示されていた。

どうやら急患のために、何交代かで、薬局も深夜開いているみたいだった。
住所をカーナビに入れて、早速薬局へ。
夜11時前にも関わらず、その薬局は開いていた。
「こんな遅くに。。」って感じで迷惑そうにおじさんは出てきたけれど。

娘は、安心したのか、帰りの車の中でぐっすり眠りについていた。
家に帰って、無理やり薬を飲ませて、ベッドへ寝かせた。
パートナーも安心したのか、そのままベッドへ行って寝てしまった。

僕は、努めて冷静を装っていたけれど、ホッとした。
そして、逆に目が冴えてしまって、なかなか寝付けなかった。