シジュウカラ

閑話休題、今日は釣りの話ではありません。

私がロッドビルドなどの作業をしている部屋のすぐ横に立ち木があります。いつも剪定されて丸裸なのですが、その木が部屋の窓と同じ高さのところで枝分かれしていて、その股のところに小さな洞があります。

今日、飾り巻きをしている最中に、やけに近くで鳴き声がするなと思って顔を上げると、シジュウカラがその洞の周りを行ったり来たりしています。ガラス越しに私が見ているのにも全く気付かず、時には洞の中に入ってなかなか出てこなかったり。どうやら、巣穴として使えるかどうか、物色しているような様子です。

これはめったにないシャッターチャンスと、傍らのデジカメを取り出し、いっぱいまでズームにしてカメラを構えました。３枚目にしてやっと撮れたのがこの写真です。ガラス越しなので少しぼんやりしていますが、洞からちょこっとだけ顔を出しているのが可愛らしいとは思いませんか？

この辺りはまだ昔の雑木林があちこち残っていて、野鳥も飛んでくれば狸も出ます。夏には常夜灯にカブトムシが飛んでくるので、この近辺の子供たちは夏になるとみんなカブトムシを飼うようになります。

私は田舎育ちなので、子供の頃、こういう環境は至極当たり前のことと思っていましたが、都会ではなかなかこういう環境は珍しいようです。こういう自然がいつまでも残ってほしいものです。